銚子・角巳之・三代目

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粗(アラ)②

2024年01月28日 | 日記・エッセイ・コラム

粗(アラ)のこと..(本日の写真はアラではなく、ビンチョウマグロそのものですが...)。
頭肉やカマ、尻尾など希少部位で都内などでは高額で販売されているではないですか?という
ことですが、それらは大型種の場合(本マグロ、バチ、キハダ...)ビンチョウマグロは...。

魚体小さく、水揚げ本数が極めて多い。このビンチョウの希少部位も美味しいことは十分
に分かっており、処理できるものは処理しているようですが、何せ時間との勝負。人手が
足りないなら増やせば良いではないですか?ということですが、工業製品ではないので...。

ビンチョウ5,000本水揚げ...。これが毎日続き見通しが立つなら人も増やせますが、
人を増やしたら水揚げが無くなった。仕事どうしよう...。働き方の変更等、様々な工夫が
必要なことは明白ですが、いかんせん水揚げ次第の水産業であります...。

もったいない。ということは容易なのですが、もったいないを改善していくには仕組みや
地域内外(異業種含め)との連携が不可欠です。水産資源の大幅な減少が懸念されている
昨今、このアラの有効活用...地域にとっての最重要事項の一つと認識しております...。