銚子・角巳之・三代目

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哲学!

2020年09月20日 | 日記・エッセイ・コラム

食肉産業に携わっているなら、知らない人はいないであろうと思われるサイボクさんや、その哲学を記した書...。
記事にすること甚だ畏れ多いことながら、再び読み返し、やっぱり感動した...。記事にして再び記憶に留めて
おこうと思いました。これは予言の書だったのではないか?とさえ感じたからであります...。

今から約20年前、食肉担当だった時、上京された全国の生産者さんから必ずと言って良いほど質問されたこと。
異口同音に、ここから(新宿でした)サイボクさんは遠いですか?...。せっかく上京してきたのだからサイボク
さんに行ってみたい...。すでに食肉の聖地として全国的(世界的にも)有名な存在でありました...。

当時、創業者の方がご健在で、業界の大先輩にお願いし各地の生産者と一緒に面談を申し込みました。大変お忙
しい方でしたので、相手にもしてくれないだろうと思ってましたが、30分くらいなら...と。あっという間に時間
は過ぎ、どんどん熱量が上がり、秘書の方が後のスケジュールが詰まってます...と言っても全く止まらず...。

漸く気付かれて、お昼ご飯食べて行きなさいとなりまして、敷地内のレストランで名物のとんかつご馳走になり、
さあ帰ろうと思ったら再び創業者が現れて、それでは続きやるよ...。言葉にならないくらいの感動の記憶は、20
年経っても全く色褪せず、今再びその哲学に触れる書籍に再会しました。雷に打たれたかのような気持ちであります。