銚子・角巳之・三代目

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再び・あるのに、ない...③

2020年09月07日 | 日記・エッセイ・コラム

マスクなど、普段はその原産地のことなど気にも留めていないけれど、今回は多くの人が国産を探している。
食料危機が来ますと叫ばれて久しいですが、目の前に溢れかえっている(国産・輸入に関わらず)数多の
食品を見れば、そんなこと忘れる。でも何かのキッカケで危機感を覚えると狼狽し足元を探す...。

かつて米国にて、安価な商品が諸外国から流入し、米国内メーカーが苦境に立たされた時、米国産品を買い
支えようと。そんな運動が起きたと聞きました。同じ商品で一つは米国産、一つは外国産、簿価で見たら
倍以上の価格差があるけれど、それを得るために使った経費(出張旅費、前払費用等々)を重ねてみると...。

その考えに従って原価計算してみると、商品によってはそれほど価格差が生じていないものもあったそうです。
むろん商品購入は価格だけでなく、その国でしか作れない(技術)の問題等もあろうかと思いますが、安易な
海外依存、昨今これは身をもって考えなければならない課題であると承知しております。

さらに、あるのに、ないと(私も)言っておりますが、そもそもない...。という国があることも事実。SDGs
という言葉が今一つ理解できないでおりましたが、消費者の権利を有している国はまた、義務を果たさねば
ならない。そういうことかもしれない...。あるのに、ない...と言えるうちは幸せであります。