引き続きアジの水揚げ風景から...。先般登場の漁師さん..、こんなの入ってるよ...と。1m越えのサワラ、
この網には混獲でかなり入っていたようです。魚へんに春と書いて鰆(サワラ)、春から初夏の魚。
というイメージが強いですが、年間通じて良く見掛けます。
このサイズはサワラで良いのか?もしかしたら、関東でサゴシ、九州でサゴチなどと呼ばれる幼魚
の部類かもしれませんが...。いずれも狭腰と書いて(サゴシ、サゴチ)、ほっそりとしたスマート
な体形から、ああなるほど...と。サワラは高級魚のイメージなんでしょうかね...。
数量がまとまって揚がる魚(価格が安いもの)=大衆魚。希少価値あり(価格が高いもの)=高級魚。
この構図なのでしょうが、その構図でいうと昨今のサンマ、アジはすでに高級魚。かつて大量に揚がり
安価であった記憶だけが残されておりますが、現実は大きく変わって参りました...。
そもそも、同じ海域で揚がった魚に、これは大衆、これは高級...と。これ魚に失礼じゃないか...と。
先のことも、海のことも何も分からないのだから、揚がった魚を無駄なく、美味しく食べる。そして
無駄なく、美味しく食べる工夫を少しでも発信できるよう、地域の知恵を総動員して参ります。