銚子・角巳之・三代目

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マグロ延縄船の出航

2020年09月23日 | 日記・エッセイ・コラム

過日、事務所前を見ておりましたら、いつもの時化回避フォーメーション...。銚子港・南側に停泊している
キンメ船団等、事務所前の近海小型底引き船の停泊地に続々と集結しておりました。ということは、犬吠埼
から向こう(南)は時化るのか...と思っておりましたら、マグロ船が出航して行きました...。

何度も掲載しておりますが、マグロ・サメ延縄船(19㌧型・5人乗り)、多くは宮崎県、高知県の所属で、
それぞれの故郷を出て、太平洋上でマグロを追い、南紀勝浦(和歌山)、千葉勝浦(千葉県)、銚子(千葉県)
塩釜(宮城県)を第二の母港として操業されております。

銚子では彼らのことを、畏怖・尊敬の念を込めて、特攻隊。特攻船...と。御覧(写真)のような独特の船型で、
乗組員の方々に聞くと、乗り心地は最悪ながら時化には滅法強い...とのこと。当日、地元船は時化のため出漁
しなかったのですが、その状況下で平然と出航...。

銚子港の出口付近、白波は立っておりませんが、強風とうねり(写真ではその臨場感が伝わらないかもしれませんが)
この出口付近が日本三大難所に数えられる最も危険な場所...。船は右に左に操船しながら大海原に出て行きました
毎度のことながら海の勇者に脱帽であります。銚子の近海生マグロの多くは、この延縄船団の水揚げによるものです。