人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

今週の一口馬は3勝、2着1回、3着1回の快挙!

2023-12-03 17:37:18 | Weblog

 まずはゴルフから。国内男子ツアー《ゴルフ日本シリーズJTカップ》最終日。首位で並んで出た蝉川泰果が4バーディ、2ボギーの「68」で回り、通算15アンダーまで伸ばして後続を1打差で振り切り今季最終戦を制した。4月《関西オープン》に続くツアー通算4勝目で、日本タイトルはアマチュアで制した昨年の《日本オープン》に続く2つ目となった。 22歳326日での大会制覇は羽川豊(23歳363日)を抜いて、史上最年少Vとなった。1打差の2位に今季賞金王の中島啓太と金谷拓実の2人。通算12アンダー4位にソン・ヨンハン(韓国)が入った。通算10アンダー5位に稲森佑貴。史上初の大会3連覇がかかっていた谷原秀人は通算9アンダー6位だった。蝉川、中島とともに最終組で回った石川遼は4バーディ、5ボギー1ダブルボギー「73」と落とし、小木曽喬と並んで通算8アンダー7位に終わった。通算6アンダー9位に今平周吾。11月《ダンロップフェニックス》でアマチュア優勝を遂げた杉浦悠太は、堀川未来夢とともに通算3オーバー18位。ことしの《日本オープン》を制した岩崎亜久竜は通算6オーバー22位で4日間を終えた。18番のアプローチも見事だった蝉川。良い時と悪い時の差が大きいが、嵌った時の強さは屈指。来年は海外で…。
 その海外で星野が存在感を示している。DPワールドツアー(欧州ツアー)《ISPS HANDAオーストラリア・オープン》最終ラウンド。ツアー初優勝を目指す星野陸也、LIVゴルフメンバーでPGAツアー通算2勝のホアキン・ニーマン(チリ)が通算14アンダーで並びプレーオフに突入した。しかしプレーオフ2ホール目で敗北し、欧州ツアー初優勝はならなかった。星野はプレーオフでも2連続バーディとしたが、ニーマンのイーグルの前に惜敗し、2週連続の2位となってしまった。ニーマンは欧州ツアー初優勝。トータル12アンダー・3位にはミンウ・リー(オーストラリア)が入った。そして ニーマン、星野、4位タイのうち世界ランクトップのアダム・スコット(オーストラリア)の上位3人(有資格者を除く)が、来年の《全英オープン》出場権を獲得した。他の日本人では、久常涼、桂川有人は通算9アンダー8位タイで終えている。星野天晴れ!

 マラソンの話。《ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズ》のG1《福岡国際マラソン2023》が今日行われ、細谷恭平(28、黒崎播磨)が日本人トップ2時間7分23秒の4位でフィニッシュ。パリ五輪代表をかけた「MGCファイナルチャレンジ」の設定記録(2時間5分50秒)突破を狙ったが、1分半近く及ばず。勝ったのはマイケル・ギザエ(29、スズキ)でタイムは2時間7分8秒。 今大会は3レースある「MGCファイナルチャレンジ」の初戦。大阪(2月)、東京(3月)の3大会で2時間5分50秒を突破した選手の中で、その最上位者が内定する。記録突破者が1人もいなければ、男子ではMGC(10月)で3位の大迫傑(32・Nike)が代表に決まり、《パリ五輪》代表の“最後の一枠”に向けての戦いが始まった。

一方、《防府読売マラソン》川内優輝(36・AD損保)が2時間8分32秒の好タイムで5年ぶり5度目の優勝を果たした。10月に行われた(MGC)男子で、川内は雨の中〝大逃げ〟を図って4位。激走から1カ月半で新たなタイトルをつかんだ。2時間8分37秒の2位は足羽純実(28・Honda)だった。川内凄い!

 

今日の重賞を振り返る。中京11Rで行われた【第24回チャンピオンズカップ】は、坂井瑠星騎乗の1番人気レモンポップ(牡5歳・田中博康厩舎)が大外枠からスタートを決めてハナを奪うと、軽快に逃げて押し切り優勝。2000年ウイングアロー、11年トランセンド、17年ゴールドドリームに続く史上4頭目の同一年JRAダートGI完全制覇を果たした。外国産馬による優勝は、02年イーグルカフェ以来(当時のレース名は【ジャパンカップダート】)、21年ぶり史上3頭目。タイムは1分50秒6。1馬身1/4差の2着にはウィルソンテソーロ(12番人気)、さらにクビ差遅れた3着にドゥラエレーデ(9番人気)が入り、3連単は190万円超となった。なお、2番人気の3歳馬セラフィックコールは最後方追走から末脚不発の10着に敗れた。
 勝ったレモンポップだが、坂井瑠星作戦勝ち。その作戦通りに走れるのだから力も相当。今回初めてツーターンの競馬、それに1800mをこなしたので、今後がとても楽しみだ。2着ウィルソンテソーロは原の騎乗が見事だった。前が残る競馬で唯一後ろから追い上げた。4角を外で回らずうちで回った原の手腕は見事だった。3着ドゥラエレーデも良く粘っている。展開の利があったとはいえ、テーオーケインズを負かしたのは立派。まだ3歳馬で、ムルザバエフが「サウジアラビアやドバイのダートも合うと思います」と言っているので今後注目したい。僕が本命推したセラフィックコールは10着。あまりにもデムーロに策がなかった。あれだけ位置取りが後ろで外々を回っていては…。デムーロこれで降ろされるかも…。

 レモンポップは、父Lemon Drop Kid、母Unreachable(母父Giant’s Causeway)という血統。米・Mr.&Mrs. Oliver S. Taitの生産馬で、馬主はゴドルフィン。通算成績は14戦10勝(うち地方1戦1勝、海外1戦0勝)。重賞は今年の【根岸S】、【フェブラリーS】、【マイルCS南部杯】に次いで4勝目。田中博康調教師、坂井瑠星ともに【チャンピオンズC】は初勝利となった。

今日の一口馬。ベルシャンソンが中山7R【3歳上1勝クラス】(1800mダート・牝)に戸崎圭太騎乗で出走し、優勝した。鞍上の戸崎は「返し馬から結構気が入っていたので注意してゲートを出しました。まだトモが緩いところがありますが、道中は凄く乗りやすかったですよ。外から早めに上がっていく馬がいましたが、この馬のペースで進め直線では手応え十分に伸びてくれました。ただ、距離は1800mではギリギリな印象なので、もう少し短くていいかもしれません」とのこと。水沼で勝てなくて戸崎でようやく勝利。戸崎が言うのであればマイルあたりも良いのかも…。今週は5頭出走して3勝、2着1回、3着1回。こんなことってたぶん今後もないだろう。それも勝ったのがすべてノルマンディーの馬だから凄い。

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一口馬大活躍!

2023-12-02 18:39:43 | Weblog

 まずはゴルフ。国内男子ツアー《ゴルフ日本シリーズJTカップ》3日目。既に今季の賞金王を手中にしている中島啓太が3バーディ、1ボギーの「68」で回り、通算13アンダー首位を守った。11月《マイナビABCチャンピオンシップ》に続くツアー5勝目へ残り18ホールとなった。蝉川泰果が2打差2位から出て2イーグル3バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「66」でプレー。中島と並ぶ首位に浮上し、4月《関西オープン》以来となるツアー4勝目を目指す。 2015、2019年大会覇者の石川遼は8打差9位から出て1イーグル7バーディ、1ボギーの「62」でプレー。金谷拓実と並ぶ通算11アンダー3位につけた。ソン・ヨンハン(韓国)が通算10アンダー5位。前週優勝の鍋谷太一と大会3連覇がかかる谷原秀人は通算8アンダー6位で最終日に臨む。現在日本国内ツアーの役者が上位に揃った。優勝は正直、明日の18番までわからない。僕は今日おとなしかった金谷に期待する。

 欧州男子ツアー《ISPS HANDAオーストラリアオープン》3日目。首位に5打差の7位から出た星野陸也が1イーグル、4バーディ、この日のベストスコアに並ぶ「65」をマーク。通算13アンダーに伸ばし、母国オーストラリアでの2連勝がかかるミンウ・リーと首位に並んで最終日に入る。自己最高の2位で終えた前週の開幕戦に続き、欧州ツアー初優勝のチャンスを引き寄せて迎える最終日。再び最終組で優勝を争うリーとの雪辱戦に挑む。通算12アンダーの3位にパトリック・ロジャース(米国)とアレックス・フィッツパトリック(イングランド)。星野と同じく7位から出た久常涼は1イーグル1バーディ、3ボギーの「71」と伸ばせず、「71」で回った桂川有人と並ぶ通算7アンダーの18位に後退した。大会は2024年《全英オープン》(スコットランド・ロイヤルトゥルーン)の予選会を兼ねており、有資格者を除く上位3人に出場権を付与。上位ではリーと久常、通算6アンダー25位のキャメロン・スミス(オーストラリア)らが出場権を得ている。星野頑張れ!

 米国女子ツアー《Qシリーズ(最終予選会)》2日目。初日4アンダー4位の吉田優利はクロッシングコースを4バーディ、1ボギーの「69」で回り、通算7アンダーの9位に後退。フォールズコース(FC)で「68」をマークした西郷真央も13位から6アンダー15位に順位を下げたが、来季の優先的な出場資格が付与される20位タイをキープした。西郷と同じ3アンダーから出た馬場咲希はFCでバーディを奪えず、3ボギー「74」。イーブンパー67位で3日目を迎える。残りまだ2日ある。馬場も吉田、西郷に負けず頑張れ!
 昨日触れなかった国内女子ツアー《QTファイナルステージ》最終日。5打差9位から出た宋佳銀(韓国)が5バーディ、ノーボギー「67」で回り、通算9アンダーまで伸ばして予選会(QT)最終ステージをトップで通過した。宋はことしのプロテストに8位で合格したルーキーの22歳。2打差の2位にプロ3年目の小倉彩愛。6アンダー3位で河本結、ルーキー菅楓華、藤田かれんが続いた。5アンダー6位に脇元華、木戸愛、大里桃子の3人。4アンダー9位に岸部桃子と小林夢果。3アンダー11位で新垣比菜、鶴岡果恋、岡山絵里、上野菜々子の4人が並んだ。アン・シネ(韓国)は2アンダー15位。三ヶ島かな、李知姫(韓国)、ルーキー吉澤柚月らがイーブンパー24位に入り、来季前半戦のフル出場をほぼ確実にした。横峯さくら、服部真夕が2オーバー37位。いずれも今季シードを喪失したセキ・ユウティンは3オーバー47位、金田久美子と渡邉彩香は4オーバー50位だった。 いずれもツアー優勝経験のある若林舞衣子が7オーバー68位、植竹希望が9オーバー76位、比嘉真美子は11オーバー83位だった。 プロテストトップ合格の清本美波は19オーバー100位に沈んだ。今季の実績では、第1回リランキングは第16戦《ニチレイレディース》後に行われ、ランク35位までが全試合に出場できた。
 <QTランキング 上位35人> ※通算スコアがタイの場合はFR→3R→2R→1Rのスコアのカウントバックで決定 1位宋佳銀、2位小倉彩愛、3位藤田かれん、4位河本結、5位菅楓華、6位大里桃子、7位木戸愛、8位脇元華、9位小林夢果、10位岸部桃子、11位岡山絵里、12位鶴岡果恋、13位上野菜々子、14位新垣比菜、15位高木優奈、16位村田理沙、17位アン・シネ、18位工藤遥加、19位仲宗根澄香、20位宮田成華、21位丹萌乃、22位竹内美雪、23位千葉華、24位小西瑞穂、25位高木萌衣、26位三ヶ島かな、27位P.サイパン、28位鬼頭さくら、29位吉澤柚月、30位李知姫、31位小林光希、32位吉本ここね、33位山路晶、34位橋添穂、35位エイミー・コガ

一方、来季のPGAツアーと下部コーンフェリーツアーの出場権をかけた予選会のセカンドステージ(2次)は1日、最終ラウンドが行われた。日本から出場した川村昌弘と永野竜太郎は2週後のファイナルステージ(最終予選会)進出を逃した。10月下旬のファーストステージ(1次)を2位で通過した川村は、連日の「72」。通算3オーバー42位となり、出場65人中12位タイまでのボーダーラインには届かなかった。永野は6月の海外メジャー《全米オープン》決勝進出者の資格で2次予選会から参加したが、突破圏内で迎えた最終日に「81」をたたき、トータル5オーバー30位に後退。出場71人中13位タイまでに入れなかった。14日からの最終予選会には、日本勢では2022-23年シーズンでシード確保を逃した小平智、11月13日時点の国内ツアー賞金ランキング1位の資格で中島啓太が出場を予定しており、上位5人に入れば24年のPGAツアー出場権が付与される。

 明日の予想。まずは中京メイン【チャンピオンC】。本命は12番セラフィックコール。ダートでは底を見せていない。普通の馬ならこれまでの出遅れで土がついているはず。それを克服しているのは並みの馬ではない証拠。来年は芝でイクイノックスが君臨したようにこの馬が君臨する。鞍上が若干心配もデムーロは1年で1度大仕事をするイメージがある。相手は1,2,4,9,11,14,15番。中山メイン【ラピスラズリS】は8番オタルエバー。トップ騎手が中京に集まる中、中山に滞在中の戸崎腕の違いを見せる。元々1400~1600mのイメージが強い馬だが1200mになって成績が安定してきた。ここは鞍上込みで…。相手は1,2,4,6,9,11番。阪神メイン【ギャラクシーS】は4番マルモリスペシャルで穴狙い。前走は重賞で57㌔は厳しかったが、55㌔のオープン特別なら一発があっていい。ダート得意の田口騎乗だし、阪神も不得意ではない。相手は1,2,3,5,9,11,12番。

 

 今日の一口馬は稀にみる大活躍だった。まずはパルメリータが中京2R【3歳上1勝クラス】(1800mダート・牝)に佐々木騎乗で出走。スタートして外からいったんハナに立つが、主張する馬がいて2番手に控える。直線はなかなか逃げた勝ち馬との差が詰まらず、ゴール前では後ろの馬にも交わされて3着となった。鞍上の佐々木は「あまり前に行くと止まりそうな感じがしたので、道中は無理せずリズム重視で進めていきました。スムーズな競馬はできていたと思うのですが、逃げた馬を最後まで捕まえることができませんでした。跨って体調の良さを感じましたし、非常にいい仕上がりで臨めたのですが、結果につなげることができず申し訳ありません」とのこと。やはり逃げたほうが良さそうだが、番手でも競馬ができたし、このクラスで十分通用するのはわかった。最後は2着馬にも差されてしまったのが解せないが、次走も期待したい。次は中山2R【2歳未勝利】(1800mダート・牝)にムーンライトデイが出走し2着となった。鞍上のマーカンドは「調教師から前目のポジションで進めて欲しいとリクエストされていましたが、その通りの位置で競馬を進めることが出来ました。ダートの走り自体は問題なかったのですが、捲ってきた馬のキックバックを受けた時に少し気にしていました。それから、自分から進んで行ってくれていると思ったら、急に止めようとしてみたりして、走ることに対する気持ちが一定ではなかったですね。向こう正面で他の馬が動いた時にそれに合わせて動いたので結果的に仕掛けが早くなりましたが、それでも最後までよく頑張って走ってくれました。距離に関してはこれくらいか、もう1ハロン短くても大丈夫だと思います」とのこと。ダート替わりでいい走りだった。マーカンドのコメントによると、まだまだ成長が必要な面も多いと思うが、それでこれだけ走るのであればまず初勝利は近いうちに…。3頭目はラブリアージェ。阪神7R【3歳上1勝クラス】(1200mダート・牝)に横山和騎乗で出走し優勝を飾った。管理する昆調教師は「中一週の競馬でも、今日はレース前の雰囲気が凄く落ち着いていて良く映りました。外枠や展開、メンバーにもやや恵まれた印象ですが、乾いた馬場でこれだけ走れるのだから力を付けている。終いを伸ばす脚質に転換してからは内容も安定してきましたし、上でも十分やれるのではないでしょうか」とのこと。中央復帰してから7戦目での勝利。昆貢調教師の執念と育成力に感服。すぐに勝ち負けは難しいかもしれないが、昇級戦も期待したい。最後はアースライザー。中京9R【犬山特別】(1900mダート・混)に吉田隼人騎乗で出走し優勝。鞍上の吉田隼は「初めて乗せてもらいましたが、ここまで経験を重ねてきている馬なので、砂を被っても平気でしたし、操縦性も良くて道中はスムーズなレース運びが出来ました。すべてが上手く嵌ってくれて、最後も一杯になりながらも頑張ってくれました。クラスが上がっていきなり勝ち負けとはいかないかもしれませんが、通用する力は十分あると思います」とのこと。3勝クラスは海千山千の怪物揃い。正直すぐ通用するとは思えないが、今日のレースぶりは悪くない。なんとか勝って地方交流戦に出られるようになってくれないかな。

 今週は明日もう一頭出走する。ベルシャンソンが明日の中山7R【3歳上1勝クラス】(1800mダート・牝)に戸崎騎乗で出走する。今日優勝したアースライザー、ラブリアージェより勝つ可能性が高いと思われる馬。状態は休み明け後の2戦よりもいいらしい。西田調教師も「このクラスはもう卒業しておかしくないと思っていますし、あとは戸崎騎手に任せるつもりです」とのこと。今週3勝目に期待する!

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今週の一口馬は5頭

2023-12-01 20:31:30 | Weblog

 当然な選択だろう。【ジャパンC】優勝でG1・6連勝を決めたイクイノックス(牡4、木村)の引退が発表された。【ジャパンC】直後には【有馬記念】参戦などを含めて、米本代表は「しっかり検討したいです」とあらゆる可能性を検討するとしていたが、種牡馬として後世にその血を受け継いでいく道が選ばれた。同馬は父キタサンブラックの初年度産駒として21年8月に新潟芝1800メートルでデビュー。新馬戦を6馬身差の圧勝で飾ると、次戦の【東京スポーツ杯2歳S】で重賞初制覇を成し遂げた。明け3歳初戦に選んだ【皐月賞】、続く【ダービー】の春2冠で2着に入った。快進撃が始まったのは3歳秋。まずは【天皇賞・秋】でパンサラッサの大逃げを上がり3ハロン32秒7の末脚でぶち抜くと、【有馬記念】も制し、22年の年度代表馬に選出された。今年に入ってからは3月の【ドバイシーマC】の逃げ切りで世界最高レーティングとなる129ポンドの評価を獲得する。帰国初戦の【宝塚記念】も勝ち、秋には令和初の天覧競馬となった【天皇賞・秋】を1分55秒2のレコードで駆け抜け、史上3頭目の同レース連覇を達成した。そして、ラストランとなった【ジャパンC】は3冠牝馬リバティアイランド以下を下して歴代最多タイとなるG1・6連勝を達成。1着賞金5億円を獲得し、総獲得賞金(ボーナス、褒賞金は含まない)は初めて20億円を突破。22億1544万6100円(うち海外4億5889万100円)で歴代最高額を更新した。種牡馬入りが決まった同馬は来年に種牡馬としてスタートさすれば、初年度産駒は25年に誕生する。そして子どもたちがターフをにぎやかすのは、27年夏以降となる。イクイノックス お疲れさまでした!

 不死鳥フェニックスが消滅する。学生日本一を決める甲子園ボウルで関東最多21回の優勝を誇り、社会人と頂点を争った時代のライスボウルでも88~90年度の3連覇を含む4度の制覇。その日大を代表する部活動だったアメフト部の廃止が決定した。今年8月に3年生部員が麻薬取締法違反罪で起訴。10月には同部屋だった4年生部員が2人目の逮捕者となり、麻薬特例法違反容疑で略式起訴。さらには11月27日、新たに3年生部員が同法違反の疑いで3人目の逮捕者となってしまった。今回の決定はとても悲しいことではあるが、3人もの逮捕者が出たのであれば仕方ない結果だろう。それも合宿所が温床となっていては…。あの名将・篠竹監督は草葉の陰で悲しんでおられるだろう。いや激怒されていることだろう。大喝! 

「NPBAWARDS2023 suppoted by リポビタンD」が11月28日に行われ、2023年シーズンの最優秀選手、最優秀新人の受賞選手が発表された。セ・リーグMVPは、阪神の村上頌樹が初受賞。リーグ初となる新人王との同時受賞を果たした。パ・リーグは、山本由伸(オリックス)だ受賞。投手4冠、沢村賞に続き、3年連続受賞の快挙を成し遂げた。また、パ・リーグ新人王には山下舜平大(オリックス)が選出された。村上の新人王とのW受賞はセ初の快挙で、両リーグを通じては80年木田勇(日本ハム)、90年野茂英雄(近鉄)以来、3人目。正直、僕は、セ・リーグMVPは近本だと思っていた。まさか村上とは…いずれにしても天晴れ! ちなみにMVPの得票詳細は次の通り。括弧内の数字は、1位、2位、3位の得票数。

【セ・リーグ】有効投票306票

阪神村上頌樹653点(85、61、45)、阪神近本光司499点(57、61、31)、阪神大山悠輔490点(63、42、49)、阪神岩崎優417点(56、35、32)、DeNA東克樹181点(14、29、24)、阪神中野拓夢164点(15、23、20)、巨人岡本和真92点(5、15、22)、阪神大竹耕太郎81点(5、13、17)、DeNA牧秀悟51点(3、7、15)、阪神佐藤輝明15点(0、3、6)、DeNA宮崎敏郎9点(0、2、3)、阪神坂本誠志郎8点(1、0、3)、阪神岩貞祐太5点(1、0、0)、広島島内颯太郎5点(1、0、0)、阪神木浪聖也5点(0、1、2)、広島床田寛樹5点(0、1、2)、阪神伊藤将司4点(0、1、1)、阪神糸原健斗3点(0、1、0)、広島坂倉将吾3点(0、1、0)、巨人戸郷翔征3点(0、1、0)、広島西川龍馬1点(0、0、1)、DeNAバウアー1点(0、0、1)、中日マルティネス1点(0、0、1)、該当者なし58点(0、9、31)

【パ・リーグ】有効投票267票

山本由伸1311点(259、5、1)、ソフトバンク近藤健介296点(5、77、40)、オリックス頓宮裕真262点(0、74、40)、オリックス森友哉165点(2、43、26)、オリックス宮城大弥72点(0、14、30)、ソフトバンク柳田悠岐18点(0、1、15)、オリックス平野佳寿17点(0、3、8)、ロッテ佐々木朗希11点(1、1、3)、オリックス山崎颯一郎10点(0、2、4)、楽天松井裕樹9点(0、1、6)、ロッテ・ポランコ7点(0、1、4)、日本ハム万波中正5点(0、1、2)、楽天浅村栄斗4点(0、1、1)、オリックス山下舜平大4点(0、0、4)、オリックス山崎福也1点(0、0、1)、オリックス若月健矢1点(0、0、1)、オリックス中川圭太1点(0、0、1)、西武高橋光成1点(0、0、1)、該当者なし208点(0、43、79)

下位になった選手に投票する記者の意識にはいつもながら首を捻りたくなるが、セ・リーグでは広島担当に多く見られるのは気のせいか⁉パ・リーグの場合、山本以外は無しと考える記者も多かったようで該当者なしの208点は当然の結果のように思う。
 一方、新人王の投票結果は下記の通り。

【セ・リーグ】(有効投票数285票)
阪神・村上285票、阪神・森下10票、巨人・秋広6票、中日・松山2票、阪神・桐敷1票、広島・韮沢1票、巨人・門脇1票
【パ・リーグ】(有効投票総数267)
オリックス・山下241票、楽天・渡辺翔20票、オリックス・宇田川4票、オリックス・茶野1票、ロッテ・中森1票

まぁ両リーグとも順当な結果だろう。ただ広島の韮沢、ロッテ中森はいかがなものか。

 その前日(11月27日)には セ、パ両リーグのベストナインが発表された。球団別では、パ・リーグを3連覇したオリックスが最多の5人、続いてセ・リーグを18年ぶりに制した阪神から3人が選出。一方、ヤクルトと西武は選出なしとなった。セ・リーグを見ると、球団別では18年ぶりにリーグ優勝を果たした阪神と並んで、DeNAからも最多タイの3人が選出。一方、5位に低迷したヤクルトからは選出されず、17年以来、6年ぶりの不名誉記録となった。セ・リーグの初選出は4人。セの有効投票総数305で、最多得票は阪神・近本光司外野手の298票。満票には7票及ばなかった。激戦の三塁手はDeNA・宮崎敏郎内野手の140票に対して、巨人・岡本和真内野手が131票と、わずか9票差だった。

 選出選手は以下の通り。
【セ・リーグ】…◆投手・東克樹(DeNA)6年目で初、◆捕手・大城卓三(巨人)3年ぶり2度目、◆一塁手・大山悠輔(阪神)7年目で初、◆二塁手・牧秀悟(DeNA)2年連続2度目、◆三塁手・宮崎敏郎(DeNA)5年ぶり3度目、◆遊撃手・木浪聖也(阪神)5年目で初、◆外野手…近本光司(阪神)3年連続3度目、西川龍馬(広島)8年目で初、岡林勇希(中日)2年連続2度目
【パ・リーグ】…◆投手・山本由伸(オリックス)3年連続3度目、◆捕手・森友哉(オリックス)2年ぶり4度目、◆一塁手・頓宮裕真(オリックス)5年目で初、◆二塁手・浅村栄斗(楽天)2年連続7度目(一塁手で1回)、◆三塁手・宗佑磨(オリックス)3年連続3度目、◆遊撃手・紅林弘太郎(オリックス)4年目で初、◆外野手・近藤健介(ソフトバンク)3年ぶり2度目(DHで2回)、万波中正(日本ハム)5年目で初、柳田悠岐(ソフトバンク)4年連続8度目、◆DH・ポランコ(ロッテ)2年目で初

 まぁ大方予想通りの選出。セ・リーグ三塁手はやっぱり宮崎だろう。パ・リーグ捕手は若月も良かったが、打撃を考えれば森で仕方ないか。ただいつもながらこれだけのベテラン記者の投票でありながら解せない投票をするのはいかがなものか。今回1票しか投じられなかった中で気になったものをピックアップする。まずは【セ・リーグ】投手。島内颯太郎(広島)というのは…。MVPでも1票入っていたから同一人物なのだろう。T・バウアー(DeNA)はもっと票が集まると思っていた。捕手では、小林誠司(巨人)。試合に出てないじゃん!一塁手の中田翔(巨人)、二塁手の吉川尚輝(巨人)はまだ辛うじてわかる。でも三塁手の高橋周平(中日)はいかがなものか。遊撃手の小幡竜平(阪神)、門脇誠(巨人)、龍空(中日)は担当記者のこれからの期待票か。外野手の野間峻祥(広島)、大田泰示(DeNA)、桑原将志(DeNA)、秋広優人(巨人)、丸 佳浩(巨人)も担当記者の「入れときましたよ」票だろう。【パ・リーグ】の方ではまず投手。平野佳寿(オリックス)に1票入り、山本の満票とはならなかった。確かに大記録(200ホールド、250セーブ)を達成したが…山本嫌いなのかな⁉。捕手の佐藤都志也(ロッテ)、太田光(楽天)、古賀悠斗(西武)についてはベストナインの意味わかっている?って感じ。一塁手は1票者なし。二塁手ではM・ゴンザレス(オリックス)と三森大貴(ソフトバンク)。担当記者のお情け票か。三塁手は1票者なし。ここは誰が取ってもおかしくない激戦区だ。遊撃手では牧原大成(ソフトバンク)と村林一輝(楽天)に1票。牧原は反今宮票⁉竹林は期待票だろう。外野手では森友哉(オリックス)、茶野篤政(オリックス)、荻野貴司(ロッテ)、藤原恭大(ロッテ)、角中勝也(ロッテ)が1票。森は捕手で若月に入れた人の票か。茶野は期待票、藤原はもっと票集めてもいいと思うが…。荻野、角中は試合数があまりにも少ないだろう。この二人なら岡が入ってもよさそう。DHはL・セデーニョ(オリックス)と杉本裕太郎(オリックス)が1票で、担当記者票って感じ。いずれにしろ、もう少し野球界全体を見て投票してほしいと思うのは僕だけだろうか。

ゴルフの話題。9月の《カズー・フランスオープン》でDPワールド(欧州)ツアー初優勝を飾った21歳の久常涼が、日本人選手としては初めて同ツアーのルーキー・オブ・ザ・イヤー(最優秀新人賞)に輝いた。この受賞はライダーカップメンバーのルードヴィッヒ・アベルグ(スウェーデン)、《全英オープン》2位のトム・キム(韓国)を始め、並み居るライバルを押しのけての受賞なのだから価値がある。久常は2022年11月のQスクール・ファイナルステージで7位に入り同ツアーの出場権を獲得した久常は、開幕戦の《フォーティネット・オーストラリアPGA選手権》で2位に入り、新しいキャリアをスタート。その後も好調を持続し、《カズー・フランスオープン》優勝のほか、7度のトップ10フィニッシュ。レース・トゥ・ドバイ(ポイントレース)は17位に入った。また、同ツアーで有資格者を除くポイントランキング上位10人に米ツアー出場権が与えられるが、久常はその10番目をゲット。米国への道を切り開いた。なお、同賞の正式名称は「サー・ヘンリー・コットン新人賞」。《全英オープン》を3回制覇し、世界ゴルフ殿堂のメンバーであるヘンリー・コットン(1907-1987年)の名が冠された名誉ある賞だけに、久常自身も大きな励みとなるはずだ。頑張れ!久常!

 

 明日の予想。まずは中山メイン【ステイヤーズS】。本命は5番マイネルウィルトス。重賞勝ちはないが、重賞で2着4回は格上的存在。鞍上の横山武も二度目だし、中山なら黙って買い。内をスルスル抜けてくる。相手は1,2,9,10,11,12番。阪神メイン【チャレンジC】は4番ボッケリーニ。GⅠではちょっと足らない馬だが、GⅡ、GⅢでは十分力が足りる。前走も勝ちに等しいレースでここ中心視。相手は5,6,8,9,10,11番。中京メイン【浜松S】は人気でも6番バルサムノート。エルトンバローズの小差の勝負した馬で、力は重賞級。条件も1400m左がいちばん合う。相手は1,8,10,11,12番。




 今週の一口馬。なんと今週は5頭。早くも餅つき競馬に突入だ。ただ僕の場合、多頭数出走の時は勝ち馬がでないんだよなぁ。まぁ気を取り直して紹介する。まずは明日の中京2R【3歳上1勝クラス】(1800mダート・牝)にパルメリータが佐々木騎乗で出走する。西園正調教師は「29日も先週同様に坂路で追い切りを行っています。終いを少し伸ばすような感じでしたが、反応良く動けていましたし、時計的も上々の内容ですね。帰厩からひと追いごとに良化を感じる状況ですし、前走のようにスムーズに進められればいい競馬をしてくれると思います。佐々木騎手とも相性がいいのでここも期待して送り出したいですね」とのこと。勝ち負けを期待する。続いてムーンライトディが中山2R【2歳未勝利】(1800mダート・牝)にマーカンド騎乗で出走する。管理する田島俊調教師「29日に坂路コースで追い切りを行いました。道中は自厩舎の馬を前に見つつ、途中でそれを追い抜かすような調教でしたが、1頭になってからもしっかりと走っていましたし、動きは悪くなかったですね。馬場入り時は相変わらずバタバタしたりする部分はあるものの、走ってしまえばちゃんと集中できていますし、鞍上に対して抵抗するようなこともありません。ダートは走ってみないことには分かりませんが、デビュー戦は上手に競馬が出来ていましたし、今回も上手く流れに乗って進めることが出来れば、良い走りを見せてくれるのではないかと楽しみにしています」とのこと。次に繋がる走りを期待する。続いてラブリアージェ。阪神7R・【3歳上1勝クラス】(1200mダート・牝)に横山和騎乗で出走する。8月に中央に戻ってなんと7戦目。疲れが心配だが、管理する昆調教師は「前走あまり競馬をしていないからか、この中間も疲れは見られず元気いっぱいの様子。数字自体は若干減らしているかもしれませんが、順調に立ち上げることができましたし、中一週でも力は十分発揮できると思います。ただ、週末の阪神はいまのところ降水確率0%で、競馬も良馬場で開催される見通しです。湿った馬場ならダートでも走れるラブリアージェですが、パサパサの馬場になって今回どれくらい対応できるかがカギとなるでしょう。前走と比較してもメンバーレベルは楽な印象を受けるので、最低でも権利は取ってくれると期待しています」とのこと。頑張れ!そしてこの日最後は久々にアースライザーが中京9R【犬山特別】(1900mダート・混)に吉田隼騎乗で出走する。管理する鈴木慎調教師は「今週の出走に向けて予定通りしっかりと乗り込むことができました。追い切りでは、3頭併せの一番内を走っていい内容でしたよ。終い軽く仕掛けた程度ですが最後までしっかりとした脚取りでした。長期の休養明けになりますが、動き、息ともに上々で、休み明けの分を感じさせませんね。楽しみを持ってレースに送り出せそうですよ。近走は気性面が落ち着いてきて大分安定した走りを見せてくれているので、リフレッシュを経て改めて現級突破を目指していければと思っています」とのこと。長期休み明けで人気もないが激走を期待したい。5頭目はベルシャンソン。明後日12/03の中山7R【3歳上1勝クラス】(1800mダート・牝)に戸崎騎乗で出走する。さすがに水沼から乗り替わりとなる。「レース当該週の今週は、いつも通り疲れを溜めないようダートコースで追い切っています。思いのほか時計が出た感じですが、終いまでしっかりした脚取りでしたし、いい動きを披露していました。前走後はクタッとくるかなとも思っていたのですが、その後も意外と疲労感はなく、むしろ状態が上がってきた感じですよ。休み明け後の2戦よりもいい状態でレースに送り出せそうです。それだけに何とかここで決めたいところ。この馬の力を発揮できればこのクラスはもう卒業しておかしくないと思っていますし、あとは戸崎騎手に任せるつもりです」(西田調教師)とのこと。是非勝利を!

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