昨日は雨の中、府中で競馬を楽しんだ。結果的には万馬券2本獲って勝利したが、惜しかったのは【鳴尾記念】。前日の予想ではサクラアルディートを本命にしたが、馬体が絞れたのとあまりにも人気の無さを確認して本命にしたのがアドマイヤタイシだった。購入したのは3連複、3連単、馬連.。直線で抜け出したときには“嵌った”と思ったが、最後はエアソミュールにハナ差差され2着。1756.4倍の馬券が目の前から消えていった。それでも3連複281.2倍馬券的中したのだから文句は言えないが、負けたに等しい感覚になったのは欲の張りすぎだろうか。まぁよって夜の呑み会は憂さ晴らし的な呑み会になりました。
今日の競馬を振り返る。東京11Rで行われた【第64回安田記念】。勝ったのは柴田善臣騎乗の1番人気ジャスタウェイ(牡5歳・須貝尚介厩舎)。ゴール寸前で差し切り、3度目のGI制覇を果たした。タイムは1分36秒8。いやいや凄い馬になったものだ。これが世界一の実力なのだろう。道悪も乗り替わりも何にも関係なかった。これで4連勝、3つ目のGIタイトルを手にして、春のマイル王の座に就いた。
レースは予想通り、ミッキーアイルがハナを奪い、リアルインパクト、ダノンシャークがこれをマーク。さらにカレンブラックヒル、クラレントが続く。断然人気のジャスタウェイは中団のやや後ろからレースを進めた。4コーナーでクラレント、トーセンラーなどが進出。直線に向うと横に広がっての差し脚比べになったが、馬群の中から抜け出したのはブービー人気のグランプリボスだった。そのまま押し切るかと思われたが、エンジンがかかったジャスタウェイが猛然と迫る。そして鼻面をそろえたところがゴール。写真判定に持ち込まれたが、わずかにハナ差、ジャスタウェイが差し切って人気に応えた。16番人気のグランプリボスが惜しくも2着。3馬身差の3着には、最内から伸びた10番人気のショウナンマイティが入った。
勝ったジャスタウェイだが、あれだけバランスを崩してでも勝つのだから、さすがである。とにかく強いの一言。血統的には距離は2400mでも持ちそうだし、マイルから2400mまで活躍できる馬になる可能性がある。今後どこに行くのかはわからないが、世界を舞台に活躍することになるだろう。ただただ楽しみだ。驚いたのは2着グランプリボス。以前マイル戦線でお世話になった馬だが、完全復活だ。今日は早めに動いた分だけの負け。これだけ走れば秋が楽しみだ。3着ショウナンマイティもさすが昨年の2着馬である。最後の脚は目立っていた。力のある馬だ。4着ダノンシャークも惜しいレースであった。スk氏仕掛けが早かったが、いいレースであった。5着ワールドエースは良馬場での馬だろう。最後いい脚を使っていたのでこの馬復活したと考えていいだろう。8着フィエロは直線半ばで止まってしまった。これからの馬だろう。
ジャスタウェイは、父ハーツクライ、母シビル、母の父Wild Againという血統。北海道浦河町・(有)社台コーポレーション白老ファームの生産馬で、大和屋暁氏の所有馬。ハーツクライ産駒は【オークス】(ヌーヴォレコルト)、【ダービー】(ワンアンドオンリー)に続いて3週連続のGI制覇となった。通算成績は19戦6勝(うち海外1戦1勝)。重賞は【アーリントンC】、【天皇賞・秋】、【中山記念】、【ドバイデューティフリー】に次いで5勝目。須貝尚介調教師は【安田記念】初勝利。柴田善臣は93年ヤマニンゼファーに次いで2勝目となった。
来週からはいよいよ【サッカーW杯】が始まる。競馬も府中のGⅠがひと段落してサッカーモードとなるだろう。ただ競馬界では2歳戦がはじまり、【宝塚記念】には一流馬が集う。楽しみはまだまだ続きそう。