監督の差か・・・。今日から始まった《クライマックスシリーズ》。セ・リーグ第1ステージ第1戦は巨人が4-0で阪神を破り、最終S進出に王手をかけた。2勝先取の超短期決戦。左脇腹痛のため主砲・岡本和真を欠いた巨人だったが、“失うものはない”積極野球で阪神投手陣を攻略した。一方、阪神はいつもながらの野球。積極性が欠け菅野を攻略できなかった。短期決戦を毎年戦ったいる原監督のシーズン以上の積極采配。打てる手は次々に打った。矢野監督はとういうと、ヒットエンドランを外され意気消沈。結果論でなく選手起用も少しずつ遅かった。特別な戦いとした原監督に対し、シーズンの延長とした屋の監督。正直その差だったように思う。巨人がレギュラーシーズン3位からCS第1ステージを戦ったのは10、11、18年以来4度目(2位では他に2度)。そのうち10年と18年は最終ステージに駒を進めているが果たして・・・。ところで、梅野は今年FAということで、もう使わないのだろうか。
パ・リーグ第1ステージは監督の采配ミスを選手が救った。試合は5-4で、ロッテが楽天にサヨナラ勝ち。先発の佐々木朗は初回からプロ入り最速を更新する159㌔キロを連発。2回に自らの一塁悪送球で先制を許したが、3回2死満塁の窮地では鈴木大を142㌔のフォークで空振り三振に。その裏に味方打線に逆転してもらうと、4回以降も失点を許さず毎回の10奪三振。打者25人に対して計96球を投げ、自責点は「0」の快投だった。ところが7回から登板した国吉が大誤算。四球と自身の悪送球で無死一、二塁を招いた場面は、送りバントを自らスライディングキャッチして併殺に仕留めたが、2死一塁から2連続四球で満塁にした。そして継投した唐川が島内に走者一掃となる左中間への逆転3点適時二塁打を浴び、一気にひっくり返された。ここは投手交代が明らかに一歩遅かった。井口監督としては痛恨だったはず。しかし8回に、楽天・松井からエチェバリアが同点ソロを放った。そして9回に1死二塁のチャンスを作ると、代打の佐藤都が右前へ。スタンド大興奮の中、二塁走者の岡がサヨナラのホームを踏んだ。逆に楽天は先発の則本昂が4回3失点と精彩を欠いたが、リリーフ陣が粘投。島内の逆転打で勝利は目前だったが、8回の松井、9回の宋が誤算だった。石井監督にとって松井登板は、今後のことを考えての登板。よって後悔はしていないように思う。それぐらい石井監督は考えてのことだっただろう。いずれにしろ、明日も楽しみ!
ゴルフ。国内女子《TOTOジャパンクラシック》第3ラウンド。賞金ランキング2位・古江彩佳が4バーディ・ボギーなしの「68」をマーク。トータル13アンダー・単独首位に浮上し、今季6勝目に王手をかけた。トータル11アンダー・2位タイに賞金ランク1位・稲見萌寧、上田桃子。トータル10アンダー・4位には僕が期待している西郷真央が続いた。賞金ランク3位・小祝さくらはトータル9アンダー・5位。今年の《全米女子オープン》覇者・笹生優花はトータル5アンダー・12位タイ。 2週連続優勝がかかる渋野日向子は「68」をマーク。トータル3アンダー・19位タイに浮上した。
男子ゴルフ《マイナビABCチャンピオンシップ》第3ラウンド。ともにトータル13アンダーまで伸ばした石坂友宏と堀川未来夢が首位で最終ラウンドに臨む。トータル12アンダー・3位タイに浅地洋佑、トッド・ペク(米国)。トータル11アンダー・5位タイには谷原秀人、稲森佑貴、重永亜斗夢が続いた。 賞金ランキング1位の木下稜介はトータル10アンダー・8位タイ。2週連続優勝がかかる池村寛世は「75」と3つ落とし、トータル1アンダー・56位タイに沈んでいる。
今日の重賞を振り返る。阪神11Rで行われた【第26回ファンタジーS】は、武豊の2番人気ウォーターナビレラ(栗東・武幸四郎厩舎)が勝利。ナムラデイリリーが軽快に逃げる中、離れた2番手を追走。直線に入ると、鞍上の追い出しに瞬時に反応し加速、一直線にゴールに飛び込んだ。暮れの2歳GI【阪神JF】の前哨戦を制し、デビューから無傷の3連勝。7月の【函館記念】以来、2度目となる武兄弟のタッグで重賞初制覇を果たした。なお、新種牡馬シルバーステート産駒は重賞初勝利となった。タイムは1分21秒1。3/4馬身差の2着には【小倉2歳S】に続く重賞連勝を狙った1番人気のナムラクレア、さらに1馬身3/4差の3着に桜花賞馬ソダシの全妹ママコチャ(3番人気)が入った。僕の一口馬ホワイトターウは最低人気ながら4着と健闘した。
勝ったウォーターナビレラがセンスのある馬だ。力も徐々に付けている。ただGⅠとなると、もう少し成長が必要か。2着ナムラクレアは前半ちょっと力んだ分、最後止まってしまった。ポテンシャルのあるところは見せた。3着ママコチャは外枠が残念だった。ただそれでも3着にくるにだから能力はある。
ウォーターナビレラは、父シルバーステート、母シャイニングサヤカ(母父キングヘイロー)という血統。北海道浦河町・伏木田牧場の生産馬で、馬主は山岡正人氏。通算成績は3戦3勝。重賞は初制覇。【ファンタジーS】は武幸四郎調教師は初勝利、武豊は05年アルーリングボイス、06年アストンマーチャン、13年ベルカント、20年メイケイエールに次いで5勝目となった。
東京11Rで行われた【第57回京王杯2歳S】は、坂井瑠星の8番人気キングエルメス(牡、・矢作芳人厩舎)が好スタートから先手を奪うと、直線に入っても脚色は衰えず、直後から伸びた4番人気トウシンマカオの追撃を1馬身1/4差振り切って快勝。重賞初制覇を果たした。タイムは1分21秒3。2着馬からさらに3/4馬身差の3着には3番人気のラブリイユアアイズが入り、1番人気のコラリンは外から伸びたものの3着馬からクビ差の4着に敗れた。
勝ったキングエルメスだが、展開が向いたこともあるが気分よく走っていた。坂井の好騎乗といっていいだろう。距離はこのくらいがよさそうな気がする。2着トウシンマカオは競馬がうまい感じがした。これから力つけたら面白そう。3着ラブリイユアアイズはまだ子供。これからもっと成長してくれば・・・。
キングエルメスは、父ロードカナロア、母ステラリード(母父スペシャルウィーク)という血統。北海道新ひだか町・木村秀則氏の生産馬で、馬主は広尾レース(株)。通算成績は3戦2勝。重賞は初制覇。管理する矢作芳人調教師は2010年のグランプリボス以来となる【京王杯2歳S】2勝目、騎乗した坂井瑠星は同レース初勝利となった。
明日の予想。まずは東京メイン【アルゼンチン共和国杯】。本命は5番フライライクバード。1頭強い馬がいるが、この馬もデビュー前から評判だった馬で、徐々に力をつけてここまで登り上げてきた。血統的にもここは合うし、鞍上も好調をキープしている。相手は8,10,11,12,13,15番。阪神メイン【みやこS】は6番ロードブレス。勝ち味に遅いが力はある馬。57㌔になるのは良いし、広いコースいい。坂井も2走目で前進あるのみ。相手は3,4,7,9,10,11,15番。福島メイン【フルーツラインC】は4番スペクタル。昇級戦になるが、右回りも短距離ダートでは崩れない馬。これから強くなる馬で先物買い。相手は1,3,7,10,13,16番。
今日の一口馬。福島メイン【河北新報杯】に出走したアースライザー。12番人気ながら7着と頑張った。どうしてもキレ味が足らない感じだが、それでもよく追い上げていた。これで一度放牧かな。前述のホワイトターフは【ファンタジーS】最低人気ながら4着の大好走。今までにない上手く脚を溜めてインに切り込み、追い上げる競馬。上位3頭には離されたが、今後に繋がる競馬をしてくれた。スタートも折り合いも問題ナシ。距離が伸びても十分に対応できそう。8歳馬ジオラマは阪神12Rに出走。五分のスタートを決めると、馬なりで中団後ろにつけ、直線、馬群の間からジワジワと伸びてきた。外に出せなったのが痛かったが、最後は勝ち馬から0.6秒差の8着に敗れた。勝ち負けするにはもうワンパンチ欲しいところだが、年齢を重ねてもよく頑張っている。これで放牧にだして間隔をあけて次走となるだろう。ひょっとしたら9歳馬で出走かも・・・。明日の一口は東京8Rにコーディアルが出走する。スタート次第ではあるが、2勝クラスを勝ち負けする力はある馬。好走を期待。12Rにはジュリオが出走。ダート初出走となるが血統的には通用するし1300mはルメールに乗ってもらうためのもの。そこまで陣営はこのレースに期待している。もちろん僕も・・・。今日は着を拾ってくれればと思っていて、3頭とも賞金を稼いでくれた。明日の2頭は勝ち負けになってほしい。