今週から始まったプロ野球交流戦。昨年、ヤクルトがセ・リーグでは巨人に続いて2球団目となる“優勝”チームに輝いたが、全体では59勝48敗1分けと9年連続でパ・リーグが勝ち越している。通算でも1040勝920敗56分けとパが勝ち越しているが、今年はセ・リーグが頑張るのではないかと思っている。というのも、パ・リーグ各チームの投手力がこれまでに比べ、下がっているからだ。西武菊池、楽天則本といったスーパーエースが今年はおらず、今のところソフトバンクの千賀、日本ハム有原ぐらいしかいない。これなら十分セ・リーグも対抗できるのではないかと思っている。 そんな中、最初の対戦となった各3連戦をおさらいしみる。まずはヤクルトVS.日本ハム。ヤクルトは交流戦前に泥沼の16連敗を脱出したが、初戦での逆転負けが痛かった。2戦目で石川の好投で勝利したが、3戦目も小川が踏ん張りきれず負け越しスタート。今年は昨年のようにはいかず苦しい戦いになりそう。一方、日本ハムは清宮が復活して、中田も調子が上がってきた。後ろの石川、秋吉も形になってきている。これで吉田輝星が好投したりしたら勢いに乗るかも…。 セ首位を走る広島は強打の西武と対戦。昨年スタートの3連戦で26失点したのをきっかけに投手陣が崩れ、7勝11敗と交流戦を負け越した。今年は、大瀬良、ジョンソン、床田、野村に山口が加わり先発陣が充実、昨年より安定した戦いが見込めると思っていたが、初戦の敗戦に昨日の大敗でまた躓いてしまった。今日からのソフトバンク3連戦では勝ち越ししたいところだろうが、今日のソフトバンク千賀では…。いずれにしても今日からの3連戦が鍵となるだろう。山川を中心に広島投手陣を粉砕した西武は順調なスタート。ただ投手力の不安はぬぐい切れていない。今日からのDeNA戦、今永を打ち崩せれば勢いに乗る可能性もある。それにしても山川は凄い! パの首位に立った楽天は昨年交流戦で6勝12敗と大きく負け越し、最下位に沈んだ。今年は違うところを見せたいところだったが、まさかの巨人戦に負け越し。バッテリーがもう少し考えていれば3連勝もあった戦いだった。初戦の岡本ヒット、ビヤヌエバの逆転本塁打は相手を嘗めすぎたリードミスだし、昨日の岡本の本塁打も初球から振り回す相手に対して初歩的ミス。まぁポスト嶋として堀内の成長を観ているのだろうが、本当に優勝する気があるのなら、後半はリリーフ捕手で嶋を使った方がいいと思う。打線は若手に外国人が頑張っていて期待が持てる。エース・則本不在でも楽しみが多いチームだ。一方、巨人は原辰徳監督第2次政権下では2012年、14年と2度の優勝を誇り、その後のリーグ優勝につなげている。楽天の3連戦の勝ち越しは正直予想外だった。今村、田口、桜井が良く投げた。打線も毎日試行錯誤だが、丸の不調が気になる。エース・菅野がいつ復帰できるかだが、苦戦は免れない気がする。ただ今日からのロッテ戦で勝ち越せば勢いに乗る可能性はある。でもロッテ交流戦強いからなぁ。 そのロッテに勝ち越した阪神。昨日こそドリスが打たれ同点になったが、投手陣の充実が目立つ。ただここにきてジョンソンの離脱は痛い誤算だ。この穴を埋められるのかが鍵となる。打線では糸井が交流戦で当たりが出てきたのは大きいし、マルテも渋い活躍を見せた(ロッテの注意不足の感はあるが…)。一番を打つ近本や四番を任されている大山も相変わらず好調だし、ジョンソンの穴次第で今年の交流戦の台風の目になるだろう。ロッテは通算で勝率.547、昨季も11勝7敗で駆け抜けるなど交流戦は得意の舞台だが、まさかの阪神に負け越しスタート。レアードの故障も心配だが、この3連戦肝心なところでミスがでていた。種市や岩下など若い投手が出てきており、波に乗ると交流戦優勝も…。鍵は今日からの巨人3連戦だろう。 ロッテを上回る通算勝率.627を誇り、交流戦で7度“優勝”しているソフトバンク。疑惑の判定にも助けられて今年も絶好の3連勝スタートとなった。正直、交流戦通算打率.327、15、17年と2度のMVPに輝いた柳田がケガでいないので心配したが、デスパイネとグラシアルのキューバコンビが活躍。投手も今年初登板のバンデンハーク、和田毅で勝利するのだからやはり強い。今日からの広島3連戦で勝ち越せば今年も…。ソフトバンクに3タテを食らい唯一勝利のない中日。大島の疑惑の判定はあったものの、ソフトバンクにホームランを打たれ過ぎだ。今日からの楽天戦も打撃があるだけに柳の頑張り次第。兎に角一勝をしたいところ。ここにきて自慢の150㌔助っ人コンビのR.マルティネスとロドリゲスに陰りが見えてきているが、この2枚看板はパ・リーグにも十分通用するはず。 交流戦が鬼門となっているのがDeNA。過去3年の成績を振り返ってみても18年(8勝10敗)、17年(9勝9敗)、16年(7勝11敗)と負け越し。15年は(3勝14敗1分け)で、勝率.176と交流戦における史上最低勝率という不名誉な記録も残している。今年に関しては6勝でハーラートップの今永を筆頭に、濵口、東、上茶谷、大貫が並ぶ先発陣が魅力だと思っていたが、濱口、東での負けは大きい。今日からの西武戦で投手力の存在を見せられれば交流戦勝ち越しも見えてくると思うが…。そのDeNAに勝ち越したオリックスはゲーム巧者ぶりで勝ち越し。正直チーム打率はリーグワーストの.220で3割打者は一人もおらず、オーダも日替わりが続くのでしんどい戦いになるのでは…と思っていたが、田嶋、榊原の踏ん張りがあり勝ち越し。山本、山岡、k-鈴木など若い投手陣がここで飛躍したら面白い。ただそれにしても得点不足が…。 僕の交流戦予想は◎ソフトバンク、〇日本ハム、▲阪神、(注)楽天、△DeNA,巨人かな⁉
では明日の予想。まずは東京メイン【多摩川S】。本命は6番アシュリン.前走4ヶ月ぶりで3着。上積みがあり、ハンデも53㌔なら十分馬券圏内。相手は2,3,8,10,12,15番。東京12Rは12番スズノフブキ。前走は外にもたれての3着。今回はBL装着で勝ち負け。相手は1,7,8,13,14,15番。阪神11R【天保山特別】は6番フュージョンロック。1400mダートは適性抜群。ここに来て力をつけており、昇級緒戦が狙い目。相手は2,3,8,9,12,15番。阪神12Rは7番ゴールドパッキャオ。転厩緒戦で狙いづらいところだが、ダート2戦目1勝クラスなら面白い。相手は2,3,10,11,12,16番。 明後日の勝負は【マーメイドS】。一口馬ダンサールが出走する。その資金を明日稼ぐ!