日本相撲協会の定例理事会が昨日開かれ、引退した元横綱日馬富士（33）に暴行され負傷した平幕貴ノ岩（27）の師匠で、巡業部長を務める貴乃花親方（45）が冬巡業に帯同しないことが決まった。協会は協会に“弓引く”理事をただですまさなかった。巡業部長を務める貴乃花理事が12月3日から長崎・大村で始まる冬巡業に帯同することを認めなかったのだ。表向きは尾車理事の「本件への対応もありますし、また巡業の勧進元の方々や地元ファンの皆さまのことも配慮し冬巡業は、春日野広報部長に担当してもらう」と説明。暴行問題の真相究明と巡業に混乱を招かないための措置であるとしたが暴行問題を巡る一連の立ち居振る舞いを踏まえた事実上の“処分”といえるだろう。貴ノ岩の聴取を拒否する強硬さの一部始終も報道されたが、それも大きく非難された。結局は危機管理委員会の高野利雄委員長（元名古屋高検検事長）から「捜査が終わった段階でご協力いただけますか」と詰められると、折れるしかなかった。「協力します」。12月上旬と見込まれる日馬富士の書類送検後、聴取を受ける旨を伝えた。どうにか早期の真相究明を目指す協会としても言質を取り、年内決着のメドを付けた。12月20日に臨時の横綱審議委員会と理事会を開き、危機管理委員会の最終報告を受ける。尾車理事は「引退した日馬富士に懲戒は行えない。ただし再発防止のためにどのような懲戒処分が妥当か、12月20日に横審の意見を聞いた上で、理事会の結論を出します」と明言した。
また貴乃花親方の反撃を許さぬ決議も取った。「日馬富士暴行問題に関する決議」では「すべての理事、監事、協会員、職員が結束して協力し合う」との文言が入った。【決議の根拠】の第３項では「協会員及び職員は、危機管理委員会から指示または命令が出されたときは、その指示または命令に従って行動しなければならない」とある。今後抵触するようなことがあれば、処分は必至。自身も同席した理事会で決議されており、“最後通告”となった。
貴乃花親方の反撃があるのかどうかはわからないが、今のところ不可解な行動で騒動を混迷させ、真意を語らぬまま、土俵際に追いやられてしまった形だ。
DeNAはいい選手獲ったね。きのうDeNAは阪神をＦＡとなっていた大和内野手（30）を獲得したと発表した。背番号は「９」で、年俸１億円（推定）の３年契約で４年目は球団側に選択権があるオプションとなっている。世の中には大和に対して「なんでこんなにモテるの？」と思う人も多いと思うが、とにかく守備は群を抜いている。たぶんショート＆センターならセ・リーグNO.1だろう。セカンドにしても経験の差で菊池に負けるぐらいだと僕は思っている。
ただDeNAの二遊間にはシーズン終盤に成長した柴田や、チームで唯一のフルイニング出場を果たした倉本らがいる。しかし僕は間違いなく大和がショートのレギュラーになるのではと思っている。大和の守備力に今年から始めたスイッチヒッターは上昇度はあっても加工することはないはず。最近のDeNAを見ていると高田GMの手腕が光る。ドラフト、中畑＆ラミレスの監督、そして今回。このチームは間違いなく強くなると思う今日この頃だ。
明日の予想。まずは中山メイン【ステイヤーズS】。本命は4番シルクドリーマー。多分9番アルバート、2番フェイムゲームが強いのは十分分かっているが、長距離なら馬券に絡む可能性は大きい。相手は2,3,6,7,9番。阪神メイン【チャレンジC】は3番サトノクロニクル。本格化はまだ先だが、3歳馬でも素質は上位に入る良血馬。相手は2,5,6,8,11番。中京メイン【浜松Ｓ】は8番ペイシャフェリシタ。前走は4角で不利があって負けたが、弾けそうな感じはあった。52㌔のハンデは魅力だし、今度は走る番。相手は2,9,10,14,16,17番。
今夜はサッカー【Ｗ杯】の組み合わせがある。一体どんな組に入るのか、楽しみだ。
