とんでもない初日である。今日初日を迎えた【大相撲名古屋場所】。なんと2横綱3大関が敗れてしまった。まずは注目の新大関・高安(田子ノ浦)がいきなり黒星を喫した。前頭二枚目の北勝富士(八角)と対戦し、押し倒しで敗れた。完全に気持ちの空回り的な相撲。この緊張、一番勝つまでは続くかも・・・。それに続いて豪栄道が栃ノ心にすくいなげで、照ノ富士が貴景勝に押し出しで敗れた。なんと大関3連敗。高安は何とか立ち直って勝ち越すかもしれないが、残り二人は厳しいかも。特に照ノ富士は相当膝が悪そう。
そのあと土俵に上がった横綱・鶴竜が正代をおくりだしで悪い流れを止めたかと思ったが、なんと今度はまた注目の稀勢の里が御嶽海になすすべなくよりきりで土俵を割った。正直左が全く使えていない。やはり休場した方が良いと僕は思うのだが・・・。続いて土俵に上がったのは日馬富士。難敵・嘉風によりきられる。最後はさすがに白鵬が琴奨菊をこてなげで転がし面目を保ったが、大波乱の初日であった。初日を見るとやはり優勝候補は白鵬だろうが、貴景勝、御嶽海、玉鷲、阿武咲、宇良らに期待したい。
今日の競馬を振り返る。まずは福島11Rで行われたサマー2000シリーズ第1戦【第53回七夕賞】は、戸崎圭太騎乗の1番人気ゼーヴィント(牡4歳・木村哲也厩舎)が5カ月半ぶりの鉄砲Vを決めた。タイムは1分58秒2。レースはマルターズアポジーが後続を離して逃げる流れを、ゼーヴィントは中団で追走。馬群が凝縮した3コーナーでは4番手までポジションを上げて、直線では力強く抜け出した。3/4馬身差の2着には好位追走から3コーナー過ぎに先頭に立ったマイネルフロスト(5番人気)、さらに1馬身差遅れた3着には僕が本命に推したソールインパクト(7番人気)が中団から直線は外を回って差を詰め入った。
勝ったゼーヴィントだが完勝だった。休み明けで成長も感じられたし、上を目指せる器だろう。広いコースでの走りを見てみたい。マイネルフロストは強い2着。ほとんど勝っていいレースだったのだが、今日のところは勝ち馬が強かった。3着ソールインパクトは格上挑戦ながら良く走っている。元々力のある馬、自己クラスの戻っても重賞にでてきても相手なりに走る馬で面白い。
ゼーヴィントは、父ディープインパクト、母シルキーラグーン(母父BT)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主はシルクレーシング。通算成績は10戦4勝。重賞は2016年【ラジオNIKKEI賞】に次いで2勝目。【七夕賞】、木村哲也調教師は初優勝。戸崎は2016年アルバートドックに次いで2勝目となった。
中京11Rで行われた【第22回プロキオンS】は、藤岡佑介騎乗の5番人気キングズガード(牡6歳・寺島良厩舎)が快勝。寺島良調教師は開業2年目でJRA重賞初制覇を果たした。タイムは1分22秒9。2馬身差の2着はカフジテイク(1番人気)で、さらに1馬身1/4離れた3着はブライトライン(6番人気)だった。レヴァンテライオンがハナを奪ったが、トウケイタイガーがかわしてレースを引っ張った。ベストマッチョ、アキトクレッセントは6,7番手あたりにつけ、キングズガードはカフジテイクをマークする形で後方3番手。直線に入ると、3~4番手につけていたゴーインググレートがいったん抜け出したが、内で待機していたキングズガードがスペースを割って一気に伸び、トップでゴールを駆け抜けた。外を回って伸びてきたカフジテイクが2着に食い込み、ブライトラインがゴーイングレートをかわして3着に入った。2番人気アキトクレッセントは12着、3番人気イーデンホールは8着、僕本命のベストマッチョ(4番人気)は15着に大敗した。
勝ったキングズガードだが、強い競馬であったが藤岡佑の好騎乗も光った。外をなるべく回らないようにレースを運び、カフジテイクを見ながら、ロスなく脚を溜めた。左回りにも対応できたし、今後もこのような競馬ができれば楽しみだ。2着カフジテイクもいい競馬を見せた。今まで出来なかったこと、前めの競馬、内から馬群をさばいたり出来たのは収穫。ただそれで末脚が少し鈍った。この競馬なら取りこぼしが少なくなるかも・・・。3着ブライトラインは8歳馬だがよく頑張っていた。僕本命のベストマッチョは1,2着馬と違って打ちでの競馬で走る気をなくした。ベストはハナか、うまく外に出せるところからのレースだろう。
キングズガードは、父シニスターミニスター、母キングスベリー(母父キングヘイロー)という血統。北海道浦河町・日進牧場の生産馬で、馬主も(有)日進牧場。通算成績は27戦8勝(うち地方1戦0勝)。重賞初勝利。【プロキオンS】は寺島良調教師、藤岡佑介ともに初勝利となった。
今週から各地区で一斉には始まった夏の甲子園の地区予選。沖縄では今日準々決勝が行なわれ糸満、八重山農、興南、美来工科がベスト4に勝ち残った。代表の最有力候補だった春優勝の沖縄尚学は糸満に敗れた。沖縄尚学が敗れたとなると次に有力になるのが美来工科。エースで4番の山内が大黒柱。5月の招待試合で早稲田実を相手に計8イニングを3安打に抑えて自信をつけている。対抗は名門・興南か。
これから1ヶ月ほどで夏の甲子園出場校が決定する。世の中の注目は早実だろうが、僕は日大三の方が強いと思っている。またセンバツ優勝、準優勝の大阪桐蔭と履正社のどっちが出てくるかの大阪も見ものだろう。あとは福島の聖光学院の10連覇、栃木の作新学院の7連覇も気になるが、僕の田舎の熊本は3季連続甲子園ベスト4の秀岳館が有力だ。さぁ『アメトーク 高校野球大好き芸人SP』を見よう!