いやぁスピードと踏み込みが違った。東洋太平洋級王者がまるで4回戦ボーイのごとくに見えた。今日行われたボクシングのロンドン五輪男子ミドル級金メダリストの村田諒大(27三迫ジム)のプロデビュー戦。結果は2回TKO勝ちとなった。今回はノンタイトル戦であったが日本人でボクシング48年ぶり五輪金メダリストの実力を見せつけた。これからどんな道を歩むのかはわからないが、今後が楽しみだ。
今日の重賞を振り返る。まずは新潟11Rで行われた【第33回新潟2歳S】は、川田将雅騎乗の1番人気ハープスター(牝・松田博資厩舎)が最後方から直線だけの競馬で一気に差し切り、最後は抑える余裕を見せる圧巻のVを飾った。無傷のV2で重賞制覇、タイムは1分34秒5。いやいや驚いた。この強さは、まさに父譲り。わずか2走で、ディープインパクトの最高傑作という印象さえ植え付けた。4コーナー最後方から大外に持ち出す豪快な競馬で、残り17頭をひとまくり。次元の違う走りでファンの度肝を抜いた。レースはややバラついたスタートだったが、1番人気のハープスターは無理なく控えて最後方。場内がややざわつく中、ハナを切ったのはアポロムーンだった。同馬主のアポロスターズ、さらにマーブルカテドラルが好位につける。直線に向くと大きく横に広がっての追い比べ。人気のハープスターは馬群から離れた一番外に持ち出す。馬群の中からイスラボニータ、ピークトラムなどが抜け出しを図るが、エンジンがかかったハープスターが大外から加速すると、一瞬のうちに全馬を抜き去って3馬身差をつける圧巻のフィニッシュ。強烈な無敗重賞制覇を成し遂げた。2着は4番人気イスラボニータで、ハナ差3着が6番人気のピークトラムが入った。勝ったハープスターは文句なしの勝利。今後も無事に育ってくれれば大きなところが獲れる!2着イスラボニータ2歳馬ながら狭いところを抜けてきた。ただまだ子供っぽいところがあるし、成長次第では・・・。3着ピークトラム使って実力は付けている。ただ今日は相手が強かった。僕が推したマイネグラティアは7着。 入れ込みがきつかった。もっと成長しなくては・・・・。
ハープスターは、父ディープインパクト、母ヒストリックスター(母父ファルブラヴ)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産で、(有)キャロットファームの所有馬。通算成績は2戦2勝。重賞初勝利。松田博資調教師、川田将雅ともに【新潟2歳S】初勝利。
一方、函館11Rで行われた【第8回キーンランドカップ】は、村田一誠騎乗で僕が本命に推した4番人気フォーエバーマーク(牝5歳・矢野英一厩舎)が逃げ切って重賞初制覇を飾った。タイムは1分11秒7(稍重)。最内枠から迷いのない逃げに出て、待ちに待った重賞制覇。サマースプリントシリーズでもトップに浮上した。レースはパドトロワが好発を切ったものの、ダッシュ抜群のフォーエバーマークが二の脚を生かしてハナに立つ。ファインチョイス、レオンビスティー、パドトロワなどが好位を追走。ストレイトガールは中団の後ろでレースを進めた。直線に向いてフォーエバーマークが加速すると、馬群の外からストレイトガールが追いすがるが、3番手以下は離れる。ゴール前はきわどくなったが、ストレイトガールの猛追を振り切ってフォーエバーマークが逃げ切った。クビ差2着が1番人気のストレイトガールで、1馬身1/2差の3着が6番人気のシュプリームギフト。勝ったフォーエバーマークはここに来て力をつけている。とりあえず、賞金加算もできてこれからさらに上のメンバーとの戦いが楽しみだ。2着ストレイトガールは惜しかった。今日は運がなかったということだろう。3着シュプリームギフトも良く走っている。鞍上秋山との相性がいいようだ。
14着パトドロワは負けすぎ。さすがに疲れがあるのか・・・。
フォーエバーマークは、父ファルブラヴ、母リトミックダンス(母父ダンスインザダークと)いう血統。北海道千歳市・社台ファームの生産で、青山洋一氏の所有馬。通算成績は21戦6勝。重賞初勝利。矢野英一調教師は、村田一誠ともに【キーンランドC】初勝利。
今日は惨敗。やっぱり日曜日は上手くいかぬ…どういうわけなのか。毎週土曜日が二日あればいいのだが…。