風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

色紙

2023-08-16 | 文化

この色紙は、宮沢賢治さんの弟 清六さんにいただいたもの。
若い頃から清六さんと親交があり、
戦前は一緒に文芸同人誌を作っていた親父に連れられて
子どもの頃何度か清六さんを家に訪ねて行き、面識があったので
(本などいただいたりして可愛がっていただいた)
この色紙は親父の死に際し、いただいたお悔やみのお礼に伺った際
確かその時にいただいたものだと思う。
「あなたのお父さんも聖玻璃の風が行き交う天の海におられますよ」
という意味で描かれたのであろうか。
19歳年下で(空襲で焼け出されるまで)すぐ近所に住んでいた、
青臭かったであろう文学青年だった親父は
清六さんにとってどういう存在だったのだろうか。
年表で調べてみると、親父が死んだ当時清六さんは88歳。
ご年齢の割にはしっかりした墨跡だなぁ。
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78年目

2023-08-15 | 世界・平和
今日は終戦記念日。
忘れてはいけない日。

明治維新からアジア・太平洋戦争終結まで77年。
その終戦の年から昨年2022年で77年。
今年2023年は新しい現代史が始まる年なのかもしれないが
それが「新しい戦前」にならないよう心から願う
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早池峰の麓へ

2023-08-14 | 散歩

天気の良いある日
仕事もあって早池峰山の登山口までドライブ。
なにせ同じ花巻市内にありながら
家から車で片道1時間かかる。
(この日は登山口まで行ったのでさらに30分)
こんな時、必ずランチに寄るのは「お山カフェ アスチルベ」さん。


この日は「魔女ピザセット」を(男だけど😅)。
ベーコンとキャベツ、味はレモン!
酸味が爽やかで、レモンを使っている分塩分が少ない?
(なにせ塩分制限受けているので😅)
もちもちピザ生地もゆっくり味わって食べられた。
冷たいルイボスティーもセットで。

そして、やはりここまで来ると寄りたくなるのが
帰り道にちょいと寄り道のケーキ屋さん「KASHICO」さん。



この日はコーヒー豆を挽くグラインダーが故障とのことで
ホットコーヒーではなく、エルダーフラワーソーダと
黒糖のシフォンケーキを。


ここのケーキはすべて自分の家で生産の米粉を使っている。
だからシフォンケーキもただのフワフワではなくモチモチ。
たまたま他のお客様がいない時間帯だったので
店主の方とものんびりいろいろお話しして。
里山に囲まれたところ、周辺環境も併せて時間を忘れる。
ヤバい、ヤバい、次の予定があった😅
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喫緊の課題

2023-08-13 | 社会
ガソリンが高騰している。
エンジン車からEVに移行したとしても、発電でCO2が発生する。
温暖化もいよいよ人間たちの生命を脅かすフェーズに入った。
原発は、核のゴミが溜まる一方でこれ以上は無理。
少子高齢化で、免許返納者が今後どんどん増えていく。
一方で花巻のような観光都市は
インバウンドも含めてもっと迎え入れたい。

だからさ。
やっぱりこのまちの喫緊の課題は公共交通機関だよ。
鉄道と路線バス。
金がかかることはわかっているからもっと増やせとは言わない。
今あるものをもっと有効に活用しようよ。
使いやすくするとか、需要があるところに路線延ばすとか。
それだけで違ってくると思う。
何も考えずに、赤字だから本数減らすとか、
採算取れないから廃止するとか、思考を停止するのはやめよう。
どうすれば便利になるか、どうすれば使ってもらえるか
観光客の意見も聞きながら、みんなでちゃんと考えようよ。
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夕陽と音楽

2023-08-12 | 生活の風景

暑い1日だったけど
湖のほとりの木陰は風が通って気持ちよかった。
あちらこちら飛び回り、車で80km走った
午前中から夕方まで撮影の日。
仕事が終わったあと日陰でちょっと語り合い、
すべて片付けて
なぜかフランク・シナトラ聴きながら夕陽。
その瞬間「あ、生きてて良かったな」と思えた。
ヘタすりゃ3月に死んでた身。
いつも聴いているジャンルの音楽じゃないけど、
こういうのもいいね。
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お盆

2023-08-11 | 生活の風景

北国の夏はもう最後。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるけれど
当地はお盆過ぎるともう朝晩はかなり涼しくなってくる。
虫の声が大きくなったり、トンボが群舞を始めたり。

まだ親父しか入っていないお墓をお参りし
隣の母方祖父母のお墓も拝み、別なお寺に移動して、
22年前に8歳で病気で亡くなった姪のお墓にもお線香を供える。
以前は一族郎党みんなで母のいる実家に集まり
ワイワイ賑やかにご飯を食べたりしたけれど
かつての子どもたちはみんな大人になって独立、
それぞれ家庭を持って子どもがいる。
今は我々夫婦と母、あとはその日来れる人だけ参加だ。
こうやって時は流れていくんだな。

盛岡の父方の祖父母や伯父たちのお墓は今年墓仕舞いをした。
もちろん親戚のお墓を拝みに盛岡へは行くけれど
これまでよりもどこか肩の力が抜けた感じ。
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8月10日

2023-08-10 | 世界・平和

78年前の今日、花巻は米軍の空襲と機銃掃射に見舞われ
中心市街地の上町、豊沢町、東町全域を焼失した。
花巻駅周辺と似内駅周辺では、停車していた汽車の乗客や
汽車待ちの人、近隣の家の人、駅員、などに
爆弾と機銃掃射で多数の死傷者。
北限の特攻隊基地があった花巻と和賀の境の後藤野飛行場を襲い、
帰りの足で残った爆弾を花巻のまちに落とし、
ついでに機銃掃射で無辜の市民を追い回した結果だった。

この空襲によって宮沢賢治の生家が焼け
東京のアトリエを空襲で失い疎開、寄宿していた高村光太郎も
再度焼け出されたのだった。
(その後、花巻中学元校長の佐藤昌氏の家を経て
 花巻病院長佐藤隆房氏の家へ。翌年太田村の山荘へ移り住んだ)
そして現在の文化タクシー付近にあった私の親父の家も。

今日も正午にサイレンが鳴る。
もうあの空襲を経験した人は少なくなっているのだろうが
絶対に忘れてはいけない日。


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8月9日

2023-08-09 | 世界・平和
今日はナガサキ忌。

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これからお前は里に住め

2023-08-08 | 生活の風景
先日、ちょっと探したい場所があって
深い山道をドライブした。
新鉛温泉を過ぎ、豊沢ダムを過ぎ、ダム湖の反対側まで、
宮沢賢治の童話「なめとこ山の熊」の舞台であるなめとこ山が見える
銀河なめとこラインと雫石への山道の分かれ目付近
かつて野外活動センターがあったあたりまで。


ダムからしばらく走ると、目的のひとつであった
ダムに沈んだ豊沢集落の痕跡として記念碑を見つけた。
でも残念ながら見つけたのはそれだけ。
野外活動センター跡近くの目的の場所は見つけられなかった。
鬱蒼とした森と草が道路の両脇を埋めているだけ。
そりゃそうだよね。
探していたのはもう100年以上前の痕跡だから。
しかも猛烈なアブの大軍に取り囲まれて
車から降りることすらできなかった😅
なにせ車を停めた途端に
大雨が降ってきたかのようなアブが車体にぶつかってくる音💦
あれはヤバい・・・。

帰ろうとしたら、
フロントガラスにまだ羽が小さいバッタが。


車にとまった虫は総じて、走っている間は風圧で動けない。
そのまま走り、山から降りても信号に引っかからずに
25Km離れたまちまで来る間中、
バッタは動くことができずにフロントガラスにへばりついていた。
車が止まってようやく動き始める。
人に会うこともそう無い山の中から花巻のまちへとやってきたバッタ。
のそのそ車から跳んで離れようとしているヤツに言葉をかけた。
「これからお前は里に住め」
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イーハトーブ音楽祭 終了

2023-08-07 | 音楽

天気にも恵まれました。
出演者の皆さんありがとうございました。
スタッフの皆さんお疲れ様でした。
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イーハトーブ音楽祭 2日目

2023-08-06 | 音楽


ワタシは今日が出番。
楽しみます。
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今日からイーハトーブ音楽祭

2023-08-05 | 音楽




今年花巻でも熱い(暑い?)フェス開催。
市民も、観光客も、若者も、おじさんおばさんたちも、
静かに鑑賞したい人も、ノリノリで踊りたい人も、
ぜひ会場へお集まりください。

ワタシの出番は2日目の6日(日)昼過ぎからBステージ。
Pastel & Paletteで楽しく演奏します。
もしかしたらBステージ16:40からもお手伝いで入るかも?
お楽しみに。
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Machicoco便り vol.106

2023-08-04 | マチココ
早いもので、もう月イチの放送日。
「早いもので」とは書いたけど
この1ヶ月いろんなことがあり過ぎて、
前回の出演が遠い過去に感じられ
7月はどこか別の場所に行っていたかのようだ。

さて放送。
今日はおっさんひとりの出演です。
コロナ禍も開け、花巻はイベント花盛り。
みんな、出掛けようぜ
というお話ができたらと思います😊
78.7MHz、FMoneにて13:20ぐらいから。
もちろんサイマルラジオで日本全国、
あるいはネットさえ繋がれば世界中で聴けます。
お楽しみに。

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「埋没した世界〜トランスジェンダーふたりの往復書簡〜」

2023-08-03 | 読書

昨年4月から今年4月まで
週刊金曜日で月イチの連載を持っていた。
毎月ひとりの性的マイノリティの方から話を聞き、ルポしてきた。
タイトルは「さまざまなわたし〜性的指向と性自認のリアル」。
当事者を身近に感じたことがない人たちに
その人生や想いを伝え、多様な人たちが共生できる社会を願って。
ゲイやレズビアンの人、バイセクシャルの人もいた。
トランスジェンダーやアセクシュアル、ポリアモリーもいた。
もちろん、自らも学ぶ必要を痛感し続けていたので
性的マイノリティに関する本をたくさん読んだ。
その中で最も興味深く、深い学びにつながったのが
周司あきらさんの本だった。
今回紹介の本書も、周司さんの本ということで購入。

今回紹介する本書は哲学書だ。
人はなぜ存在するか、なぜ生きるか、どう生きるか・・・
そしてこの2人の、往復書簡だからこその心の深淵まで。
「トランスジェンダー」と言っても単純じゃない。
ひとりひとりのアイデンティティや思いや感性などがあり
簡単に第三者が語れることではない。
昨年から今年にかけて私が書いた記事が
いかに浅い取材と内容だったか猛省させられた。
できることならトランスジェンダーの方だけでもやり直したい。
最終回に書いた私自身のことも。
その時より私自身のことも少し明確になった気がする。
詳しくここでカミングアウトするつもりはないが
私もある意味トランスジェンダーなのかも知れない。
(よく言われるM t Fではない)
というより、結構な割合の方々が様々な形のトランスではないのか?

私は「LGBTQ+」という言葉は使わない。
LやGやBやTなど、カテゴリーに分ける意味がわからないから。
カテゴリーに分けるのは当事者じゃない人たちが理解しやすくするため。
つまり当事者たちの必要に迫られた結果じゃない。
しかも当事者とそうでない人たちとの間に線引きの使われがちだ。
第一、性は多様で、グラデーションで、分けられない。
その実態も本書を読めばよくわかる。
マジョリティと言われるシスジェンダーの方々も
このグラデーションの中に入る方々がいそうだ。
たぶん本書のページをめくる人はこれまでの認識が覆され、
新たな理解を得ることができると思う。

「シスでヘテロでモノアモリーな世界の人たちには
 私たちは『ややこしい』存在に見えるのかも知れません。
 でも私たちからしたら、
 ややこしいのはそっちの世界の人たちです。
 私たちは、ただ生きているだけなのにね。シンプルに」

「埋没した世界〜トランスジェンダーふたりの往復書簡〜」
五月あかり・周司あきら:著 明石書店

 
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山車小屋

2023-08-02 | 文化

いよいよ花巻まつりの準備が始まった。
今年は4年ぶりのフル開催。
昨年は神輿が出ていなかったからどこか印象が薄かった。
今年は市民の魂が熱く燃えるのだろうな。
花巻まつりは9月8日(金)9日(土)10日(日)の3日間。
私はたぶん今年も権現舞と鳥谷崎神社神輿渡御随行で参加。
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