至福の時
2023-08-20 | 読書
まだ1ページも読んでいない本を紹介するのは
初めてじゃないかな。
装幀買いという言葉はまだ生きているのだろうか。
話題の本をネットで買ったり、
インパクトある表紙デザインで目を引いたり
奇を衒ったレイアウトがポップなイメージを醸したり
電子書籍で読んだり、
そういう、イマドキの本の世界とはちょいと外れた
でも昔からある本の愛で方だ。
帯まで計算された端正な表紙デザイン、
凝ってセレクトされた紙の手触り、
見返しや花ぎれ、スピンまで細部への気遣い、
こだわって使われている書体、
本文の天、地、ノド、小口それぞれの絶妙なアキ、
見た目以上にズシリとくる存在感。
そういう造本すべてにワクワクするワタシは
「本の変態」とも言われた。
昨日、遅まきながら初めて
盛岡のインディペンデント書店として知られる
ブックナードさんに行ってみた。
こだわってセレクトされた本が山積みになっている。
内容はさまざまなのだか、
総じてどの本も装釘が素晴らしい。
内容など確認せずに装釘だけで買ってしまいそう。
こんな本たちに囲まれたい、
こういう本たちを手元に置いておきたいという
妙な衝動に駆られ、
大変なところに足を踏み入れた気がした😅
黙ってるとここの1/4ぐらいの本を買ってしまいそう。
改めて造本の大事さ、素敵さを再確認。
こんな本つくりたいなぁ。
写真の2冊の本をなぜ選んだかや感想は読んでから。