元々はといえば
巨大地震による大津波の危険性を指摘されながら
当時の自民党政権と東電幹部によって
「その可能性は低い」と対策を講じなかったことが原因。
確か当時は「安全、安心、きれいなエネルギー」と
原子力発電について喧伝していたはず。
ところが豈図らんや、
東日本大震災で懸念されていた通りの事故が起きてしまった。
当時の民主党政権は必死で史上最悪の対応に追われた。
さて、果たして事故前に危険性を無視した責任は問われたか?
東電は多少矢面に立たされたが
自民党政権は自分の責任を棚上げにして
民主党政権の対応を批判していた。
もう一度いう。自民党政権は責任を取らず知らん顔。
今回の汚染水海洋放出においても同じことが繰り返されている。
政権交代後、政府は福島の漁業者と
「廃炉に向けた取り組みで、理解を得られないことはしない」
と約束したにも関わらず、なぁなぁで決めてしまった。
岸田総理は「最後まで責任を負う」と言ったけれど
そういうことを言って責任をとった国のトップはいない。
そもそも岸田さんはいつまで首相をおやりになるつもりか。
フクイチの場合「最後まで」とは「永遠に」という言葉に近い。
これで何か問題が起きたときには、誰が責任を取るのか。
科学的な裏付けや技術的なことはわからないが
毎回繰り返されるこんな茶番に怒りを覚える。
「誰が責任を負うのかわからない組織が」
「専門家の意見に耳をかさず希望的観測で判断」
「最悪のことが起きても知らん顔」
「いつのまにか『面倒な災害』扱いされてケツまくり」
「泣くのはいつも取り残された人たち」
戊辰戦争も、八甲田山死の行軍も、日露戦争の二百三高地も
日中戦争も、ノモンハンの戦闘も、満州への植民も、
朝鮮半島や台湾、南洋諸島からの徴用も、太平洋戦争開戦も、
インパール作戦も、沖縄戦も、特攻作戦も、
水俣病やイタイイタイ病、サリドマイド薬禍も、
森友疑惑における赤城さんの死も、
なんなら「次元の違う」歴史的金融緩和により
国の財政がピンチであることも
すべて、全部同じ構図。
これを為政者はいつまで繰り返すのか。
そして国民はいつまで騙されるのか。
やつらは国民が忘れるのを待ちつつほくそ笑んでいる。
舐められてるぞ。