風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

花巻温泉バラ園

2015-06-15 | 生活の風景
母のリクエストにより
関係者が「200%満開」(笑)という花巻温泉バラ園へ。







確かにお見事。
東北一広いバラ園と言われるここに咲いている花々は
こまめな手入れによって虫食いひとつ無い。
園内中むせ返るような花の匂い。









バラのアーチがロマンチック。
知らない人の後ろ姿だけど
この絵にはカップルが似合う。
母と息子じゃぁねぇ(^^;





そして特製バラのジェラートを。
花びらを練り込んで作ったとのことで
香りが自然なバラそのもの。
上品な味で美味しゅうございました(^^)



ちょっとだけ露に濡れた風情がgood。

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すぺいん倶楽部

2015-06-14 | 音楽




昨夜は盛岡すぺいん倶楽部にて
地元出身のJAZZシンガー下村瑞枝さんの凱旋ライブ第3弾。
前回に続いてピアノの遠藤征志さんとのデュオで、
前よりもかなり息が合った演奏に聴こえた。
セットリストは、特に前半難しい曲ばかり続き
意欲的に選曲したことがうかがえる。
瑞枝さん、ちょっと声に厚みが増した感じだなあ。
やはりキャリアを積み重ねた結果がなのだろう。



2nd stageでは同店オーナーの西部さんが1曲共演。
岩手を代表するテナーサックスプレーヤーのいぶし銀演奏。
いいねぇ(^^)

アンコールの「故郷」にしんみり。
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カド

2015-06-13 | 食べ物・お店


東京の下町、墨田区向島で60年近く営業している
レトロな喫茶店がある。
自家製くるみパンと季節の生ジュースで有名なカド。
志賀直哉の弟さん(建築家)がデザインしたという内装は
レトロを通り越して、独特のカドワールドだ。
ロココ調というのか、ゴチックというのか、
とにかく圧倒される存在感。











ってことで、
とりあえずマンゴージュースを注文。
時間が遅かったのでくるみパンは売り切れだった。
残念(^^;



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お金の使い方

2015-06-12 | 世界・平和
自民党の財政再建審議チームが
2020年までに財政再建の道筋をつけるための方策として
社会保障費の削減を柱とした歳出削減」を提言した。
特に医療費、年金、介護保険料。
そして団塊の世代が後期高齢者になる時期を睨み
「在宅医療の推進」も積極的に薦められている。

普通に考えてみようか。
老人保健部課金が高くなってたくさんの健保が立ち行かなくなる。
医療費の個人負担額は増え、一方で年金は減らされる。
在宅医療や在宅看護が増えて、女性や高齢者の就業は難しくなる。
若い世代も子育てはおろか、結婚すらままならなくなる。
収入のすべは無く、年金も少なく、支出だけが増え、
そんな将来に備えると今はできるだけ消費を抑えざるを得ない。
ってことは一般消費は当然冷え込むわな。
大変な状況になる老後に備えなきゃいけないからね。
(国民は自分で自分の命と財産を守らなくちゃいけない状況)
以前から言っているように
本当は社会保障の充実が最も効果的な景気対策だと思うんだけど。


また国主導で進められてきた震災復興事業は突然地元負担が求められ
東京五輪に合わせて計画された新国立競技場も見通しの甘さから
東京都に突然負担要請が行くこととなった。
自分たちで(勝手に)決めた事業の金が足りなくなったからと
後出しジャンケンでの無心。
乞われた方は目を白黒させるしか無いよねぇ。

一方でウクライナを訪問してはチェルノブイリへの資金援助や
沖縄の在日米軍基地移設にも惜しみなく金を投じる。
統一地方選挙のタイミングで地方創世事業にもバラまく。
海外から金で歓心を買い、国内では金で票を買っている実情。

「決められる政治」を唱えて政権を取った与党だけど
決めようとしているのは自分たちがやりたいと思っていることだけ。
それも既成事実を作ってしまってからのごり押しだ。
本当に(真っ先に)決めなくちゃならないのは
憲法違反状態になってる一票の格差是正のための選挙制度改革だよねぇ。
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今わたしたちに必要なものは

2015-06-11 | 世界・平和
「それ御覧 憲法学者は文科系」

文科省が大学改革の一環として文科系学部の再編計画を発表
(主に文科系学部軽視とカリキュラム転換を図ろうというもの)
それを皮肉った今朝の朝日歌壇の作品だ。
あまりにもタイミングが良すぎて笑ってしまった(笑)

かつてこんなことを取り上げたことがある。
政治でも、経済でも、医学や化学、物理の世界でも、
その根底に必要なものは知識でもスキルでもノウハウでもなく
「Why」から始まる理念であり、哲学だと思うから。
ほぼ同じことを京都大学の先生が
数日前の読売新聞に書いていた。



大学は学問を究めるところ。
その基礎に教養や哲学は絶対に必要なものだ。
それ無しでの実学は土台が無い高層ビルのようなもの。
ネットによる知識だけ並べるのではなく
本質を見極め、自分の頭で深く考えて行動すれば
自分の人生の背骨ができ、そんなひとりひとりの意思を合わせて
よりよい政治や経済が構築されるのだと思う。
そんな教養や哲学を身につける場は
古くは旧制高校、その後に高校や大学の一般教養だったが
私が大学に入学したころには、すでに一般教養は形骸化して
高校カリキュラムの延長でしかなかった。
「一億総白痴時代(差別用語が含まれますが、当時の言葉として記述)」と
テレビ時代に叫ばれたことがあるけれど
そんな社会を作ったのはテレビだけではないと思うのだ。
知識偏重教育こそその元凶だったのでは?

さて現代。
知識偏重を改め、考える時間、実体験する時間を与えるために採られた
「ゆとり教育」方針は撤回されてまた知識偏重に戻った。
さらに小学校からの英語教育や
スーパーサイエンス高、グローバル教育高指定などにより
ますます知識偏重、実学偏重の教育になりつつある。
今回の文科省からの大学改革では
とうとう「哲学科」の見直しなども盛り込まれたらしい。

国民に考えさせない「言うことを聞く国民育成」が
その方針の隠された目的・・・というのは
穿った見方に過ぎないだろうか。
かつてテレビで見た元アメリカ海兵隊員は
「軍隊では考えることは御法度。思考停止を命じられた。
 『敵を見たら何も考えず反射的に引き金を引く』
 ことだけを徹底して訓練(教育ではない)された」
と言っていた。
今日の朝日新聞には、水木しげるさんが召集前に書いた
「考えることすら許されない」
という手記が発見された記事が掲載されていた。

考えないように「躾け」られた国民を
飼いならしているような印象を、今の日本に受けている。
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昔美しゃ 今美しゃ

2015-06-10 | 音楽

♪昔ぬ美しゃや 忘れてゆくけれど
 忘んな心ぬ 心ぬ美しゃよ
 昔ぬ美しゃや 今も美しゃよ
 共に語らな 浮世ぬ美しゃよ♪

BEGINの作った美しい島唄
昔美しゃ 今美しゃ
リンクはカバーだけど。
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「旧暦で日本を楽しむ」

2015-06-09 | 読書
殊更声高に「日本は素晴らしい」「日本人の誇りを」
果ては歴史を直視する人々を「反日」「売国奴」と言い放つ人たちの
いったい何割の人々が古くからの日本文化を知っているのだろう。
自然を愛でつつ季節とともに生き、二十四節気を大切にし、
隣人とのコミュニティの中で謙虚さを失わず
折々の伝統的生活慣習に基づいて暮らす営みこそ
本当の日本文化だとワタシは思うのだ。
茶道も華道も香道も、そして伝統芸能もその一環。

ただし生活慣習も有職故実も
本当なら江戸期までの旧暦に基づいたもの。
これから厳冬期に入る時に「初春」って感慨は無いよねぇ。
梅雨まっただ中は雲がかかって七夕の星なんて見えないよねぇ。
5月は清々しい晴天が続くから五月雨ってイマイチわからないよねぇ。
重陽の節句といっても、まだ残暑が厳しくて
秋の風情なんか感じている余裕無いよねぇ。
それらはすべて旧暦で考えると納得できることばかり。

一番納得できるのは着物やお茶の世界。
5月までは袷、6月と9月は単衣で、7~8月は絽か紗の薄物・・・
と言っても、新暦の6月や9月は暑くて単衣なんて我慢大会。
新茶の口切も、季節の花や道具仕立も旧暦に合わせたものが多い。
それでも暦を大切にするそれらの文化は無理に新暦に合わせる。
おかしいっちゃおかしい話ではある。

普段の生活は新暦でも良いけれど
季節を感じたり、有職故実に従う時は旧暦をもっと意識しようよ
・・・というのが本書。
現代を生きるバリバリのノンフィクションライターながら
出張の際は訪れた地を自然体で感じ楽しみ、
普段の東京での生活では下町の浅草や谷中の文化に浸る。
とても良い時間を過ごしていると羨ましくなる。
実は著者はワタシの高校の先輩。
入れ替わりだったので高校時代に直接の接点は無いが、
20年ほど前に偶然銀座で同席させてもらったことがある。
すらりと背が高く、キレキレの頭脳を持った美人先輩。
実は・・・が続くけれど
彼女のお父様にも高校時代に一方ならぬお世話になっていた。
そんなこともあって、(片思い的に)身近に感じている方。
本書には高校時代を過ごした花巻についても
とても美しい風景として描かれている。
そんな目で、もう一度地元花巻を見つめ直したいと感じた。
もちろん旧暦を意識した生活も。

「旧暦で日本を楽しむ」千葉 望:著 講談社+α文庫
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童話村ウェディング

2015-06-08 | 文化




花巻の宮沢賢治記念館近くにある
賢治童話村で初めてのウェディング開催。
最初は雨模様で心配したけど、
披露宴が始まる頃には日も差してきて
新緑のなか和気藹々とした雰囲気だった。
観光客も覗き込んだり、テントの中で眺めたり
知らない人たちも楽しそうな笑顔。
主だったスタッフたちは
ホテルビジネスを学ぶ専門学校の生徒たちで
若さと元気と笑顔が眩しかった。
こんなのもいいねぇ(^^)
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風音楽団

2015-06-07 | 音楽


新たにスタート。
バンドは久しぶりだな。
昨日初リハながら、
リハビリに近い(^_^;)
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政府系団体

2015-06-06 | 世界・平和
あれは数年前のこと。
業者登録をしていた中央省庁が管轄する某政府系団体から
「団体の紹介パンフを作るコンペを行う」と電話が来た。
条件や内容説明確認のために早速訪問。
一等地にある高層ビルの上層階にある事務所を尋ねたら
なんだかとてものんびりしたムードが漂うオフィス。
担当者から、かつて作ったリニューアルする元の古いパンフで
盛り込む内容の説明を受けた。

当方「えーっと、手掛けている業務はこの4つですね?」
先方「いや、一番重要だったこの業務は、
   新たに団体ができてそちらの業務になっています。
   となりの部屋ですが」
当方「あ、そうですか。
   それでは残りの中で・・・この会合事務局がメイン業務ですね」
先方「まぁそうなんですが、ここ5年ほど開かれていないので
   特別載せなくてもいいかなー」
当方「え!? それでは関係資料の収集と広報だけになりますか?」
先方「うーん・・・というか、それはサブ的業務なので」
当方「・・・それでは何を伝えるパンフになりますか?」
先方「コンペでそれを提案して欲しいのです。
   この団体に期待することは何か。我々は何をすべきか」
当方「・・・(^^;」

このやりとりは本当にあったことだ。
いかにも家賃が高そうな広い事務所には30人ばかりいて
その7~8割は肘掛け付きの立派な椅子に座りふんぞりかえっている。
新聞を開いている人、何やら小冊子を眺めている人・・・
それ以外の職員は若い女性ばかりで、
これまた偉そうな人の話し相手になっている人や
PC画面とにらめっこしているひとばかり。

要は存在意義を失った天下り先ってこと。
話を聞いてみると、どうやらパンフの必要性もそんなに無いらしく
関係団体や監督省庁に配るだけってことらしい。
「予算ついちゃったから作んなきゃなんないじゃん」
ってことなのか。
なんだかどっと疲れて足取りも重く事務所を辞した。
一応コンペ用の企画書は出したものの、当然ウチはアテ馬。
最初から委託先は決まっていたのだろう。
落選の連絡は間髪置かずにレスポンス良くすぐ来た(笑)

年金機構の情報漏洩事件について
時間の経過とともに杜撰な管理体制が次々に露呈しつつある。
大きな問題を起こした社保庁から年金機構へ名前が変わったものの
中にいる人間が変わったわけではないだろう。
安倍政権になってから監督組織も無くなったとの報道もある。
厚労大臣や官房長官は、マニュアルを守っていなかったという
年金機構の人間を糾弾し処罰しようとしているが
ゆるゆる組織の監督責任はいったい誰が負っているのか。
年金機構も例外ではなく、無責任な天下り先組織なんだろう。
こんなところにワタシ達の税金はたくさん使われている。
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美味しかったもの あれこれ

2015-06-05 | 食べ物・お店
最近食べた中で美味しかったものを
今日はランダムに紹介。



花巻市東和町小山田、棚田のど真ん中の丘の上にある
人気のベーカリー「粉挽きのゴーシュ」さんで
最も人気があるメニュー?揚げを挟んだキツネパン。
意外な取り合わせながら、これがまぁ美味しい(^^)
多分誰も思いつかないよねぇ。
最近廃業してしまった東和町内の豆腐屋さんの揚げで
最初は作ってたらしく、その頃はもっと美味しかったとのこと。




北上の古民家カフェ「ほっこり」さんの
小倉アイスも暑い日には絶品だった。
黒糖でも入っているのか、コクがあって香ばしい。
アイスはなかなか溶けず生クリームみたい。
古民家を吹き抜けるさわやかな風をつけあわせに
清涼感たっぷりの時間を楽しめる。




最後は実家で食べた木の実田楽。
新緑の季節を香りで実感。
旬の食べ物って良いねぇ(^^)
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覚悟

2015-06-04 | 風屋日記
50代も半ばを過ぎ
間もなく四捨五入すればアラ還という歳になると
ボチボチゴールラインが見え隠れしてくる。
勤めている同級生達は皆それなりの役職者となり
教員異動の記事は校長や副校長から同級生の名を探す。
何人かで集まれば定年後の話をポツリポツリ。
毎年のように誰かしらが亡くなったり
重い病気で入院したというウワサが流れてきて
否応無く年齢を意識せざるを得なくなる。
体型も、頭髪も、鏡に映る顔もすっかりおっさんとなり
最近では戸籍通りジジイを自認し始めた。

あちこち体にも変調が現れる。
衰えやガタピシ言い始めるだけではなく
かつては成人病と言われた生活習慣病はもちろん
ガンや心臓、頭の血管系の病気も身近に感じられる。
「罹っても『若いのに』とは言われない歳だよなぁ」と
なんとなく自覚もいつの間にか身についてきた。

体調にちょっと気になるところがあり
今日胃カメラを飲んできた。
とりあえず今回は異常なしだったものの、
検査予定が決まってからのこの1週間は色々考えた。
いざという時の仕事の段取りをどうするか、
様々なパターンの検査結果とその後の対応を想像しながら
迷惑をかけないようひとつひとつの仕事について
どうなったらどうする・・・と計画を立てた。
体が資本のひとりでこなす仕事をしていると
それもまたリスクマネジメントのひとつ。

生活は大丈夫だろう。
妹も家人もいるから、母や義母も安心。
子どもたちはそれぞれ自分の家族を持ち仕事もしている。
大きな借金も無いし、自宅も名義上ワタシのものではない。
骨肉の争いを心配するほど財産があるわけでもない。
友人達もその時には「ちょっと早かったな」ぐらいで
すぐに忘れてくれるだろう。

仕事の段取りさえきちんと出来ていれば
あとは自分の覚悟だけ。
この世に未練が無いと言えば嘘になるけど
かといって執着するつもりも無い。
身の回りの物の整理をし、
親しい人たちに別れを告げる時間さえあれば
覚悟はできてるつもりなんだけど、実際はどうなんだろう。
その時になってみないと判らないけど、
少なくともそういうことを考えるいい機会ではあった。
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オレオレ詐欺 初体験

2015-06-03 | 世界・平和

昨日の朝
仕事前に実家の居間で新聞を眺めていたら
とつぜん家電が鳴り出した。
「朝から誰?」とお袋がのんびり受話器を取る。
「はいはい。
 え?誰?D(ウチの次男)ちゃん?どうしたの?」
二言三言ことばを交わした母が首をひねりながら
「Dちゃんらしいんだけど、なんか変なんだよねぇ」
と受話器をこちらによこす。

「はいもしもし・・・」
こちらが何かを言う前に堰を切ったようにしゃべり出す相手。
「あ、あのさぁ。タクシー会社から連絡無かった?
 さっき上司とタクシーに乗ってて
 降りた時に持ってた会社の金を忘れてきて・・・」
ははーん。
「アンタ誰?」
「え?Dだけど・・・」
「名字は?」
「・・・宮本・・・」
「はいお疲れさん」
と電話を切った。

「これがウワサのオレオレ詐欺ってヤツだな」
と言うワタシにお袋は「え、えぇ~!?」
という間にまた電話が鳴ったので今度はワタシが出る。
受話器から聴こえるのはさっきと同じ声。
「そっち、菅原ん家じゃねーの?」
「違うよ」
「なんだ早く言えよ。人が悪いなぁ」
とだけ捨て台詞を吐いてすぐ切れた。
なるほど、気付かれた場合は間違い電話を装うマニュアルか。
それにしてもオソマツ。
名字を確認する暇も与えず、後から「早く言えよ」とは
「詐欺失敗しました。ごめんなさい」
と言ってるようなもんだよねぇ(笑)
録音や探知されないように慌てて切ったりして
やってるのはホンのガキだな。

「ニュースでオレオレ詐欺に引っかかった人を
 『なんでこんな詐欺に引っかかるんだろう』と
 内心呆れてたんだけど
 私もつい『Dちゃん?』と聞いちゃったねぇ」
と凹むお袋。
「警察に電話しようか」と言うので
「ナンバーディスプレイじゃないから
 かかってきた番号わからないでしょ?
 ナンボ警察に言ったって調べようがないじゃん。
 それよりナンバーディスプレイ使える電話機買おうか」
と家電店ですぐに買ってきて設置。
登録した番号以外からかかって来た時の対応方法を教え
とりあえずは一件落着。
もちろん「先に相手に名前を言わせるべし」との指示もした。

いやはや、貴重な体験をさせてもらったが、
相手の作戦には残念ながら決定的な欠陥があった。
ウチのDは標準語なんてしゃべらない(笑)
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満月

2015-06-02 | 生活の風景


神楽殿の背後を照らす満月。
花巻上根子熊野神社にて。
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映画「あん」

2015-06-01 | 映画・芝居・TV


多摩全生園に行ってみたことがある。
数年前、近くで仕事があったついでだった。
以前、北条民雄の「いのちの初夜」を読んでいて



「あ、ここが舞台か」と思い立ってのこと。
とはいえ、中に入る勇気はなく
表から眺めただけだった。
それは怖れではなく
仲に住む人々を興味本位の目で見る
そんな自分が恥ずかしかったから。

人って哀しい存在だけど
どんな人の命も小さく輝いている。
人を殺す道具を輸出したり
それを持って海外に軍を派遣することを
考えている人たちにそれを知ってもらいたい。
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