風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

映画「あん」

2015-06-01 | 映画・芝居・TV


多摩全生園に行ってみたことがある。
数年前、近くで仕事があったついでだった。
以前、北条民雄の「いのちの初夜」を読んでいて



「あ、ここが舞台か」と思い立ってのこと。
とはいえ、中に入る勇気はなく
表から眺めただけだった。
それは怖れではなく
仲に住む人々を興味本位の目で見る
そんな自分が恥ずかしかったから。

人って哀しい存在だけど
どんな人の命も小さく輝いている。
人を殺す道具を輸出したり
それを持って海外に軍を派遣することを
考えている人たちにそれを知ってもらいたい。
コメント
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