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風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

剣豪

2011-12-16 | 生活の風景
いただきました。
手拭の生地でできていて手触りgood。
程よく厚いので
表紙が柔らかい文庫本をしっかり包んでくれる。
白いから汚れが目立ちそうだけど
マメに洗えば風合いも出てくるよね。
ありがとう。
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もうすぐ

2011-12-15 | 生活の風景
わが家も
少しだけクリスマスらしくなった。
友達からいただいたものだけどね。
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「ナラタージュ」

2011-12-14 | 読書
ホントは
この本を読んだことを書くつもりはなかった。
イイ歳して高校生や大学生が主人公のラブストーリー読んだっての
ちょっと恥ずかしくもあるからね(^^;
でも読後の静かな心の震えは隠したくない。
これは単なる少年少女の恋物語じゃない。

女性の立場から書かれたものだから自分とは対極。
だからこそ30年前を振り返り、
「あぁそうだったのか」とわかることがある。
小野くんはまるで当時のワタシだ。

あとから作者の経歴を読んでみたら
なんと高校生の頃に芥川賞の候補になったとのこと。
まだ20代なのに今まで2度候補になったらしい。
そう。
ラブストーリーではあるけれど、
確かにこれは純文学かも知れない。
ワタシのバイブル「されどわれらが日々」に通じるものを感じた。
自分の大学時代と違うことを挙げるとすれば、
この子たちの方がずっと大人であること。
ちゃんと地に足をつけ、考えながら行動する姿を見て
自分の学生時代とは大違いと、ちょっと凹んだ。

「ナラタージュ」島本理生 著 角川文庫
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静かに

2011-12-13 | 生活の風景






夕陽を見る。
富士のシルエットを、
東京タワーや都会の夜景を見る。
いろんな思いや感慨が
こみあげてきた。
夕陽とともに
だんだん自分も消えていきそうになりながら。

心の中のBGMはMichael Franks「Antonio's Song」
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cafe LOKI

2011-12-12 | 食べ物・お店
昨日の昼食は
近所のカフェにて。
小さな美術館が休日だけカフェになっている。
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「心に龍をちりばめて」

2011-12-11 | 読書
これも一気読み。
展開が大きく、広く、
時間も過去と現在を自在に行き来する。
ある程度先が予想できるストーリーだが
それでも集中して面白く読めるのは
内的世界を覗き込むようなこの作者の作品には珍しく
動きの多いストーリーで読ませるからだろう。

とはいえ、
解説で言われるエンターテイメントではないと思う。
帯に書いてある「恋愛小説」でもない。
テーマは親子、そして生と死。
命をどうつないでいくのかということも考えさせられる。
読後、解説の内容にこれほど違和感を感じたのは初めて。
女性と男性とでは
これほど読み方に違いがあるということか?

「心に龍をちりばめて」白石一文 著 新潮文庫
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シャンティ国際ボランティア会30周年

2011-12-10 | 世界・平和






私が初めてシャンティ国際ボランティア会(SVA)と出会って10年。
アジア子ども文化祭(ACCF)に出演がきっかけだった。
すぐに維持会員となった。

今日のイベントは活動に直接触れられる貴重な機会なので
案内が届いてすぐに参加を申し込んだ。
1部のパネルディスカッションがなかなか良かった。
NHK解説委員の道傳さんの話
「世界の大人の6人に1人は識字できない。
 字が読めないと薬も判別できず
 買い物もできないなど生活情報を得られない。
 まともに仕事もできないから貧困に繋がり、
 ひいてはそれが紛争となる」
全日本語りネットワーク理事長の佐藤さんの話
「衣食住と同じぐらい教育と文化は大切」
が印象に残った。
現代日本においても識字問題は外国籍の方々を中心に
問題が大きくなりつつあるとのこと。
実際そういう方と話をしたことがある。
車の免許も取れず、電車やバスにも乗れないので
どこにも行けないと言っていた。

国際教育支援NGOとしてのSVAへの期待はますます大きい。
私もささやかながらお手伝いしていきたいが、
本当は実際に手足を動かし、体験しながら、
支援したいところではある。

最後の写真はタイの少数民族モン族の刺繍。
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「欲情」

2011-12-09 | 読書
タイトルや
帯のコピーに惹かれて読みはじめた人(特に男性)は
恐らく早々に失望するに違いない。
この作品がいう欲情=自由への渇望なのだから。
社会のしがらみやルールや役割から脱して
個人として自由を求める感情を「欲情」と表現している。
しかし人間はひとつの枠組みを脱しても
また他の枠組みに取り込まれるだけのことだ。
本当の自由は生の向こう側にある。
死こそ本当の自由なのかも知れない。

でも、この作品の登場人物たちに言いたい。
ストイックに、慎ましく生きるのもいいものだよと。
外側が抑制される分、
内側の精神はスピリチュアルに躍動を始める。
信夫が出会った高知の農夫たちのように。

「欲情」坂東眞砂子 著 講談社文庫
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幸せのモノサシ

2011-12-08 | 世界・平和
今読んでいる本の舞台のひとつはポルトガルの小さな漁村。
何代も続いて同じ石造りの家に住み、
仕事をし、街のカフェでお茶を飲み、
夜は仲間と小さなレストランで酒を酌み交わして
家では家族とともに過ごす。
若い人も、老いた者も、男も、女も。
日曜には教会へ通い、隣近所で挨拶を交わしあう。
つつましく、ささやかで、そして幸せな日々。

先日話題になったブータンも
昔ながらの生活を守り、伝統と自然を重んじ、
それでも若い人達は海外のポップスに耳を傾けて踊る。
そこにもつつましく、ささやかで幸せな日々がある。

日本人はまじめで、勤勉で、
昔からより良い生活を求め続けてきたと思う。
それが明治期の急激な文化発展や
戦後の復興に繋がったのだと思う。
しかしあまりにまじめ過ぎ(?)
常に現状に満足することなく上を目指し続けた。
その結果
「もっと良くなるのではないか」
「もっと楽になるのではないか」と
周囲を見渡し、他人と自分を比べてしまう。
他人よりも上に立ちたい。
他人に負けたくないと無意識に思い続け、
その世界は徐々に矮小化する。
古いものを壊し、常に新しいものを求める。
建物も、生活も、慣習も、伝統も。
果てには、人より上に行けないと感じると
自分より弱い立場の人間へ攻撃を始める。
自分の優越感を満足させるためだけに。

私達日本人は
何か大切なものを忘れてはいないか?
今あるもの、自分の立場や取り巻く環境を認識し、
その中でささやかながら幸せを感じる感性を
どこかに置いてきてはいないか?
今より便利な生活や今持っている大金が
果してあなたに幸せを運んで来るか?
ひとつ上を手に入れると
更に上の何かを欲しくはならないか?
いつになったら満足できるのか?

足を地につけ、周囲を見渡し、
もう一度自分が何者であるのか、
幸せのモノサシはいったいどこにあるのか、
考えてみないか?
人に勝つことより大切なことはないか考えてみないか?
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赤い鳥

2011-12-07 | 音楽
今でこそBluesが好きだとか(中でも日本語の関西Blues)、
SOULやBOSA NOVAがいいとか、
CrusadersやSTUFF、Grover Washington Jrなどの
Jazz Fusionをよく聴いたとか
憂歌団やBEGINの曲をバンドで演ったとか
はっぴいえんどやユーミンはかっこいいよねとか、
伊勢正三の曲は懐かしいとか・・・言ってるけど、
実は原点は赤い鳥だったりする。

「竹田の子守唄」が被差別に伝わる子守唄だったため
イデオロギーについて語られたり、
「翼をください」が合唱曲として知られたために
教育現場からもおおいに持ち上げられたりすることもあるが、
基本的にはよりネイティブまたはシンプルな音楽を
5人の美しいコーラスで聴かせるグループ。
それぞれの方向性の違いにより、解散後は
後藤悦治郎さんご夫妻は紙風船としてネイティブなフォークを目指し、
山本潤子さんをはじめとする他の3人は
よりポップなコーラスグループとしてHi-Fi-Setを結成したが、
それらを見ていても赤い鳥時代に目指していたものがよくわかる。

コーラスは楽しい。
かつてそんなバンドもやっていたからよくわかるけど
楽器の演奏に乗ってひとりがボーカルを取る楽しさとは
また違った面白さ、楽しさがある。
合奏もそうだが、仲間の結びつきをとても感じる。
2人のコーラスもいいが、できれば3~5人。
それによって何重にも厚いメロディーが出来上がる。

赤い鳥の曲で言えば
「わすれていた朝」「紙風船」「風は旅人」「赤い花白い花」が
今も耳に残っているが、
(どの曲が後藤さんたちで、どれが山本さんたちかよくわかる)
何といっても好きなのは「まつり」。
もの悲しく美しいメロディーとコーラス。
当時の高度経済成長にも疑問を呈しているような歌詞。
歌ってみたいな。

   「まつり」

 夕日は遠くに 落ちて行ったよ
 小鳥はねぐらに 帰って行ったよ
 うかれた街に 踊っているのは
 お面をかぶった 役者だけだよ

 まつりはもうすぐ 終わってしまうよ
 サーカス小屋の 灯りも消えたよ
      (詞・曲 後藤悦治郎)
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「彼女がその名を知らない鳥たち」

2011-12-06 | 読書
いったい何者?
まったく違う世界から50代半ばでの遅咲きデビューと同時に
「九月が永遠に続けば」をヒットさせ、
続いてこの重厚な作品だ。

エンターテイメントではない。
シチュエーションはひたすら不快。
愛すべきダメ人間の小説は数あれど、
本作に出てくる人間たちは
すべからく眉をひそめたくなるようなダメ人間ばかり。
それぞれが勝手に自分たちの思惑の中でうごめいている。
一番まともに見える主人公の姉でさえも
心の中の澱を隠し、その「普通」ぶりが空々しい。

だが待てよ。
現実のこの世のどこに完璧な人間がいるのだろうか。
少女漫画の男の子たちとは違い、
みんな何かしら弱みやコンプレックスを抱え、
心のどこかに闇を抱きながら生きているのではないか?
とすればこの作品はゾラ並のリアリズム小説なのかも知れない。

中でも中年男の汚らしさとある種のだらしなさ、
そしてみっともない虚栄心や執着心を持った陣治は
自分自身を眺めているようで嫌な気持ちになる。
そんな彼の
「楽しかったなぁ、十和子」
という、物語最後の言葉が目に入った瞬間、
ささやかな彼の人生が迫ってきて胸が詰まった。
周囲が迷惑するほどとんでもなく不器用だけれど、
まぎれもなく、これも愛。

「彼女がその名を知らない鳥たち」沼田まほかる 著 幻冬社文庫
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今朝の盛岡

2011-12-05 | 生活の風景
雪だねぇ。
日中の予想最高気温は2度。
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2011-12-04 | 生活の風景
今日の花巻は
未明から大荒れの天気。
真っすぐ歩けないほどの強風に
みぞれが混じる横殴りの雨。
時々雹まで降ってきて
ダウンジャケットのフードから出てる顔が痛い。

大荒れの中、
一瞬陽が射すと虹が現れる。
まるで人生。
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コーヒーブレイク

2011-12-03 | 生活の風景
花巻駅前、
馴染みの喫茶店にて。
久々の熱いコーヒーにホッと一息。
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上野駅

2011-12-02 | 生活の風景
今から花巻。
くたくただぁ。
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