風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

妙庵

2018-06-26 | 食べ物・お店


花巻駅西口の住宅街の中、
ひっそりと佇む純和風の家がその店だった。
門の前に看板はあるものの、見逃しそうなほど。



門から植栽に囲まれた露地を抜けたところに玄関があった。

ここは以前裏千家のお茶の先生が教室を開いていたお宅。
その先生が昨年亡くなり、娘さんが遺されたお茶室などを使って
小さな小料理店を5月に開店したのだという。
この歳になるとこういう落ち着いた雰囲気が嬉しい。



さっそくお茶室を拝見した。
四畳半の小間だが、京間の畳を使っているので
まるで狭さを感じない。
普通の畳だと、
私が正座すると前に扇子を置けないほど
畳の幅がギリギリなのだが、
この畳だと前も後ろも余裕だ。
お軸も花入も洒落ている。
経営者の方もお花をされているとのことだが、さすが。



テーブル席のあるもうひとつの部屋に案内されたが
こちらもお稽古に使っていたとのことで
床があり、炉も切られているとのこと。
竹の花入は裏千家家元好みだそうだ。
お持ちになっているであろうお茶道具も拝見したいものだ。



野菜の煮浸しが優しい味で
汁までぜんぶ飲んでしまいたいほど。
これらを肴に軽く浜千鳥を2杯ほどいただいたが、
2〜4人ぐらいでこんな店、いいなぁ。
料金も思ったほどではなくてリーズナブル。
今後いろいろ使わせてもらおう(^^)

こういうお店が新しくできたことが嬉しい。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 上根子熊野神社 例大祭 | トップ | 花巻の観光戦略 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

食べ物・お店」カテゴリの最新記事