風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

花ブロックフェチ

2022-11-12 | 文化
沖縄に惹かれるヤマトンチューは多いが、
惹きつけられるポイントは人それぞれ違うだろう。
サンゴ礁に囲まれた美しい海は
ダイビングをする人ならずとも目を奪われる。
やちむんや琉球ガラス、紅型などの工芸品も素敵だ。
沖縄すばやソーキ、豚足など独特の食文化も
泡盛とともに楽しみのひとつだろう。
雑然と並ぶ市場の雰囲気や、
米軍絡みでアメリカナイズされた風景なども。
なにより、本土とは違う南国の雰囲気が
人々を魅了する。

私が沖縄に惹かれるのは
上記に挙げた風物はもちろんなのだが
何よりもその文化。
特に唄や踊りなどの芸能に強く惹かれる。
だから三線も買って自分でも練習してみたりした。
そしてもうひとつ。
沖縄独特の建物にとても興味がある。

沖縄の古民家は赤瓦を漆喰で固めてあり、
とにかく低く軒が深い平屋建て。
開口部が広く内部は開けっぱなしのイメージ。
暑さと強い日差しを避けつつ
強烈な台風にも備えた造りになっていることがわかる。
縁側に座り、泡盛を脇に置きつつ
三線を爪弾くシーンに憧れを抱いたりもするが
そんな生活をしている人はそうは多くないのかな?😅

で、建物に関してはもうひとつ。
コンクリート造りの家の花ブロックにも惹かれるのだ。


台風の暴風にも耐えるコンクリート。
夏は暑さを凌ぐために花ブロックで風を迎える。
もちろん外部からの目隠しにもなる。
沖縄の道を歩いていると
周囲の家々に使われている花ブロックに目を奪われる。
屋上の柵もコンクリートで様々な意匠。
ちょっとしたコロニアル風の風景を形作っている。

だから、私が訪沖すると、まずはまち歩きがしたい。
ついでに市場やアーケード街を通りつつ、
例えば那覇だと壺屋などを歩くことになる。
そして民謡酒場へ行きたい。
沖縄料理も楽しめるし、芸能も堪能できるだろう。
もちろん古民家の風景を見るために島々も回ってみたい。
歴史にも興味があるからあちこちの城(ぐすく)にも。
海を眺めるというプライオリティは低いけど
島々へ行けば否応なく眺めることができるよね。

古民家でも、コンクリート造りの家でもいい。
住んでみたいなぁ。
コメント
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