風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

「編集」

2018-08-22 | 読書


大ベテランの編集者による金言集。
書いてあることがいちいち実となり肉となる。
本の作りも流石だ。





キーワードは「差別化」だけど、



「現代に足りないものは哲学」にも深く納得。
ISも、アルカイダも、オウムも、戦前の大日本帝国も、
みんな自分の正義に従っていただけのこと。
「正義」とは時と場合、立場によって正反対の価値を持つ。
だから道徳や倫理では人の行動規範を正せない。
「人はどうあるべきか」を哲学で学び、
自ら考えなければならない。
我が意を得たり。

表4のコピーが心に刺さる。
「良い本の作れない編集者に、存在の意味はない!」


「編集〜悪い本ほどすぐできる 良い本ほど難しい」
       豊田きいち:著 パイインターナショナル
コメント
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