何度も新装版が出ている記録。
勤労動員の最中、真上で原爆が炸裂し、
最終的には全滅した広島二中の１年生たち。
そのひとりひとりの最期を丹念に追った
広島テレビによるドキュメンタリーだ。
私は本書を、小学校４年の頃に
担任の先生から借りて読み、自分でも買った。
小学校でも読める内容だ。
「いしぶみ」（ポプラ社）。
夏休みの読書に、読書感想文に、
過去を振り返るこの本はどうだろうか。
普通の、ささやかな日常を送る市井の人々の上に
１発で街を吹き飛ばす威力ある爆弾を、
いつまでも体を蝕む強烈な放射線を、
何の躊躇もなく落とされたあの日のことを思い出す日。
73回目の原爆忌。
「安らかに眠ってください
過ちは繰り返しませぬから」
