先日の朝日新聞「声」の欄に掲載された11歳の男の子の投稿。
お父さんを亡くした悲しみの中にあって
不安と戦いながらの強い決意表明が胸にグッときた。
大丈夫、ことさら背伸びしたり無理したりする必要はない。
名前の通り、自分の未来に翔ける気持ちで
自分がやらなければならないことを地道にやっていけばOK。
そして時々お母さんの相談に乗ったり、
兄弟のことを気にかけてあげるだけで充分だろう。
君が自分の道に向かって一生懸命になる姿勢を見せることが
親にとっては頼もしく、生きがいになることだから。
笑顔だけは絶やさずに、みんなを明るい気持ちにしてあげて欲しい。
「柱に」と言われても、なかなかわからないよねぇ。
私の場合、親戚が政治家だったこと、
そして両親がこの地域で教員をしていたこともあって、
小学校の頃から高校まで
「お前が学年やクラスの柱にならなきゃダメだ」
と言われ続けてきた。
元来ちゃらんぽらんで、レールから外れることが多かった私。
そう言われ続けることがウザくて、
さらに大人たちが困ることばかりやってきた気がする。
第一「柱に」ってどうすりゃいいんだよ。
優等生は嘘くさくて、そんなのになりたくなんかなかったし、
勉強だって好きな国語や社会は教科書以外のことまで突っ込んだけど
理数系ははじめから興味の範囲外で放り投げていたし。
今なら多少はわかる。
別に優等生になれとか、みんなに号令かけろとか、
そういうことじゃなかったんだなぁ。
ヘラヘラ遊んでばかりじゃなく、真摯に自分の将来を考えながら
自分がやるべきことをしっかりやればそれでよかった。
それがわからないから反抗、反発ばかりだった。
この投書の子はすごいねぇ。
11歳にしてしっかりそれを理解している。
とじゃいえまだまだ彼に人生はこれからだ。
周囲の大人たちも彼を支えてあげて欲しいと心から願う。
彼のこれからの人生が笑顔で過ごせるものであって欲しい。