風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

「どんと晴れ」

2007-03-26 | 風屋日記
4月から始まるNHKの新朝ドラは盛岡が舞台となる。
題して「どんと晴れ」。

「どんとはれ」とはこちらの言葉で
昔話をした時などに話し終わった後の最後の言葉。
いわば「おしまい」みたいな意味を持つ。
密かに私見で「どーんと払え(終わったから散れ)」
という意味なんじゃないかと昔から考えていたが、
いずれにせよその「どんとはれ」に
「晴れ」を掛け言葉にしたドラマタイトルだ。

主人公は老舗旅館にお嫁に来て女将となる女性。
地域に残る慣習や女将修行に苦労しながらも
明るく逞しい成長物語のようだ。
モデルになったのは
盛岡の奥座敷と呼ばれる繋温泉にある旅館四季亭。
私クラスは気軽に泊まりに行くことができない
それなりに高級な旅館だが、
かつて奥州征伐に来た源義家が湯治のために
愛馬を繋ぎ停めたところから命名されたという繋温泉、
このドラマが温泉全体の観光蚕業の冷え込み解消に
貢献してくれることを心から願っていることだろう。

盛岡が連続ドラマの舞台になるというのはいつ以来?
花巻なら賢治生誕100年の時に1クールの連続ドラマとして
「鬼ユリ先生」のドラマがフジテレビで放送されたけど
盛岡が舞台というのは「壬生義士伝」の映画しか知らないなぁ。
あれだって本当の舞台は京都だったし。

ともあれ、南部弁(ネイティヴとはちょっと違うけど ^^;)や
小岩井の1本桜を始めとした岩手の風景は
半年間の放送中にふんだんに出てくると思われる。
ストーリーはもちろんだけど
そういうところも楽しみにして見て欲しいなぁ。
コメント
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