吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

21世紀になって四代の世襲二世総理日本の不幸

2008年10月13日 | Weblog
 森総理が2001年2月、20世紀最後の総理を辞め、日本の21世紀への道筋を小泉首相に託した。その後の日本は四代つづけて、難局や困難や非同調がイヤという二世特有のひ弱な世襲議員の総理総裁をいただいた。

 改革を旗印にした小泉首相は、郵政改革に端緒をつけたところで、”もう改革への道筋はつけた”と改革の”痛み”を残したまま退陣し、典型的な”おぼっちゃん二世議員”安倍総理に後継を譲った。安倍首相が一年も持たず、政権を放り出すことを予見出来たか出来ないかは知らない。

 地味で控え気味に見えた福田さんが安倍首相の後を継いだ。あの福田赳夫総理の息子さんだ。国民の審判や信託なる選挙を受けることなく、与党自民党のタライ回しによる日本のトップ総理大臣は、この福田さんが急遽政権を投げ出すことにつづき、また典型的な世襲二世議員、麻生総理に引き継がれた。四代続けての世襲二世首相がつづいても、何の不思議も不合理も感じない日本なのだ。

 麻生首相が誕生したころ、やはり”国民の審判やお考え”を仰ごうという空気が出て、10月26日、11月9日や11月23日あたりの総選挙がささやかれたが、やっと権力ポストを得た麻生さんが、そのポストに執着しだした。そこに襲来した蒙古ならぬ米国発の金融危機と大幅な株下落と金融関連企業の破綻だ。景気刺激策としては心もとない補正予算に、二次補正や景気経済の難局に対処することを避けての解散などあるわけがないと、しばし続投の意向がつよい。

 国民の信頼や時の総意を背景にしない総理総裁に未曾有の難局を乗り切れる力があるのか、疑問が大きい。謙虚さのカケラもない二世首相を、ただあてがわれた国民の不幸をどのように捉えているのだろうか。与党も野党もなく、国会議員の皆さんにお考えいただきたく思う。
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