吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

泰山木の白い花とマグノリアの閑話

2020年07月15日 | Weblog
「マグノリア」と聞くと何を想起しますか? 少し前(1999年)のあのアメリカ映画ですか、それとも香水やオードトワレのマグノリアですか? コスメや香水の原料だったり、モクレンに似たアメリカ原産の花木ですか? 私には遠い存在ですが、あのマイルドで優しい、少し温かみや甘さを醸す香りそのものを以って”マグノリア”をイメージします。


ずばりモクレン(木蓮)の香りが好きという女性も多そうですが、”マグノリア”というと少し違うようです。「マグノリア」は、木蓮(モクレン)の仲間の花木ですが、主にアメリカは中南部のミシシッピィ州やルイジアナ州の原産で、日本でいう泰山木(タイサンボク)のことです。タイサンボクはモクレン科の常緑高木ですが、和名の泰山木は中国山東省の名山”泰山”にたとえられたと言われています。




主に公園樹として植栽される高木にもかかわらず、その樹木姿や緑葉の中の大きな白花が好まれ、よく庭木公園樹として植栽されている。皇居の東御苑にあるタイサンボク(泰山木)の花は、その大きな白い花の姿やほのかな香りで、多くの来園者に愛されています。とくに梅雨期から初夏の東御苑のタイサンボクやねむの木花や夏椿などは、池のアヤメやカキツバタとともに清々しさを感じさせます。
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