吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

今年の漢字が『新』だという?

2009年12月13日 | Weblog
 あまり”新”というイメージが浮かばない2009年だが、11日発表された今年の漢字は「新」だ。2009年12月11日例年のごとく清水寺で大きな筆字で発表された漢字(日本漢字能力検定協会が公募、発表)だ。

 新記録のイチローや石川遼。鳩山新内閣や新体制。新型インフルエンザや多くの新人議員たちなど、”新”が多かった2009年という理由だ。新年や新春、新入生や新入社員など、”新”には希望があるが、2009年の希望は空念仏っぽい。希望の響きがない”新”は、どうも受け入れ難い。

 2007年の今年の漢字は「偽」。これを2007年偽Ⅰにすると、2008年偽Ⅱ、2009年偽Ⅲにしても今年的だ。2008年の「変」を変Ⅰにした2009年変Ⅱも頷ける。2008/09年を”変化して新”と捉えてもよさそうだが、まだ”新”が見えない。変Ⅰ、変Ⅱのほうが抵抗なく受容できる。

 基本的な体制や価値基準が変わっていないのが、変化の前後なのかも知れない。変化の前の体制や価値基準が崩壊したり、消失して”新”のような気がする。民主党は、決定的に保守自民党と違って”新しい”ことを提示してほしい。新しい価値基準や新しい希望を示してほしい。新がイメージできる2010年にしてほしい。

 今年の漢字を発表している(財)日本漢字能力検定協会の”お金”スキャンダルがちゃんと決着していないことなどが、余計ことしの漢字受容性を後退させるのかも知れない。2010年が希望的”新”の年になることを願う。
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