吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

似ているようで違う春の草花の小話

2022年03月16日 | Weblog

春は 野山の草花がカワイイ。街の公園や家々の庭園にも、春の花々が美しく咲く。名前が似ている草花や双子のような名前の花があったり、同じ科や属なのに まるで違う花の形や姿の花もある。花の色に赤や紫や白や黄色がある同じ花があるのは 誰でも知っているが。

①キンバイソウ(金梅草)とギンバイソウ(銀梅草)とギンパイソウ(銀盃草)

      (西洋)キンバイソウは どちらかというと高山に自生するキンポウゲ科の山野草。黄色い五弁花が一般的だが、白や紫の花もある。チシマキンバイやエゾキンバイおよびシナノキンバイやミヤマキンバイなども同種だ。

    似たように思われるギンバイソウ(銀梅草)という多年草の山野草があるが、この花は白花でやや木花に近い。アジサイ科になる。よく間違われる山野草に ギンパイソウ(銀盃草)がある。地を這う茎で山野などに広がるカップ咲の白い小花で、ナス科の多年草だ。

②イチリンソウ(一輪草)とニリンソウ(二輪草)とサンリンソウ(三輪草)

    これらの春の山野草は、キンポウゲ科イチリンソウ属の小さく白い五弁花を咲かせる同属の草花というより兄弟姉妹のような花だが、ともに小さく白く咲く花がカワイイ。花は白い小さな花だが、草茎や葉や花の付き方がそれぞれ少し異なる。

   木蔭の草むらや林床に広がって白く咲く似た山野草だが、よく見かけるのはニリンソウ(二輪草)。山野の食草にもなるニリンソウだが、少々若葉が毒草のトリカブトと似ているので 間違わないよう気を付けなければならない。

③ビヨウヤナギ(未央柳)とキンシバイ(金糸梅)

    よく見ないと同じ花(低い木花)にしか見えない花に、ビヨウヤナギ(未央柳/美容柳)とキンシバイ(金糸梅)がある。ともに 公園や街路樹足元などに植栽されて、金色の黄花を咲かせる半落葉低木。

   どちらも広く日本全国に植栽されて 初夏に咲くが、ともにオトギリソウ科の半落葉低木。ビヨウヤナギは 葉が細長く、花の雄芯が長く、上向きに花を咲かせるのに対し、キンシバイは 少し葉が広く、花の雄芯が短く、ふっくらと花を咲かせる。

      以上、似たようで違う春と初夏の白い花や黄花などを3種掲げてみたが、他にもアサザ(浅沙)やオモダカ(沢潟)とか バイカモ(梅花藻)やホテイアオイ(布袋葵)などありそうだが、割愛する。よろしくです。

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