七十年ほど昔の自分、まだ小学生だった頃の私。大人たちの云い草を真似て ”言っていた” 菩提樹って、何だったのだろう?と 今でも思う。あそこの「ぼだいじゅ」は・・・とか、誰々さんち(宅) の「ぼだいじゅ」は・・・とか云っていたのは、その家や場所などの”シンボルや家紋”みたいな樹木のようだった気がする。
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大きな銀杏の古木や 樅木だったり、青紅葉の巨古木だったり 檜葉の古木や桜の大木だったり した。そのような ” 標識がわり”の巨古木が、民家の門場や分教場の庭先などにあった。「ぼだいじゅ」って何かも知らない少年の私は、何気なく” どこどこの「ぼだいじゅ」”と言っていた。
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その菩提樹やボダイジュが何かを学習したのは、私が高等学校を終わって上京した頃。 多くの人々が云っている菩提樹(ボダイジュ) は、ただ「お釈迦様が その木の下で ”悟り” を開いたと云われる樹木で、本当はクワ科の インド ボダイジュなのだ」という。
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わが国で「ぼだいじゅ」と云われ そう理解されている落葉高木の菩提樹は、アオイ科シナノキ属の(固有)樹木だと云われたり、いや12世紀ごろ臨済宗開祖の栄西が (インド) ボダイジュと勘違いして中国から日本に持ち帰ったとされるアオイ科の落葉高木だと云われたりしている。
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きょうの今までも、まだ正確にわかっていない私の「ぼだいじゅ」の雑話でした。まだ続くコロナ禍家居のヒマつぶしにもならない?・・。失礼しました。
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