吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

国、役所、地方自治体と官民協働の実効ある「30 by 30」目標の達成を望む!

2022年12月21日 | Weblog

生物多様性の保護に向けた国連会議「COP15」が、カナダ モントリオールで開催されている。2022年12月7日~19日会期だから、きょう”2020年以降の生物多様性のグローバル枠組(30 by 30)が採択される。2010年名古屋の同会議(COP10)で採択された2020年目標の後継「ポスト2020生物多様性枠組案」としての2030年までのロードマップ「30 by 30 目標」と言えよう。

”2030年までの陸と海の30%保全”を目指すという「30 by 30」。今後10年間の生物多様性と生態系の保全、保護、回復とその持続可能な管理についての戦略的なビジョンと取組みのロードマップ化と責務分担を示す。わが国においても、国と環境省や農水省などと地方自治体の役割や分担を確認し、官民協働した実行が求められる。

翻って私自身、中山間地農村の出身ながら 現在、都会市街地に居住している。全国的な少子高齢化と人口流出などによる都市部域における老朽無人家屋の増加などが環境保全を難しくする問題はあるが、地方 里地里山地域の過疎化、高齢化による山林(管理放棄林)、農地(耕作放棄地)の荒廃原野化の進行は 激しい。

雑木林の放置藪化や常緑樹林化などによる草原や疎林や明るい林床を好む生き物の減少および水田や畑地などの耕作放棄による乾田化や水辺生態系の変質などによる野生動植物の生育不適化などによる生物多様性の低下を目前にしている。とにかく、「30 by 30」の目標達成に実効ある施策と取組みを願う。

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