吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

きょう12月20日は「ブリ(鰤)の日」だという。寒鰤の時節だからか(?)

2022年12月20日 | Weblog

12月は 陰暦月(和名)で ”師走”(しわす、しはす)。師(お坊さん)が 東西に忙しく走り廻る時節から、らしい。真冬に水揚げされる寒ブリ(鰤)は 丸々と太って脂がのっていて 甚く”おいしい”という。まるで、冷たい海を”師走る”ごとく泳ぐ魚(ブリ)へんに”師”と書き、”ブ(2)リ(0や輪)"なる語呂合わせで ”鰤"(ブリ)の日 12月20日になったという。

春夏秋冬と 暖かい夏や寒い冬のある日本。寒冷の日本海で真冬に獲れる寒鰤。寒波寒中と言われる”冬”にあって、寒菊や寒椿などが里に季節の花を演出する。とくに、山茶花と(藪)椿の交雑種として家々の庭先や里山麓に鮮やかな真紅の花(赤以外もある)を咲かす寒椿との対照で、日本海の寒鰤が 真冬を幸せにする。

山茶花や椿にも 色々な花(種や花弁や姿)や名前があるが、出世魚などと呼ばれるブリ(鰤)も 成長するに従い色々呼称が変わる。ワカシ(ツバス)ーイナダ(ハマチ)ーワラサ(メジロ)ーブリ(ブリ)と関東や関西(  )など地域によって呼び名も異なる。アブラ(脂)が特徴のブリ(鰤)は ”アブラ”の「ブラ」が転じて「ブリ」になったらしい。

わが国には 365日記念日のない日はない。12月20日も「シーラカンスの日」や「霧笛の日」や「道路交通法(施行)記念日」や「デパート開業の日」など、いろいろな記念日がある。6,500年も前に絶滅したと言われる”シーラカンス”が 20世紀中頃 捕獲確認されての記念日制定というから、人間の適当さがわかろう。

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