吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

初夏は、水中花や水生植物の花が涼しさをくれる。

2021年05月07日 | Weblog

夏の花といえば、水中花や水草など水生植物の花。蓮田や蓮池に咲く早朝のハス(蓮)の花や池の水面に群れ咲くスイレン(睡蓮)の花などが代表。ハスはいわゆる食用のレンコン(蓮根)が、水面の上に葉や花茎を伸ばして大きな花を咲かすが、スイレン(睡蓮)は水面に浮いて赤、黄、ピンク、白などの小さな花を咲かす。

スイレンが浮草花なのに対しハスは、水底の土に根や塊茎(レンコン)を生やして育ち、水面の上にまで茎や葉を伸ばして大きな花を咲かす。レンコン収穫を目的にする水田の蓮の花と、大賀ハスなど花観光用を目的にする蓮池は大きく違うが、どちらのハスの花も同じ姿で観賞できる。上野の不忍池の早朝は、ハスの開花を音まで添えてみたい人々でいっぱい。

ハスやスイレンに次ぐ人気の夏の水生花は、バイカモ(梅花藻)やアサザ(浅沙)など。アサザは山や林の空気や景色を訴求する山中の旅館の池などに、スイレンと同じように水面に浮いてキレイな黄色い花(ミツカシワ科)を見せる。湧き水清水川や少し冷たい清流の水草で、ウメ(梅花)の形の白い花を咲かす水中花がバイカモ(梅花藻)。

中山間地の棚田掘などに、真っ白い小さな花をみせる水田雑草はオモダカ(沢潟)だが、仲間(キバナオモダカ科)にウォーターポピーといわれる黄色いポピーのような花を咲かす水草花もある。また、水面に浮いて群れる緑葉の中から頭出しして青紫の美しい一日花を咲かすのはホテイアオイ。

 

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