吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

野原や里山の麓などに春・初夏に咲く草花の雑話

2021年05月06日 | Weblog

春から初夏にかけて野原や里山の麓や道端などで、よく見かける草花を6種ほどあげた。ノアザミ(野薊)、タンポポ(蒲公英)、スミレ(菫)、キンポウゲ(金鳳花)、ミヤコワスレ(都忘れ)、ニリンソウ(二輪草)。カタバミ、オオイヌノフグリ、ドクダミ、シロツメグサやレンゲソウなどは、割愛させていただいた。

山野草と言えば、ノアザミ(野薊)。初夏の山野で、赤紫や淡紅色に咲くキク科の多年草。戦後昭和24(1949)年頃より流行った「あざみの歌」で解るように、多くの人々の郷愁を誘うのがアザミ(山薊)のようだ。つぎに野の花の典型は、タンポポ(蒲公英)。いま、多くの畔道や道端で見られるタンポポは、セイヨウタンポポ。生命力が強く、黄色い(叢)花を太陽に向けて咲かす。

里山の春の情景に欠かせないのがスミレ(菫)だが、近年はスミレ(三色スミレ)の園芸種パンジー(含、小ぶりのビオラ)と混同したりする。日本原産ともいわれる「スミレ」は、北海道から九州までノジスミレ、ヒメスミレやアカネスミレなど何十種類もあるらしいが、花の色や形など様々な違いを考慮すると150種類以上もあるといわれる。

少し高い山の草原に群落して生育するミヤマキンポウゲに代表されるキンポウゲ科の花は、その形や色などの美しさからキンポウゲ(金鳳花)をはじめアネモネやクリスマスローズなど、多くの花々が愛好されている。ウマノアシガタ(馬の足形)やキツネノボタンやバイカモなども、仲間。加えて、椨や樟林の緑陰下などに真っ白く咲くニリンソウ(二輪草)も、キンポウゲ科イチリンソウ属。林床に群落して咲くカタクリやイワウチワのように群生して真っ白く咲く。

忘れそうになった花のミヤコワスレ(都忘れ)。マーガレットやアスターに近い(キク科)ミヤコワスレは、本州、四国、九州の山地に自生するミヤマヨメナの園芸品種。野菊の一種ミヤマヨメナは淡青色だが、その改良種のミヤコワスレは淡青色だけでなく、青やピンクや白色の花などもある。

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