吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

芽吹きの春直前の3月17日

2018年03月18日 | Weblog
立春を過ぎ一ヵ月半 雨水や啓蟄も過ぎているのに、雑木林や原っぱはまだ茶色。濃い常緑樹とは対照的に、楢や椚などの落葉樹はまだ芽吹きを見せない。茶褐色の幹や枝々は吹き芽をみせない。
茶色の木々や木枝の脇で、青い空に向かって真白な花々を点描するように広げる辛夷の大樹。こぶしの花が、枯れ木や枯れ枝の芽吹きを促している。

人々の姿や暮らしに春の兆しをみるこの時期、里山の木々はまだ眠っているが、山の麓や田畑の土手などには、春を告げる草花が多い。四季という自然の変化に心を合わせる日本人だが、とくに厳しい冬の後の春を好むようだ。きょう明日がソメイヨシノの開花だというここ東京の梅も、ただいま満開。桜梅桃李の春を愛でる。

銀杏や欅など大きな木々の街路樹も多いが、比較的背の低い花ミズキや辛夷などの街路樹も多い。ただいま街路を飾っているのは、白い花をたくさんつけた辛夷。広い住宅地の外れや墓地の林などには、大木の辛夷が 青い空いっぱいに真白な花を広げる。ソメイヨシノ桜の開花すぐを知らせているようだ。

春の木花もいいが、地べたに控えめに咲く草花も可愛い。住宅地の端々のクリスマス・ローズも見ごたえがあるが、ホントに小さな青や黄色のすみれもいい。農道やサイクリング・ロード脇の蒲公英(たんぽぽ)も健気だ。上を見ても下を見ても、春色が匂う。
コメント
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