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吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

あなたは、すべて自家製・手作り派ですか。それとも・・・。

2012年05月07日 | Weblog
近代工業化の発展は、わたしたちの生活に多くの便利やおいしさをもたらしてくれました。生活用品や家庭用品の日進月歩は、省力や時短と便利を創出してくれました。

食べものにおける新しい味や味質の創出と味の向上は、つい半世紀前には想像もできなかったような多くの加工食品をつくってくれました。あまりにも工場生産や加工食品が増えた反動からでしょうか、一方では無農薬や無添加などできるだけ加工したり手を加えない食品が好まれるようにもなりました。

スローフードや工を求める風潮は、人々の自家製や手作りへの指向を高めたりしています。わたしなどは、結構面倒くさがりで手抜き派ですから、できるだけレディメイドで済ましてしまいます。先日もラオックスの豆乳手作り器を買ったのですが、2回利用しただけで機械はどこか奥に片づけてしまっています。1回は一晩の浸し豆で、1回は乾燥豆での直接自製です。

たった2回の手作りながら、いろいろ考え過ぎた結果です。 まずは、出来上がりの豆乳が”おいしくなかった”からですが、よく考えたら、ふだん買って飲んでいる豆乳(調製豆乳など)と比べて、”安全性”などに疑問を持ったからです。ホームメイド時の少々の加熱などでは、気になる青臭さ(えぐみ)やトリプシン・インヒビターなどの除去が不十分なのではないかなどと思ったからです。

一つの学習はここ半世紀の食品工業の発展が、食の安全やおいしさ品質の向上を約束してくれているという反面、自然天然非加工がすべての安全を担保してくれるわけではないということに気付いたことです。それなりに、最近の加工食品が”よくできている”と思うようになったからなのですが、そういうわたしは、結構手作り無添加派を自称してきていました。半分、反省しています。
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