吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

新しい環境に生きるために。

2010年08月11日 | Weblog
 世界中”異常”のようだ。ここ一ヶ月の日本の異常な暑さや時々現れるゲリラ豪雨に四苦八苦していたら、日本だけではないという。中国や東南アジアの豪雨や台風被害も甚大だという。ロシアはモスクワあたりの暑さも半端ではないというし、北欧や北米の天候も異常だという。南米には、豪雪被害が出ているらしい。

 地震や土砂崩れ災害も、あちこちで頻発している。どのような発生原因かわからないが、山林の火災も甚大だという。原油噴出災害など人災も多いが、天候や自然の怒りのような災害も多い。いままでに経験したことのない災害の頻発に戸惑うことしきりなのだ。豊かな国々も貧しい国々も、地球や天候の怒りに”なすすべ”がない。

 暮らし方や政治などの新しい環境への対応を”チェンジ”と言って登場したオバマ大統領も、チェンジをプロモートできないでもがく。一時は、変化症候群にかかったような日本の政治や政治家さんも目標が定まらず漂流していたが、このところの政府や与党の迷走は目にあまる。少子高齢化社会だからと一括せず、どのような成熟社会を目指すのか国の姿をイメージさせてほしい。

 国内の”格差”もいろいろな分野でひどいが、地球規模で眺めた格差のひどさは異常を超える。65億人の世界人口の8割約50億人が、一日(平均)10ドル以下で暮らしている。その半分の25億人近くが一日2ドル(170円)以下の暮らしなのだ。日本のように一日100ドル以上(平均)で暮らしている人口は10分の1の6億人にもならない。

 この日本にしても、働く場所もなく住む家もない人々がたくさんいる。100歳以上のお年寄りも好き好んで”所在不明”になったわけではない。家族関係やコミュニティや絆が崩れたということを理由にするのは”恵まれた人々”だ。行政や政治と行政に携わる公務員や政治をしている政治家に、このような情況や変化に思いをめぐらす気質が欠けていることが、原因の元のような気がする。

 いままでに経験したことのない環境や世界にあって、いままでと違った価値基準の中にあって、どのようにバランスしてみんなで生きて暮らすのかを考えて欲しいと、政治家の皆さんや高級官僚の皆さんに振るだけでは酷な気がする。自分もささやかだが、シェアしたいと思う。
コメント
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