吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

2008年10月10日、暗黒の世界大金融危機のメモリアル

2008年10月11日 | Weblog
 10月10日は、私たちの結婚40周年のメモリアルデーなのだが、吹き飛んだ。世界同時金融危機のそれに変わった。

 一昨日、ニューヨーク株9000ドル、東証・日経平均9000円台をメモ・ブログした。2日後の2008年10月10日東証・日経平均株価は、前日比1000円近くも下落、終値は880円を越える安値で、8276円。米国株価は、前日比700ドルも下げ、ダウ工業株平均8000ドルを割り、7882円だ。ロシアやヨーロッパ諸国も軒並み史上最大の株安。金融不安や危機を通り越し、文字通りの金融大恐慌ショックの2008年10月10日、暗黒襲来を思わせるメモリアルデーになった。

 人口減少、景気経済大減速時代への対応は、大手流通企業において顕著だ。コンビニエンスストア業界2位のローソンが、東京をローカルエリアにするエーエム・ピーエムを買収する意向を発表。百貨店3位の高島屋が阪急阪神と業務提携、近く経営統合する方針だという。西武とそごう、大丸と松坂屋、三越と伊勢丹につづく四番目の経営統合だ。デパートもコンビニも大きくグループ化再編して時代市場への対応を急いだ。

 金融危機と景気経済後退への対処に遅れをとった金融市場は、リーマン・ショックにつづいて不動産投信Jリートの破綻や大和生命の破綻と、日本にまで容赦ない襲来だ。この1ヶ月で日本の株価は32%下落、米国25%、ロシア37%、ブラジル29%、ドイツ22%、英国20%、インド19%、韓国16%などの下落だ。ニューヨーク株(ダウ工業平均)の8000ドル割れ7000ドル、日本の東証(日経平均株価)の8000円割れ7000円の不安が現実になりそうだ。

 アメリカの大幅な公的資本注入と欧州のそれを避けては、危機暗黒脱出の処方はなさそうなのだ。それに付帯する強力な対策を米欧世界共同して出すことが求められるだろう。昨日のG7につづくG7、G8を日本が呼びかける番だ。

 このような危機や不安の乗り越えは、多分に”精神や気分”的な処方にある。市場、経済、投資家、企業そして消費者の景気経済展望への”不安感”を解消する施策や行動が急務なのだ。日本や各国の首相や大統領をはじめ政治に携わる方々のリーダーシップに期待するところ大なのだ。
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