吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

乱高下不安定の落ち着き先

2008年10月25日 | Weblog
 世界的な金融危機は、株価と為替レートの大幅下落と日々の乱高下に表れている。この現象への対処と収束政策が日々検討、協議されているようで、”これで落ち着きそうだ”という手ごたえがない。G8やASEMなどで各国の首脳が会議しているようだが、メセージに自信と力強さが出てこない。

 100円前後だった対ドル円やガソリン価格が、ただいま1ドル90円にも高くなり、原油価格は一時の半値になっているというのに、この間200円にもなっていた日本のガソリン価格は、来月やっと140円ぐらいだという。100円に戻ってもいいはずなのに、そうはならない。

 原油も穀物も、鉄や金などあらゆるモノが相場や先物価格で取引される。投資家の投資は、いつも”予想”や”思惑”でなされる。予想と事実の乖離で利益したり損失したりする。現実には、このような非現実、非実体の金融市場が、実体経済をリードするのだから不思議だ。

 多くの庶民は現実を生きる。現実にバーチャルが入り込んできている風があっても、サイフに入っているお金の範囲で買い物をする。クレジットで買う場合でも、明日の確かな残高の範囲で買い物をしている。政府みたいに、確かな先行きの読みもしないで、予算を組んだりはできない。補正予算などという調整装置もないからだ。

 大幅に下落する株価により企業や株主の資産も、国の資産も半減している。文字通りの国富の大幅喪失により、国自身が崩壊の危機にある国が出ている。先の日本のバブル崩壊を上回る”経済社会”の崩落が襲来する。世界の首脳や日本政府のリーダーたちの経済や国の力強い舵取りに期待するばかりだ。

 乱高下と不安定の落ち着き先が、最大公約数的に”ほどほど”レベルになってほしい。早期にそうなってほしいと願う。


 しばらく、ブログの更新をサボっていたが昨日の株価や為替レートに何も書かないでスルーできない。25日早朝の更新でした。
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