吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

間違いと失敗ばかりのジコチューのやさしい親切

2008年08月23日 | Weblog
 「ABCホールは、どう行けばいいのでしょうか」「EBCホールは、その十字路を左に行き、2つ目の信号を渡ったところの左の建物です」。実はABCホールは、十字路を右に行った方向にあるのだ。逆だ。しばらくして、ABCホールとEBCホールと聞き間違えていることに気づいた。すでに後の祭りだった。

 「このように考えているのですが、やはりAでしょうか」「そうですね。Aも考えられますが、市場や消費者の受容性を考えると、Bだと思いますが」などと、確信と親切でアドバイスした一年後、他社のAが世の中の主流やブームになっていることも多い。

 控えめに外に出さないように、やさしさや親切に努めることをふだんのモットーにしている自分だが、これが世に言うアダになり「失敗や間違い」をヒトに与えてしまうことが多い。場所や駅や行く方向などを、ふだん行き交うヒトに尋ねられ、あやふやのままや確信してヒトに教え、これが間違っていたり、遠回りさせたりする結果になっていたりする。

 「下手な親切ややさしさは、ほどほどにしなさい」とよく親に言われ、そういう親の親切やおせっかいを見て育った自分には、「見ない、聞かない、知らない」ふりが出来ない。自分に出来ることならヒトのためになりたいと、余計なお世話に走る。気をつけようと思うが、ジコチューの性分がこれを止めない。

 自分を大事にしようと思うぐらいヒトに迷惑を掛けまいと思うのだが、浅いジコチューの親切屋の自分が勝手をする。出来るだけ余計なおせっかいや間違いや迷惑にならないよう心するが、今日も親切心がうごめく2008年夏でした。
コメント
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