吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

サステナビリティ(持続可能な)のためのバイオミミクリー。

2008年08月04日 | Weblog
 ドイツや環境問題取り組み先進国で多く使われている言葉に、バイオミミクリー(Biomimicry)という言葉があると、わたしのバーチャル・フレンドlacocco(らこっこ)さんが教えてくれた。レオナルド・デカプリオ演出ナビの「THE11th HOUR」で、よく紹介されていると教えてくれたが、わたしはまだその映画をみていない。

 バイオテクノロジー(Biotechnology)一辺倒の日本の環境問題取り組みにアドバイスしてくれているのだが、バイオテクノロジーイコール遺伝子工学操作とお考えのようだ。確かに生物のDNA操作が過ぎると、生物や自然の生態系が破壊され、持続可能な環境要件が損なわれる不安は拭えませんが、遺伝子工学や操作のみがバイオテクノロジーではないだろうと思う。

 バイオミミクリーという”自然を模倣する超現代的な技術やそのコンセプト”は、バイオマスやエコ(エコロジー)とも折り合っている考え。再生可能な生物由来の有機性資源を微生物の働きをもって得ようとするバイオマスや日本のエコを代表する3R(リサイクル、リユース、リデゥース)も、結局は現存の生態系維持を最終目標にした持続可能な環境を目指していると思うからだ。

 そうは言っても、遺伝子工学やDNA生物学やハイテクなど進んでいる(ハイテク)とされるサイエンスに頼る環境問題の解決に警鐘を寄せてくれた若い(?)”らこっこ”さんにエールを贈りたいと思っている。言葉(バイオミミクリー)が流布していなくても、概念や考え方(Sustainablity)が静かに浸透していってくれれば、それがいい方向になると思うのです。
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