吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

2008年8月8日(888)のメモリアル

2008年08月10日 | Weblog
 ”8”連なりの2008年8月8日は、北京オリンピック開幕を記念する日。中国のお祭りムードは最高潮で、この日に出産しようとする若いママさんや夫婦に中国の病院や産科医や役所は、テンヤワンヤだという。しかるに、”888”は中国だけのメモリアルデーではなさそうだ。

 わが国の夏のイメージとして定着した全国高校野球選手権大会なる夏の甲子園と広島、長崎の原子力禁止廃絶世界大会。この2つは夏休みの月遅れお盆帰省と重なってのテレビ風景画だ。8月15日の終戦やお盆前の8月上旬は、希望と反省や悔しさと歓喜が交錯するシーズン。猛暑や灼熱という異常な気候が示す地球の温暖化、環境異常のほうが、深刻に思える2008年だ。

 第90回記念大会だという夏の甲子園の7日目~8日目は、ほぼ予想通りの強豪が勝ち進んでいるようだ。古豪や常勝校が勝ち進む魅力と何十年か振りや初出場の高校生球児の活躍も甲子園が魅了する雰囲気なのだが、北京オリンピックも同様の印象だ。

 一番先に決着がつくステージで敗れた(6位)重量挙げの三宅宏美選手には、ことのほか大きな拍手を送りたい。笑顔もなく寡黙に戦い連覇を逃したママさん柔道家の谷亮子選手の銅が、金以上に輝いて見えた。フォーマル水着で揺れた競泳だが、北島康介を別にした多くの日本の選手が決勝にすすめなかった。男子団体体操も大きく中国に先んじられた。厳戒態勢で臨んだ開幕の国家威信を演出したお祭りデモが目立った北京オリンピックの裏側地球で、また紛争を越えそうな戦争の気配だ。

 グルジア(国家)とそこからの分離独立を目指す南オセチア自治州の紛争にロシア軍が制圧参戦した。制圧や鎮静化といって後ろ盾する大国が、また戦火を広げようとしている。コソボ独立が旧ソ連黒海付近の非承認国家の分離独立運動なる紛争に拍車する気配なのだが、これがアフガンの世界のポリス・アメリカなどを刺激しないことを祈る。

 2008年8月8日が、夢と希望と地球の持続可能性を高める出発の日になってほしいと願う。そんなメモリアルな一日でした。

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