吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

久しぶりに、現代日本の「ダ・ヴィンチ」谷内田孝さんとのモーニングコーヒー

2008年06月07日 | Weblog
 わたしが勝手にそのように呼んでいる現代日本の「ダ・ヴィンチ」谷内田孝さんは、いつもさわやかだ。オシャベリ会話が楽しい。一つ一つの彼のトークに私の右脳や左脳が刺激される。15年ほどのお付き合いだが、いつも勉強させていただくばかりで、私からのお返しができない。最近と言っても一年ほど前だが、彼にいただいた墨彩画集『三十三間堂への道』は彼の傑作だが、私の宝物蔵書だ。

 エクセルやパワーポイントで書いたらそれはそれで”すばらしい”であろう彼の作品や書き物や企画書は、全部毛筆だから驚く。いつもの構想や展開も論理的ですばらしいが、墨彩画タッチの筆使いに感動する。近代的な高層ビルや街の開発図面であろうが、公園やガーデンのデザインであろうが、時には日用品や食品の商品デザインであろうが、デジタルや精密機器のデザインであろうが筆で描かれる。デザイナーとして際立つ彼の才能は、ビジネスやマーケティングの企画などでも論理的で説得力がある。

 イタリアルネッサンス期の三大巨匠ラファエロ、ミケランジェロ、ダ・ヴィンチに重ねれば、さしずめ万能天才のダ・ヴィンチだ。モナリザや最後の晩餐などで知られるダ・ヴィンチだが、ウィトルウィウス人体図や”ノート”などでわかるように彼の天才領域は、絵画、彫刻、建築、土木や解剖学に音楽(演奏、作曲)までにおよぶ。わたしの日本の”ダ・ヴィンチ”谷内田さんに重なる。

 ダ・ヴィンチの鏡文字の左ペン書きのタッチと谷内田さんの墨彩画毛筆タッチが重なるのだ。2008年6月6日(金)、久しぶりの谷内田さんとのモーニングコーヒーは、未開花の蓮花が半開するときに放つ早朝の芳香のようだった。午前11時、現業をリタイアしたはずの谷内田さんは表参道から国立の日立中央研究所に向った。近々何が出てくる(超新製品)か、楽しみだ。 
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