goo blog サービス終了のお知らせ 

シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

魚探についての大考察

2008年02月17日 01時59分39秒 | ボート
今週は仕事や何やで釣りに行けないので、魚探について考えていたら、50KHz魚探の大きな落とし穴に気が付いた。

先日の伊東沖深場での試釣の時、何所へ行っても不思議なぐらい魚の反応が出なかったが、そのからくりが分かったのだ。(まだ仮説だけれどね) 
実は魚は居たかもしれないのに、魚探には映らなかったのだ。

試釣りした場所は、いずれも急深の地形で、等深線から見ると海底勾配は30度ぐらいになっている。
50KHzの指向角は60度。
やおら図を描いて、三角関数と電卓でいたずらを始めると、これがなかなか面白い。

水深100mなら、海底では半径57.7mの範囲を照射していることになる。
つまり、船から57m岸寄の水深が極端に浅くなっていれば、そちらを海底線として魚探画面には映ってしまい、直下のデータは、浅い場所の海底線の下(尾引きの部分)に埋もれてしまい画面には現われないことになる。
だから、直下に魚が居ても、浅い方の海底線に隠れてしまい見えないわけだ。


   【三角関数なんて何十年ぶりだろう。 勉強は嫌いだけど遊びで使うと楽しいものです。】

さらに計算を続けよう。
では、指向角縁端線上で、船直下と同距離になる海底角度を計算で求めると、15度と答えが出た。
つまり、海底勾配が15度以下なら、船直下が最短距離となり、魚の浮いた反応も丸々魚探画面にも現われるが、15度以上の勾配になると、浅い側の海底線の方が直下をオーバーラップしてしまい、直下の浮いた反応は隠れてしまうことになる。

仮に海底勾配が30度の場合、水深100mならば海底から13.4mの範囲は魚影が映らない。こっから先は相似形。
水深200mならば26.8m。
水深300mでは、なんとなんと海底から40.2mの範囲の魚は映らない事になる。
あくまで計算上の数字だが、実際に魚探表示の水深とリールのカウンターの数字に20~30mの誤差が出て、2枚潮でも無いのに変だなぁって思っていたのだが、正にこの事が原因であった訳だ。

前回の記事の魚探画面を見ても分かるように、伊東界隈は急深の所ばかりなのでこの問題は厄介だ。
先日もまったく魚の反応が出なかったのも、多分この事によるのだと思う。

対策として考えられたことは、魚探の感度を絞ることによりビームの半値角を下げ照射範囲を絞る事が考えられるが、そうすると直下の感度も落ちてしまう。

深場をやっている人達ならば、この問題は避けては通れないので何らかの対策をしていると思うけど、はて、どう対処すればよろしいのでしょうか?

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中深場ポイント調査 | トップ | 伊豆七島 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
三角関数って忘れました~ (こたじろう)
2008-02-17 22:01:59
こんばんは、シーブレさん。
三角関数・・・忘れましたね~笑
こうやって計算でのシュミレーション見てると
いろんなことが解りますね。

そうそう、今日初めて4ストを体験しました。
向かい波でもトルクが太いせいか、スピードが
落ちませんでした。
追い波でも波を切り裂いて進んで行きます。

まさに・・・別物のようになりましたよ!!
感動でした・・・
燃費も感動物ですね。
返信する
EG換装 (シーブレ)
2008-02-17 23:15:12
こたじろうさん、こんばんわ。

エンジン換装終わりましたか!
オメデトウございます。

4stにするとトルクが太くてフラットになるから、走りが相当変ったことでしょうね。
波に負けずにグングン進むでしょ!

シーズン本番が楽しみですね!!


返信する

コメントを投稿

ボート」カテゴリの最新記事