シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

琵琶湖 バス遠征

2015年04月29日 18時48分29秒 | バス
1泊3日(!)で琵琶湖へバス釣り遠征に行って来ました。
同行はmm17さん、itさん、KKTさん、僕の4名。
二日間ボートで琵琶湖のバスを狙います。

なんたって琵琶湖はデカバスの聖地。バスの世界記録はここ琵琶湖なんです!
我々は世界記録更新を狙い、いやもとい、自己記録更新を夢見て、この琵琶湖遠征は計画されたのでした。

26日22時にmm17宅に集結。 東名、東名阪、新名神と走り琵琶湖を目指す。
途中休憩をはさんで深夜3時に琵琶湖着。5時間で着いちゃいました。


4月27日
一日目は琵琶湖西岸から出船。
車内で僅かに仮眠の後、日の出と共にボート屋(Cat’s)に到着。
初日は寝不足を考慮して、体に優しいアルミボートをレンタルした。

巨大バスを釣るため遠征に来たのかと思うと、なんか日本じゃないように見えてくる。
モワッとした生暖かさ、霞のかかった日の出と相まって、東南アジアの何所かに居るようだ。



二名ずつに分かれて出航。僕はitさんと乗船です。
開始早々、スティック系ワームをアシ際にロングキャストしてズル引きしてきたら、ン根掛り?
引き剥がそうと強く引いたら生命反応。バスだ!

僅か5投目でポンと釣れちゃいました。
琵琶湖初バス 30cmです。


新規デビューのロッドX7に早くも入魂。
今日は爆釣か!?

ここでボートトラブル。エレキの調子が悪くボート屋に戻る。スタッフが応急措置(ハンマーで叩く)して復活。
んで、また直ぐに壊れて戻る。結局ボート交換と相成りました。
貴重な早朝の一時間を失った・・・

出直して、我々はアシ際やシャローを打ちながらどんどん移動してゆくも反応なし。
徐々にボートが増えてくるが、皆さん沖合い100mぐらいの何もないところに留まって静かにシェイクを繰り返している。
明らかに我々と違う釣りをしてます・・・

仲間に入って同じようにやってみる。
湖底のウィードとかを狙っているのだろうが、何も無い大海原に向かってキャストしてみたいで、何かしっくり来ない。


だんだん風が強くなってきて、白波が立ち始める。
小さなアルミボートではチト危ない感じになってきたので、風裏の岸際を叩き続けるも結果が出ない。

結局朝の一匹のみ・・・
希望に満ち溢れてやって来た我々だったが、偉大なる琵琶湖の攻め方が掴めぬまま一日目終了・・・
どうすりゃいいんだ 疲れた~

晩飯を食べつつみんなで反省会を開くも、反省の糸口すら掴めない。
緊急に情報収集を行った結果、かなり具体的な攻略法やポイント情報を得る事が出来た。ありがたい。
明日への希望が見えてきた。



この日の晩は雄琴温泉の宿に宿泊です。
寝不足と波に揉まれた体を、温泉が癒してくれました。最高だー!

リセット完了!
20時にはふっかふかの布団にもぐりこんで爆睡~~


4月28日
4時起床。
今日は東岸のレイクマリーナでバスボートを借ります。僕はバスボートに乗るのも近くで見るのも初めて。
ずらりと並ぶバスボート、こりゃ壮観だ。


僕らの借りたボートはこれ。レンジャーの17ft+90馬力。バスボートとしては初心者向きらしい。


水路をデッドスローで並んで出航する時なんか、もうバストーナメントの気分です。
港外に出てエンジン全開!
ハンプ状態から一気にプレーニング状態へ。なるほど、テイクオフという訳だ。
どフラットな湖面をプレーニングする爽快感は最高です。


昨日仕入れたポイント情報を元に砂利穴から開始。
バスボートは移動中も魚探でボトム形状を見られるので、地形がどんどん頭に入ってくる。
これなら確信を持って攻める事が出来ます。そもそも地形が把握できないと沖の釣りは成立しないですものね。

2箇所目に移動。ここは多くのボートが集まっている。
浅い小さな窪みにキャストしてボトムを探っていると、クンクンと来た。チョイ待ってグーっと重みが乗ったところでスウィープにあわせるとガッチリ乗った!
この感じをやりたかったんですよ。

一気に抜き上げてキャッチ!
35cmとサイズはさておき、確信を持って攻めた上での一本は実に嬉しい。


どうだー、広角撮りで世界記録並み~(笑)
それにしても、カッコの良いバスだなぁ。

結果を先に言っちゃうと、僕のキャッチはこれだけでした。
この後、少し走った場所に行ってみると、魚っ気ムンムン。
てか、回りのボートもポツポツバスを上げてます。

僕には3、4回明確なバイトがあったが乗せられず。
さらに小さなついばむ様なバイトも何度も取れたが、どうもアワセが早すぎるようだ。
同じルアーとはいえ、ワームの釣りはまた違う世界ですね。まだまだ修行が足りません。

しかし、この小さなバイトがきっちり取れるX7ブランクの威力は凄いなぁ。
あのバイトを確実にフックアップする技術が僕に備わってたら、いったい何本獲れたんだろう。


16時半、マリーナ帰着。
大満足の図。


釣果もさることながら、やっぱり僕は釣るまでの過程が面白くて仕方ありません。
底知れぬ魅力を秘めた琵琶湖、そして無限の謎を秘めたバス釣り、これはまだまだ解明せにゃなりませんな。

同行の皆さん、お疲れ様でした。
琵琶湖デビューさせてもらってありがとうございます。
また行きましょうねー!!


コメント (2)
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スピニングマーリン【3.実釣編】

2015年04月26日 02時01分27秒 | カジキ
さて、実際の現場でのあれこれを書いてみます。
これも、単に僕なりのやり方に過ぎませんが、試行錯誤の上で辿りついた一つの実績値として参考にして下さい。


【ファイトの練習】
この釣りで一番の見せ場であり、楽しさであり、成否を左右させるのが、”スタンディングファイトを如何に上手くこなすか”でしょう!
絶対に練習した方が良いです。

練習方法は簡単。
沖に出て実際に使うスピニングタックルをセットしたら、ルアーの代わりに布バケツやポリタンなどを接続。
あとはラインを30mほど出して、デッドスローで船を走らせ、バケツ相手にストライクからスタンディングファイト、リーダーワークまで思う存分練習してみてください。

最初はドラグ値5、6kgぐらいが良いでしょう。バネばかりを使ってドラグ調整した方が、きちんとした経験値が積めると思います。

慣れたらやや船速を上げるとドラグが出るので、その分徐々にドラグを上げて練習強度を上げてゆきます。
最終的に10kgぐらいで止まる位の抵抗になるバケツが良い練習になります。

膝を軽く曲げ、腿から胸までが直線のまま上体を後ろに倒し(リンボーダンスのイメージ)、アゴを引く。
肩を前へ絞り込むようにして腕を前へ出し、ロッドを持ちます。
肘は曲げないのが長時間ファイトのコツ。ロッドを保持する場所はリールより先のフォアグリップです。
両手で耐えたり、片手を休める方法などを探ってください。
最適な態勢が取れれば、2、3時間はファイト出来ますよ。(笑)

その他、練習の内容は色々工夫してみてください。
アングラーのファイトだけでなく、ロッドポストに挿した状態から始めて、一連のデッキワーク、最後のリーダーファイトまで。


【ギンバルとハーネスのセット】
ウェストギンバルやハーネスを正しい位置にセット出来るかどうかで、スタンディングファイトの成否が決まるといっても過言ではありません。

ウェストギンバルのバットエンド位置は、腰骨の左右の出っ張りより下が鉄則。ちょうど恥骨で支えるイメージかな。
バッドエンドがお腹の方だと腰が引かれた態勢になってしまい、上体の筋力や体重が使えません。いわゆるノサレタ状態ですね。腰を曲げてファイトすると、どんなマッチョマンでも腰が破壊されます。

ハーネス使用は好みですが、30分を越えるファイトに素手で耐えられる人は相当な筋力の持ち主でしょう。
僕はショルダーハーネスを利用してました。
ハーネスを利用することで、手を空けることが出来るのでファイト以外の作業も可能になります。
僕がファイトしながらも、操船や無線、写真までこなせたのもショルダーハーネスのお陰です。

ハーネスラインの長さも重要なポイントです。
手でロッドを持ったときと手を離したときでも、ロッドの角度が変わらない長さが理想。長すぎるとやはりノサレた状態になってしまいます。


【流し方】
何本流すかはチームの経験値や考え方によります。
ただ重要なポイントは、ベイトに較べスピニングの場合リール内のラインは短いので、緩慢な作業はNGです。
ヒット後、他のタックルの回収に掛ける時間は最短にすべきと僕は考えます。

3人乗船でも3本流しがいいところ。ヒットと同時にキャプテン以外の2名が残りのタックルを回収し、そのままファイトに移れます。
魚の気配が濃い場合は、何名乗船でも僕は2本流しに減らす事も多々あります。
流す本数とヒット率はあまり関係ないような印象を僕は持ってます。

その分、チェーンバードの威力を信じてます。
チェーンバードの位置は、2本流しならロングへ、3本流しなら中心側へ、要はなるべく全ルアーの中心寄りに入れるのが効果的だと感じています。

本数を多く流すメリットは、その日のルアーの傾向が掴めない時、色々な種類を投入し品揃えで集客するぐらいですが、結果的に釣れなさそうな日はいつしか4本5本になってることも・・・

2本流しの場合アウトリガーを使わない手もありますが、僕は2本流しでもアウトリガーを使います。
まず、スピニングリールはクリック音が小さいので、コーナーからダイレクトに流してるとヒットしても気が付かない事もあるかと・・・
アウトリガーならバーンって音で分かります。(航跡とルアーの位置関係にちょっと拘ってます。)

皆さんが一番悩むところで、ドラグの初期設定値ですが、僕は5kgで流し、ヒット後ロッドを抱えたら7~8kgぐらいにドラグを上げてから思いっきり鬼アワセを入れてました。


【ストライク】
最初に大事なことを書いておきます。

『ストライクの瞬間から、ギャフまたはビルを掴むまで、一秒たりともラインテンションを失わないこと!』

これに尽きます。

ヒットと同時に2、3秒スロットル全開でGOを掛けます。
すでにドラグが出ている状態なので、これにはアワセ効果はありません。他のルアーとの距離を取り絡まりを防止するためです。

ヒットと同時にキャプテン以外は全員で他のタックル回収を全力で実施しますが、その作業中もキャプテンは3~4ノットのスピードで船を走ら続けます。
このときカジキは華麗なテールウォークを繰り広げてるかもしれませんが、キャプテンは冷静にカジキの走る方向を見定めラインテンションが掛かるよう操船をして下さい。
どうして良いかよく分からなければ、カジキが左舷側へ走ったら左へ、右舷側に走ってるようなら右へ大きく旋回する感じで操船すれば良いかな。そうする事によりラインはUの字になり効果的にウォータープレッシャーを掛けられラインテンションの喪失を防げます。これは僕が考えた操船方法なのでもっと上手い人は違うことしてるかもしれません。

この間もリールのラインはどんどん失われてゆくので、一秒でも早くファイトに移るためには、やはり事前のイメトレと練習が重要。
回収したルアーのフックなどがデッキ上で危険な状態になりやすいので、どう一次処理したら安全かも全力で考えておいて下さい。
ファイトが始まったらデッキハンドは少し余裕が出来ますので、完全な格納はファイト中で良いと思います。

ちなみにですが、初めてのカジキのヒットであれば、多かれ少なかれビビルと思います。
”マジかよ!ヒットしちゃったよー”ってなもんでしょう。僕もそうでした。
でも、自分でやりたくて始めたことなのだから、腹を据えて冷静に対処することだけを考えましょう。


【スタンディングファイト】

アングラーはギンバルを着け、次にグローブを着けます。ハーネスは後でOK。秒単位で作業を短縮しましょう。
準備が整ったら、自分でロッドポストからロッドを抜きます。
チェアーファイトじゃないんだから、上げ膳据え膳の必要なんてありません。

もの凄い勢いでラインが出てて少々ビビルかもしれませんが、そこは落ち着いていきましょう。しょせん4~5kgの力で引っ張られてるだけですから。
ロッド先端を魚の方に向かせたまま横抱きに抱えつつ、落ち着いてドラグを7~8kgに上げます。
自分のリールで、ドラグ5kgを8kgに上げるのに、ドラグノブを何回転廻せばよいかは、練習の時にちゃんとデータを取っておいて下さいね。もしぶっつけ本番になっちゃったら、ドラグノブ半回転ぐらいまわして手応えを見てください。

ドラグ値を8kgぐらいに上げたと同時に、ロッドを横抱きのまま、力いっぱい2、3発鬼アワセしちゃいましょう!
この感覚は、アングラー人生の中でも輝ける瞬間です!

アワセが決まったら、ギンバルにロッドエンドを収めます。焦る必要はありません。
腕を伸ばしてロッドを両手でしっかり持ち、ラインの出る方向に体を正対させます。足はややがに股にして腰を落として体を安定させます。
このあたりで、もう一度カジキのテールウォークが始まるかもしれません。イイネー!
とにかくロッドを立ててひん曲げておいて下さい。

さあ、始まっちゃいました!
キャプテンは「ヨーシ、これは絶対に獲るぞー」って、チーム全員に宣言し、落ち着かせると共に、緊張感も持たせましょう。

アングラーが落ち着いたら、ハーネスを付けてあげて下さい。

スピニングリールは巻き上げトルクが乏しいので、リールのハンドルを巻いて寄せることは不可能です。
ロッドを立てながら大きく撓らせ、その反発力を最大限利用して魚を寄せ、ロッドのしなりが戻り切る前にロッドを徐々に前方に倒しつつ、その分素早くリールで巻き取り、再びロッドを立てて大きく撓らせる。これの繰り返しです。
一気に書いたけど分かりました?

ロッドが撓っていない状態はラインテンションは限りなくゼロと思ってください。これがナイロンラインとPEラインの大きな違いです。
休む時も含め、人間の動作を止めるときは、必ずロッドは撓らせておくことが重要。
間違ってもロッドを前方に倒した状態で休まないで下さい。それは非常にバレ易い状態です。

ラインの感度が良いので、数百メートル先に居るカジキの動きがけっこうリアルに伝わってきます。
カジキの泳ぐ向きが少し変るだけでも、ラインテンションの変化として現われます。テンションが少しでも落ちたらと感じたら積極的にポンピングを繰り返してラインを巻き取ります。
短いロッドだとストロークも短くなるので、結果的にたいへんです。7ft以上の反発力の強いロッドが、スピニングのスピード感溢れるファイトには合っていると思います。

スタンディングファイトは水平方向に引かれる分には余裕でファイト出来ますが、垂直方向へのファイトは一気にしんどくなります。
なので、キャプテンの操船の主眼はカジキとの距離を詰める事ではなく、水平ファイトになるよう誘導することです。
カジキが潜る場合は、あえてカジキから遠ざかり斜め上へ引けるような位置に操船します。

スプールを手で押さえるハンドドラグはスピニングファイトの重要なテクニックです。
アングラーが自由にドラグ値を上げられるので、ここ一番の勝負時などでハンドドラグを多用すると、主導権をキープできファイトを有利に運べるようになります。

スタンディングファイトの細かなテクニックを書き出すとキリが無いので、それぞれ練習して楽な方法を見つけてください。

一番やってはいけないのが、船べりに立ってのスタンディングファイトかな。
船べりに足を預けると一見楽なようにも思えますが、やってみれば分かります。下半身にまったく力が入らず腰が持ちません。
なによりおっかないです。チョイと前のめりになった瞬間海に転落する危険性大です。

ややボートの奥に陣取り、アングラーと船べりとの間を少なくとも1m以上取ると、全身を使った余裕のファイト出来ます。そういう意味でも短いロッドは不利かな。

きつくなって、ちょっとスタンディングファイトが難しくなってきた時の対応策を一応書いておきます。
その時は、キャビンの壁とかキャプテンシートとか何でも良いから固定物にお尻や腰の後ろあたりを付けて寄り掛かり、自分の体重を後ろに預けるとかなり楽です。
それでもきつければ最終措置としてクーラーボックスとかに座っちゃえば解決。もはやスタンディングファイトではないですが。。。(笑)

ちなみにですが、バトルステーションも下半身の力を使う事が出来ずやけにシンドイ代物でした。僕には理解不能な道具の一つです。



【リーダーファイト】
カジキとのやり取りの詰めの部分をリーダーマンに任せないで、余力があればロッドを使ったリーダーファイトもやっちゃいましょう。
チェアーファイトだと最後はリーダーマンに任せるしかなく、一番凄い格闘シーンをアングラーは見ることも参加することも出来ません。最後までアングラー主導でやれるのもスタンディングファイトの特権です。

ロッドを横がかえでカジキをねじ伏せるようにコントロールします。
僅か数メートルの距離でカジキと釣り人が真っ向勝負する状態になります。ほんとうにもの凄い迫力です。
釣りの概念が変りますよ。

クランキングリーダーがスプールに巻き込まれたら、ギンバルやハーネスからロッドを外し、ドラグを上げてロック状態近くにします。僕は15~20kgぐらいまでしか上げず、ハンドドラグで止めてました。
これは、カジキが暴れてリーダーファイトを一旦諦めてリーダーを放出した際、ラインブレイクを回避するためのドラグ値です。
PE5号なら20kgでもラインブレイクはしませんが、ロッドを立てる事はたぶん困難です。ロッドを寝かせたままドラグ値を10kgぐらいまで落とし、再び態勢を建て直して、厳しいファイトでリーダーを取り戻すよう頑張るところです。

リーダーファイト時は、アングラーはボートの後ろ角に陣取ると270度のエリアを使って魚をコントロールできます。キャプテンはチョンチョンとクラッチを繋げ、僅かに船を前進させてやると、ラインテンションが維持されカジキをコントロールしやすいです。
ベイトタックル時よりも取り込み時の船速を遅くしてやると、上手くいきます。
例えばアングラーが右舷後ろに陣取ったなら、軽く右に回り込むように操船するとアングラーはやりやすいです。カジキがボートの下に入るのを絶対避けたいので、最終段階では舵を大きく右に切っておき、カジキが暴れたら直ぐに船尾を左に振れるよう準備するなどデリケート且つ俊敏な操船が要求されます。

どんな魚でも共通ですが、魚を鼻先の方向に引いてやればコントロールしやすいし、横や後ろにいくら引いても言うことを聞きません。
横を向きそうになるカジキを、ロッドで強引にねじ伏せるイメージです。

カジキとの距離をさらに詰めつつボートの前方へ2~3m立ち位置を移動し、カジキをボートの横に添わせるように誘導します。リーダーマンが手でやることをロッドでやるわけです。

とにかく、最後の最後まで、一秒たりともラインテンションを失わないよう注意してください。ここまできてもテンションを失うとポロリと外れる事が多々あります。
キャプテンは常にカジキから船を遠ざけるような操船をするべきで、あくまでリーダーでカジキを寄せるのです。ボートを後進で寄せるようなことをすると、カジキが無抵抗でもポロリと取れちゃいます。(経験者多数・・・)

話が前後しますが、ルアーリーダーが長いと最後の詰めがロッドではできません。なので僕はルアーリーダーは2mぐらいしかとっていません。
チェーンバードを入れたタックルの場合は、バードが届くところまで来たらリーダーマンに任せるしかないでしょう。僕は一人でやるときは、このタイミングでロッドを放り出してチェーンバードを手で掴んでました。

リーダーファイト時にロッドを大きく曲げることはほぼ不可能で(下手にやると折れます)、ロッドを魚に対し直線に近い状態で斜め上に引き上げるようにロッドを持ち上げます。ラインテンションを掛け続けることを忘れずに!

頃合を見て、デッキハンドがビルを掴むなり、ギャフを打つなりすればゲーム終了です!
おめでとうございます!!!


【安全対策】
これは全てにおいて最優先することです。
僕が気を付けていたことを思い浮かぶままに書いておきます。

出航前に、ギャフ、ナイフ、プライヤー、グローブ、ビリーグラブ、ハンディー無線、ロープなどを全部確認し直ぐに取り出せる場所にまとめます。

ゲーム海域に着いてルアーを流し始めるときは、まずポケットにナイフを入れて、いついかなる体勢でもラインカットできるように備えます。携帯もカールコードなどで落下防止の上、ポケットに常に入れてます。複数名の乗船時でもやってました。

ルアーを流す前に、アングラーにハーネスとギンバルの調整を行っておきます。
このとき改めて全員で役割を再確認。

ルアーを流す時など、絶対にラインを指や手に巻いてはダメです。PEラインが巻きついて引っ張ったら人間の皮膚は簡単に破れます。
リールからラインをフリーで出す時や、ベールを返すときなど要注意。

ヒットを待つ間も、ポケットには常にナイフとグローブを入れておき、いつでも臨戦態勢に移れるようにしてました。

僕はシングルハンドの時は、腰に8mmのザイルを結んで猿回し状態で船と繋いでました。ロープの長さは船尾から落ちないギリの長さ。落ちても良いようにではなく、落ちない長さです。

初心者のスタンディングファイト時も、腰を持ってやるとか、ロープで確保したりしました。



取り合えず、スピニングマーリンについて、僕が考え実践してきたことを忘れないように記録しておくことも含め書いてみました。
僕にとっての一つの記念碑的な感じです。
一気に書いたので、ちょっと変なところがあるかもしれませんので、追々直してゆくかもしれません。
写真とかも入れたいしね。

まあ特殊な釣りですので、あまり参考にする人は居ないとは思いますが、何かの役に立てば幸いです。

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スピニングマーリン【2.タックル編】

2015年04月25日 19時19分41秒 | カジキ
スピニングマーリンを実践する上で、僕が試行錯誤の上で辿りついたタックルを紹介します。
選択の理由なども書いておくので、参考にして下さい。

【リール】
この釣りの核心的なギアですね。
僕は初代ソルティガ6000ハイギヤに、6500のスプールを装着しました。控えでステラの16000番。
この釣りに求められる第一の性能は、堅牢さとドラグ性能、そして必要な号数のラインが500mほど巻き込める糸巻量です。

カジキは他の魚種に較べて非常に速く且つ長い距離を一気に走るので、メインドラグの初期値を維持できることが要求されます。
僕が一番気がかりだったのは、ベール周りの限界強度と、高速で負荷の掛かるラインローラーでした。
その点において、ソルティガまたはステラなら充分信頼できます。それ以外のリールは僕的には無しかな。


【ライン】

ナイロンかPEか。これも、この釣りの方向性を左右する重要なポイントです。

従来のカジキ釣り(ベイトタックル)は、ほぼナイロンライン一色です。
何ポンドテストのラインで渡り合うかでゲーム性を持たせてます。僕はベイトタックルには50Lbを使用してました。
ナイロンラインの伸びは30%程度あるので、カジキの俊敏な動きは見事に打ち消されます。分かるのは魚が走ってるのか止まってるのかぐらい。(笑)

スピニングでやるなら、僕は断然PEラインをお勧めします。
特徴は伸びが無く、細くて強度が高いこと。 根擦れには弱いがカジキ釣りでは関係ありませんし。
ライン強度だけで言ったら、PE2号でも獲れちゃうかも。

僕はせっかくの巨大魚を相手に渡り合うのだから、思いっきりパワーファイトしたかったのでPE5号でいきました。ライン強度は80LBぐらいあるので、かなり強引で大胆なファイトを演じても大丈夫です。
カジキの巨大なパワーを満喫できますよ。

例えば、PE2号でドラグ3kgの設定なら、シイラもカジキもファイトそのものの強度は同じ。
ラインを1000mも出されるような釣りは、もはや負けかなぁって気がして・・・ この辺は趣味の問題ですね。

PE5号なら上記のリールに500mちょうど入ります。ちょっと少なく感じるかもしれませんが、これで足りなかったことはありません。
ラインが多く出される最大の原因は、ストライクからファイトに入るまでの時間。ファイトに入れば操船でカバー可能です。
チームで練習しましょう!


【リーダー】
PEラインの先にクランキングリーダーを5mほど入れます。
トップガンの極細オールダクロン300LBがお勧め。太いクランキングリーダーやナイロンリーダーではスプールに収まりません。

PEラインの先端にビミニツイストでダブルラインを作ります。ダブルラインの長さは30~50cm程度で充分。
このダブルラインのループと、クランキングラインのループを、ループtoループで繋ぐだけです。
注意点は、ダブルラインの左右の長さを正確に合わせ、どちらか一本にテンションが片寄らないこと。

ルアーリーダーはお好きな太さでどうぞ。僕は400LBが標準です。
クランキングリーダーとルアーリーダーの接続は、一般的なスナップ止めでOKです。


【ロッド】
これもかなり悩んだアイテムです。
結果として、僕は7.6ftのGTロッドを使ってます。
先入観としては、長いロッドでファイトするのは厳しいんじゃないかってな不安がよぎります。
しかし、GTやマグロのキャスティングゲームでは、ごく普通に使われる長さです。
僕自身、これらの釣りの経験があったので、何の不安もありませんでした。

PEラインは伸びが無い分、カジキの激しい首振りなどでラインテンションが落ち易い場面が多々あります。
その対策として、常にロッドを曲げ続け、ラインテンションをダイレクトに掛け続ける必要があります。
ロッドは曲げてナンボなので、短いロッドは物理的にストロークが取れず、瞬間の対応に遅れが出て結果的にバレ易い印象です。(5.6ftのジギングロッドも試しましたが、カジキの動きに追いつきませんでした。)
高弾性のロッドをグイグイ曲げて、スピード感溢れるファイトを楽しんじゃって下さい!

どうしても長さに負けそうになったら、竿を水平に寝かせちゃえばロッドの長さはゼロです。
この辺もスタンディングファイトの自由度でしょう。ご安心あれ。

ちなみに、バーチカルに潜る魚に長いロッドはキツイです。
もしカジキが潜ったら、ボートを前進させ横へのファイトに持ち込むのもテクニックの一つです。


【ルアー】
スピニングだからといって、特別小さなものにする必要は無いと思います。
僕はごく普通のサイズ(いまだに何号っていうのが良く分かりません・・・)を使ってました。

一番小さいのでタイタンの9.5。
あとはレギュラーサイズのフェニックス、ウォーターストリームあたりが良い感じでした。
あまりガッポンガッポン系じゃなくて、奇麗に泳ぎつつ、泡も適度に引くルアーがスピニングには合っているような気がします。

トローリングタックルに比べロッドがやや軟らかいので、強弱の付きやすいルアーだとロッドの弾性がルアーの動きを殺してしまいます。


【ティーザー】
これは、もう間違いなくチェーンバードを一押し!
カジキへのアピール力が明らかに高いし、捕食モードのスイッチが入りやすいように思います。

スピニングの場合、引き抵抗を考えて3連にしてますが、波気のないフラットな日なら5連でも大丈夫です。

カラーの傾向は分かりませんが、僕はグリーンを愛用してます。(これは僕の直感。)
GTをやってると場所や時間、明度に係わらずグリーンのポッパーが安定的な力を発揮するという僕なりの経験則はあります。
イエローも気になりますが使ったことはありません。


続きは実釣編へ。

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スピニングマーリン【1.基本編】

2015年04月25日 18時11分40秒 | カジキ
僕は従来のタックルでカジキ釣りをはじめ、その後スピニングタックルによるカジキ釣りに挑戦しました。
その間、カジキとのファイトはなんやかんやで30発ぐらいは経験できました。
キャッチ出来たのは1/3ぐらいですが・・・(笑)

当時のスピニングマーリンの記事が、依然として当ブログの人気上位で読まれており、参考にされている方も多いみたいです。
スピニングマーリンに挑戦しようという人が多くなっているのでしょうね。

アメリカで生まれたトローリングタックル&チェアーファイトは、スタンダードテクニックとして洗練され確立されてます。
一方スピニングマーリンをやっているのはごく一部のマニアで、その方法もまちまちでした。
僕もそれまでに経験してきた多くの釣りやボートの経験を元に試行錯誤を繰り返し、僕なりの解を模索しました。

これからスピニングマーリンに挑戦しようという人たちの参考になればと思い、僕なりのノウハウを、なるべく理由も付して書いてみようかなぁと思った次第です。

【基本編】【タックル編】【実釣編】の三部作の予定。
さて、これから一気に書いてみるけど、どういう展開になるかはよく分かりません。。。

スピニングマーリンを目指す同志達が、この釣りをさらに進化させてゆく上で少しでも参考になればいいなぁと思ってます。



【ファイトスタイルについて】
まずこれを決めましょう。スタンディングファイトかチェアーファイトか。
で、結論は、軽くて取り回しの良いスピニングなら断然スタンディングファイトをお勧めします!

カジキって確かにデカイし、派手なファイトを演じますが、結局はドラグ値をいくつに設定するかでアングラーに掛かる負荷強度は決まっちゃいます。
普通の体力の人であれば、ドラグ値7~8kgならスタンディングで充分戦えます。
実釣編で記しますが、事前に擬似ファイトの練習をして、ギンバル、ハーネスなどの位置関係をきちんと調整すれば不安は払拭されるはずです。


【キャプテンとアングラーの関係】
キャプテンとアングラーの考え方を合わせておく事はとても重要。
チェアーファイトとスタンディングファイトでは、操船の仕方を変えないとうまくいきません。

ちょっと理論的っぽくなりますが、”てこの原理”を思い浮かべてください。
支点(ハーネス取り付け箇所)、力点(ロッド先端)、作用点(バットエンド)の3点ですね。

チェアーファイトの場合、力学的な接点は支点(ハーネス)のみです。カジキの力の大半は力点(バット)からチェアーに直接流れます。
アングラーはハーネスに引かれる力だけを負担すればよいわけで、これは椅子に座って寄り掛かっていれば自分の体重だけで足りちゃいます。
あとはラインを巻き取る作業のみ。
ちょっと極端な言い方すれば、キャプテンはアングラーの巻き取りスピードに合わせ船を後進させる(大概の場合キャプテンの後進スピードに合わせてアングラーが必死に巻き取る)ような操船になります。

スタンディングファイトの場合、魚との接点は支点(ハーネスまたは手)と力点(バットエンド)の2点になるため、カジキから入力される力は全てアングラーが負担します。
カジキの力を余すところ無く全身で体感できるので、スタンディングファイトが面白い理由の一つだと思います。

魚の力は常に変化しますから、アングラーは魚の動き全身で感知しつつ、有利な状況の時は素早くラインを巻き取り、カジキが走るときは耐えるのみです。
キャプテンの操船としては、アングラーと魚の位置関係を見極め、アングラーに有利になるようなポジションに船を進めるという操船になります。

自分達のチームがどういう釣りを目指したいのか、とても重要なポイントでしょう。


【ボート形状について】
スタンディングの場合、魚に対してのロッドの向きはかなり自由が利きますよね。
チェアーの場合は、ほぼ後ろ向きのみです。

小型ボートの場合チェアーを付けるスペースが無い、あるいは船尾に船外機があったりして、後ろ向きにファイトする事が事実上困難な場合が多いです。
僕の船は当時UF33でウォークアラウンドタイプでした。
アングラーが船首に行き、バウファーストでファイトすれば全て解決ですが、結果的にこの方法はとりませんでした。
その理由は、まずキャプテンとアングラーの距離が離れるので、細かな意志の疎通がしにくいこと、リーダーワークや何がしかのトラブルの時、キャビンを回り込まないと直ぐに対応できないなど、主に安全面や作業性の理由からです。

また、カジキとの間合いを詰める最終段階では、激しく泳ぎ回るカジキに対して僕は積極的に船を前後左右に振る操船を行います。その場合、船首を振るより船尾の方がクイックに振れます。その際スクリューの向きが変えられるスタンドライブ船や船外機船はこの釣りには相当有利だと思いました。
船の挙動の軽さは大きな武器になるので、小型艇ならではの動きをアドバンテージとしてみてください。

ただね、小型艇は波に弱いという絶対的な弱点がありますよね。
この点については、出航地やポイント海域の特性、キャプテンの経験や判断力など、充分検討して安全を確保して頂きたいと思います。

潮をよく読んでカジキの居所を研究すれば、意外と近場にもカジキは居ると思いますよ。


【チームの人数について】
これも様々でしょうが、必要にして充分な人数は3人かな。
アングラーとキャプテンとリーダーマンです。
プラスαで撮影担当がいれば、最初から最後までカッコ良い写真や動画が残せるでしょう。

これ以上人数が多いと、むしろ邪魔な場合の方が多いかと・・・
各員の役目はゲーム開始前にしっかりと決めておく事が重要です。
ストライクと同時に船上は騒然となるので、人の動きや作業は予めシュミレートしておかないと思わぬ怪我や失敗に繋がります。

以前石垣島でカジキチャーター船に乗ったときのこと、船長以外の三名も普段は自船のキャプテンだったので、いざカジキがヒットしたら、さて誰がチェアーに座るんだ、、 どうぞどうぞ、、、 ってな状態に。
一番若い僕がチェアーに座る事になったんですが、ハーネスは合わせてないし、フットレストは届かないし・・・
もうグタグタの状態で、あっけなくカジキはフックオフしました。(笑)

まあ、そんな事態にならないよう、事前の打合せやシュミレーション、そして練習はとても大事です。
この段階から、カジキ釣りの楽しみが始まるといっても過言ではないと思いますよ。

三人必要なところを二人でやれば、作業は複雑になり難易度が増します。
カジキ釣りは完全にチームの釣りなので、人数毎に違う釣りの世界が生まれます。

ちなみに僕の場合、カジキという最高のターゲットに対してとことん挑んでみたかったので、この全てを一人でやってみました。
通常タックル複数名でのファイトを何度も経験し、それを元に安全なシングルハンドの手法を考えました。
自分の全ての知恵や能力を総動員して「困難なことをやってみたかった」のです。釣りというよりも冒険的な興味が勝っていました。
自分でやっておいて何ですが、シングルハンドはチト特殊すぎるので、あまりお勧めはしません・・・


タックル編に続く・・・



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バスロッド増強

2015年04月18日 22時54分37秒 | バス
バスロッド、追加しちゃいました!

先日のバス釣行の際、息子のロッドをちょっと触らせてもらったら、その異次元の感度にシビレマシタ。
メガバス X7シリーズのベイトモデルでした。

現在僕のバスロッドは、Lアクション(F1-霧雨)のスピニングロッドが1本と、M(F4-サイクロン)とH(キラービー)のベイトロッドが2本。
熟慮の結果、MLクラスのスピニングを組み入れることにした。



DESTROYER X7 EXTREME SPIN SHAFT F2.1/2-611X7S POWERHOUSE

店頭で曲げてみると意外にもティップはスッと入り、ある所まで来ると急激にトルクが上がる。
ミディアムファーストのベンドカーブは、最後まで実に奇麗。
底知れぬ、なんとも凄みのあるロッドです。

クセが強いと感じるか、振れ幅が広いと感じるか、使い手によってかなり印象が違うと思います。



上から、霧雨、X7パワーハウス、サイクロン、キラービー。
これでフィネス系はスピニング、巻物&パワー系はベイトというラインナップが出来ました。

ちなみに、霧雨はボートシーバスやムラソイ、メバリングにも最適。
キラービーはトーマンや雷魚で大活躍。

まあ、魚なんてどんな道具でも釣れるときは釣れますが、拘った道具で遊ぶのも趣味の世界としてはアリかと。。。



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バス 40UP!

2015年04月13日 00時23分10秒 | バス
4月12日(日)

要修理状態で戦線離脱してたシーブレインですが、角屋メカから直したよーの一報!
さっそく伊東へ行ってみる。

4ヶ月ぶりでエンジンを掛ける。
エンジンに火が入ると、船自体が覚醒した感じがしますね。


下架して軽く試運転してもいいかなって思ってたけど、北寄りの風がやや強くちょっと嫌な感じなので降ろさなかった。
これはマリーナから出たグラスボート。観光客もたいへんだ。


次回は沖に出て、久々にシーブレインで釣りして見ましょう。


さて、沖に出ない時の定番コースで一碧湖へ。
気温の上下動が激しいこの時期は、バスの行動も日々変化すると思われ、バスの習性を理解するのには良い季節と思ってます。
湖岸の木々はすっかり春が芽吹いてる。良い季節だなぁ。


先週は、夏陽気のあとに続いた真冬&雨の一週間でした。今日は日差しはあるが風が強く気温も低い。
スポーニング態勢に入ったバスは、こんな日は何所にいるのだろう? 興味は尽きません。

今日はストレートワームを使い、ノーシンカーでレンジを変えてみたり、シンカーを付けて広く探ったりと、一つのワームでいろんな使い方を練習してみる。

ポイントにしても、深め、駆け上がり、シャローと、その地形をキッチリ意識して攻め分けてみる。
さらに、風が当たって波っ気のある所、風裏の静かな所なども条件種別に組み入れた。
こういうパズルを解くような試行錯誤って、ほんとうに面白いです。

今日の条件の中で最も暖かい場所は、”風裏で陽当たりの良いシャロー”。そんなポイントを探すと、ドンピシャな場所にでかいバスが居た!

10m以上距離があるがさらに5mぐらい先にワッキーリグを投げ込み、クンクンと引いてくる。
スピニングタックルならではのフィネス&長距離攻撃だ。

水深は50cmぐらいしかないドシャローだが、バスの方からワームに興味を示しゆっくり近づいてきた。
もう心臓バクバクです。

バスって一気には食わないんですね。
直近を回り込むように泳ぎながら、動くワームを見てる。
動きを止めてステイさせたら、、、スッと食った。
糸ふけがツンと張る。

なーるほど、このタイミングか!  って感じでグワッと合わせたら乗ったー!!!
バシャバシャバシャっと派手な水飛沫が上がる。 けっこうトルクのある引きです。
底に転がっている溶岩の石ころを交わしつつ、一気に足元まで寄せる。
ハンドランディングも一発で決まった。(先日の失敗が肥やしになってます)

やったー でっぷり太った43cm。 キャーッチ!


自己記録更新っす。
てか、初の40アップだよ。やったね!
バス釣り始めて20匹目ぐらいでしょうかね。

そうとう嬉しい一匹です。
何より、魚の居所を絞り込む作業の先に居たわけだし、ルアーのプレゼンテーションからバスの動き、食い方、アタリの出方までバッチリ見えたので、ひじょうに勉強になる一匹でした。

嬉しいから、もう一枚。


一碧湖のオカッパリ、好きだなぁ。
今年も通おう。


コメント (2)
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タイヤ交換

2015年04月11日 18時02分53秒 | 車・自転車・バイク
4月11日(土)

本日、車のタイヤを交換しました。

今回はミシュランを選択。



昨年購入したミシュランのスタッドレスタイヤのドライ性能がすごく良かったので、ピレリからの乗り換えです。

これで夏用、冬用共にミシュランとなりました。

Pilot Sportにしたらコーナー攻めたくなりそうだから、PRIMACY3にしました。

さて、どんな乗りごごちかな。













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バス釣りへ

2015年04月09日 00時38分41秒 | バス
4月7日(火)

今シーズン初のバス釣りへ行ってきた。
場所は牛久沼。
同行は久々の息子君。バス釣りでは僕の先生です。

14fのボートを借りて、息子君のエレキを装着。
6時釣り開始。今にも雨が降りそうだ。


牛久沼は初めてだが、両岸はアシやガマがビッシリ。オカッパリでは容易に立ち入れそうも無い。
あらゆる所がバスの棲家ともいえ、逆にポイントが絞りにくいかもしれない。
平日ゆえ他に出撃するボートはごく僅か。悠々とポイントを攻められるのが何よりありがたいね。



先ずは様子見からと、スピナベをアシ際に打ち込み始めると、開始数投目でドカンとヒット!
ウッソ、今日は爆釣か! と寄せてみると、あらま雷魚でした。


あの、、、雷魚は大好きな魚なんですけど、バス釣りしてるときの雷魚ってなぜか微妙な存在なんですよね。
でもさ、やっぱ魚が釣れると嬉しいね。

クランクやノーシンカー、トップにラバジと色々試す。
延々と続くアシやガマに対して、テキサスでテンポ良く打って行くのが一番マッチしてる感じでした。
また一つ、バス釣りの経験値が上がりました。

そのうち霧雨が降り出し、気温も朝よりも下がっている。僕はダウンジャケット+ゴア雨具の完全武装で対抗。
水面を飛び交う小鳥を良く見るとツバメだよ。もう来たのかい!
その横で大きな白鳥達が水面で離発着を繰り返す。アシの茂みから鴨が飛び立ち、湖岸の木にはカラスの大群。

何だかよく分からない天候&生態系&魚の活性の中、二人のモチベーションは全然下がらない。
暫くして息子君にヒット!

あらま、これも雷魚君でした。
しかし雷魚ってカッコいいよなぁ。



ひたすら良い感じのポイントが続き、集中力はまったく落ちない。

そしてそして、僕に人生初のテキサスリグでヒット!
マッディーウォーターの中から姿を現したのは紛れも無くバス!!!
慎重にボート際に寄せ、ガバッと口を開けた瞬間に下あごを掴んだ。おー、TVとかでよく見るハンドランディングってやつだよねー。
ちょっと指の脇にあるフックが怖いかな~と思った瞬間、魚が大きく暴れ、、、手から魚がこぼれ落ち、、、そのタイミングでフックも外れ、、、、、
バスは茶色い水の中へ帰ってゆきました。ありゃ~

サイズ的には35cmぐらいだったけど、体高のあるカッコ良いバスでした。
写真は撮れなかったけど、まあキャッチしたと思っていっかな。

その後もずーっと釣れそうな気がしてモチベーションはぜんぜん下がらんものの、結果ヒットなし。
気が付きゃ16時。 終了~
やりきりましたなぁ。

帰りに冷え切った体をラーメン&餃子で暖め、ホッと一息。


バス釣り、面白いぞ!



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室内作業

2015年04月04日 23時07分09秒 | バス
桜 満開ですね!


僕は、この週末はちょこちょこと用事があるため遠出が出来ません・・・
そんな訳で、今日は主に室内作業ってことで、バス用リールのライン交換をした。

僕がバスで使うリールは、カルディア2004、アルデバランMG、DAIWA-Zの3台体勢。
そのリールを並べて写真撮ろうとしたら、猫が興味深々で離れません・・・写真撮りは断念。



カルディアは6ポンドのフロロ調ナイロンを巻き込んでます。セットするロッドはメガの霧雨。
フィネス対応としてのバランスタックル完璧っす!

アルデバランはメガの66サイクロンとセットするので、オールラウンドな12ポンドナイロンを巻きました。
正直なところ、ナイロンラインはどの銘柄が良いのか良く分かりません。
今回は近所のタックルベリーで売ってた、バークレーのTrilineってのを巻いてみた。


問題はDAIWA-Zとアブのキラービーの最強セット。
雷魚用にPE6号とかを巻いちゃってるけど、バス用では20ポンドフロロあたりが妥当なのかなぁ?
PE3号とかでも良さそうな気もするけど、バスの世界ではPEはあまり使わないようです。
このリールはちょっとペンディングということで。

何はともあれ、ライト、ミディアム、ヘビーの3タックルあれば、何所へ行っても何とかなるでしょ。


本日もう一丁内業しました。
ずいぶん前からノートPCの動きが重いので、ついにしびれを切らしてメモリ増設を敢行。
合わせ技で、ページファイルの容量もいじってみた。
まあ古いマシンなので、オリジナルのままじゃだんだん厳しくなるわな。


2GのDDR3メモリが2500円程度でポチれる時代です。
この金額は、ナイロンライン100m×2、ハードルアー1個半、ラーメンなら3~4杯分ってところ。
いずれも凄い技術や情熱を注入して造られてるのでしょうが、物の値段って需要と供給で決まっちゃうんですね。


まあ、パソコン遅いからって、丸ごと新品買っちゃう人も多いから成り立つか・・・


桜は咲くし、シーバスはあちこちで爆ってるし、バス釣りたいし、沖にも出たいし、、、あー 春だねぇ。



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