シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

池原ダム遠征 2024

2024年04月26日 21時07分05秒 | バス
4月21日〜23日

今年も行って来ました、奈良県池原ダム。
言わずと知れたBIG BASSの聖地。

今回もバス釣りベテランアングラーmm17さんと同行。
初日は移動日。2日目が山岡プロのガイド艇。3日目は各々一人でボートで繰り出し独自ワールドでバスと戯れるというもの。
バス釣りたっぷり二日間&往復1200kmドライブという、なかなか濃厚な3日間なのです。

結果はバッチリ!



1日目

今日は移動日、10時にmm17さん宅でピックアップして東名高速で西へ。
四日市あたりから土砂降り。紀勢自動車道で海沿いに紀伊半島を南下し、尾鷲北から一般道で紀伊半島の山深くへ入り込んでゆく。この行程が僕は大好き。

人も車も殆どいない山道を1時間ほど走ると池原ダムと双璧をなす七色ダムに到着。
今年も来たなぁと実感。バス釣りのスイッチが入るのです。



池原ダムから奈良吉野に通じ大阪方面に抜けれるR169が、昨年発生した斜面の崩壊で半年近く通行止めが続いており、今なお開通の目処が立っていない。尾鷲方面からのみアプローチ出来る地域となってしまい、観光客等は激減中。それでなくても秘境感いっぱいなのに、更に人っ気がなくなってて大丈夫かと心配になる。
夕方、いつものカーブの店(ゲストハウス)に到着。


ちなみに僕は一週間前にも奈良吉野山の壮大な桜を見に来ました。一目千本、そりゃあもう世界遺産の絶景桜でした。2週続けての奈良ですな。



芳醇な吉野山からさほど離れてないのに、池原には絶対的な秘境感が漂ってる。このコントラストも面白い。



きなりの湯で温泉入って、雨音を聞きながら早めの就寝。



2日目

5時起床。霧に包まれてるが雨は上がってた。
7時、トボトスロープから山岡プロのバスボートでテイクオフ。言わずと知れた現役トッププロにして、ここ池原七色がホームレイク。これ以上池原を知り尽くしている人はいません。
毎回お世話になってるが、その時々の旬の釣り方、最新のテクをレクチャーしてくれる。



今回はノーシンカーシャッドテールの表層引き。いわゆるi字系。



釣り方もさることながら、僕は毎回プロの魚の探し方、ポイントの見切り方、正解への辿り方がもの凄く勉強になる。
何カ所か廻って水の善し悪し、バスの活性、ベイトの付き場など、様々な状況が分かって来る。そして今日のパターンはこれだなと絞り込まれて行くのだ。



ルアーを静かーに引いてくると下からバスが浮上して来て、ルアーにアタックしてくるのが丸見え。超ドキドキもの。
今回もチェイスは多数。しかし直前で見切ってUターンが多い。

mm17さんも僕も、ポツポツ数を伸ばして行く。



明らかに50オーバーも浮上して来るがことごとく見切られる。釣れてくるのは概ね30cm前後が多い。
たまに40UPも混じります。



終日曇り空で無風。バス釣りとしては悪くない日でした。(クリアレイクなんでドピーカンは厳しいのです)
丸一日、i字系で水面を引き倒しバスを引き出す釣りを貫徹。僕的にはかなり満足。こういう見える釣りは填まりますね。
あとは下から出てくるデカイのに口を使わすことが出来れば、数、サイズとも上がるんだけど、その壁をどうやって越すかが明日のテーマとしよう。



3日目

今日は4時起床。ガイドなしで一人1艇ずつに分かれそれぞれ自分の釣りを展開する。
昼ぐらいに上がり、神奈川まで一気に帰るので、実釣時間は半日です。前日のガイドフィッシングをプラティクスに見立て、今日が本番といった所。



朝から小雨が降ってます。
昨日の状況から、僕は人気エリアを捨て、ベイト(稚鮎)の多いエリアに絞ることにした。

i字系からスタート。
見える範囲に誰~れも居ない。関東ではあり得ませんよね。これも池原の大きな魅力です。

今日は雨のせいか、30cm前後の小バスの活性がやたら高い。Uターンせずに躊躇無く食ってきたり、下から7、8匹ぞろぞろ付いてきたりする。これはこれで楽しいのだが。。。昨日ちょいちょい見えたデカバスが出てこない。

前半こんな感じで釣り続けて、今日の傾向を自分なりに整理した。

・昨日よりローライトで魚の活性は高い。
・魚の付き場に偏りがある。昨日は岬が良かったが、今日はやや内側に魚が溜まっている。
・立木にも居るが、立木に依存してる感じはしない。
・小バスのチェイスは多いが、デカバスが全然浮上してこない。
・この後、本降りの雨に変わる。

この辺が今日の状況と見なし戦略を考える。そして小バスの数釣りに走らずサイズアップを狙う!
デカイのが上に出てこないのが昨日と大きく違う点だ。
その点に着目し、昨日来の表層の釣りを止め、レンジを下げる作戦に大きく切り替える。

ジャークベイトを投げまくる。なんか違う。
クランクで岩盤を擦る。行けそうな気もするがヒットせず。
ジグヘッド+シャッドテールでレンジを引く、これなら行けるだろうと思ったがヒットせず。
思い切ってネコリグでボトムで食わせを狙うも、これは違う、、、というかテンポ悪すぎて短時間勝負には向かない。
DSで岩盤沿いに落とし込んだり、カーブフォールさせたりしたら→→→ ゴゴンっとヒット!

40ぐらいのが食ってきた。



場所を少しずつずらしながら攻めると、それから40台後半がほぼ入れ食い!
ハマッタネ!!
このサイズらへんが釣ってて一番楽しい気がする~!!!

深さ的には5~7mレンジがヒットゾーン。岸から10mぐらい離れた場所からキャストし、岩盤伝いに落として行く感じ。
昨日デカいのがあれだけ水面まで出てきたのに、今日は水面まで出てこなかったというのがヒントになりました。

最大は52cmでした。





8Lbライン、シンカー3/32、ルアーGテールサターン(リグの写真撮り忘れた)
ルアーよりもシンカーのサイズが良かった気がします。

13時ストップフィッシング。
土砂降りです。

mm17さんもバッチリ釣ってました。



昨日はガイド艇で、自分が釣ると言うよりプロのポイントの絞り方、攻め方を解説付きで見れて非常にためになった。
今日は自分なりの考えで釣りを展開し、狙ってサイズアップできたのが素直に嬉しかった。
僕はいろんな釣りをやってるけど、バス釣りって試行錯誤の結果が比較的素直に出るので、改めてゲームフィッシングの面白さが詰まってるなぁと思いました。


14時に池原ダムを後にし、一路高速をツラツラ走り続け、22時には自宅に到着。
片道600kmあるけど、A4だと特段疲れることもなく、ドライバー交代なしで普通に走り切れちゃいます。
因みに帰りは新東名使ったんだけど、相変わらずトラック街道でビジネスモード。旧東名の方がドライビングプレジャーを感じます。

ここ数年、チョイチョイ行ってる池原遠征。
今回も面白かったなぁ!



このブログは主立った釣行とかを不定期にアップするだけにしちゃいました。
実況、細かな釣行、活動などは”X”にちょいちょい上げてるんで、そちらもどーぞ。
https://twitter.com/Ladakh_biker


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池原遠征 2022

2022年04月27日 22時05分49秒 | バス
年に一度のスペシャルバスフィッシングツアー「池原ダム遠征」。今年も行ってきました!
一緒に行くのは池原マスターのmm17さん。
僕にとって4回目の池原。ここは深い自然と変化の激しい気象条件により、毎回違う顔を見せて来る。その場の状況判断や工夫がとても重要。
毎回バス釣りを深く知ることが出来るフィールドです。今回も実に面白い釣りが出来ました!


4月24日(日)

この日は移動日。
9時半に横浜を出て、新東名、伊勢湾岸道を突っ走り、尾鷲北で高速を降りる。コンビニで食糧を調達し、ここから紀伊半島の山中を走って、16時池原ダムに到着。
距離は約600km程あるが、欧州育ちのA4はこういう高速長距離走行は得意とするところ。なんと平均燃費は23.3km/Lでした。これはこれで凄いね。

池原の隣の七色ダムです。ここも秘境感あるなぁ。



毎度お世話になってるカーブの店。



夜は村営「きなりの湯」で温泉&夕食。 癒される~




4月25日(月)

釣り初日は毎回お世話になってる山岡プロのガイドです。この人以上に池原七色を熟知してる現役プロは居ません。
最新のルアーや釣り方を知れるし、その日その時のコンディションに合わせた釣りを展開してくれる。

7時 トボトスロープをスタート。



今年の池原は、雲が垂れ込め、岩盤が露出し、相当凄みのある雰囲気で始まりました。
秘境感満載!



静寂に包まれた湖面をバスボートでカッ飛びます。
非日常感が幾重にも重なって、何が何やら。。。 これぞまさに池原の醍醐味!



今は大きく減水しており、無機質な岩盤が20mほど露出している。そこをどう攻略して行くのか。
山岡ガイドが提案してきたのは、i字系の表層引き。
これ僕は大好きな釣りです。

スーパーシャッドテイルを4ポンドラインのスピニングタックルにセット。



フォローで最新ルアーMMZのダウンショット。こちらはPE0.6のスピニングにセット。



一投目からルアーの後ろにいいサイズが付いて来るも、ボートが見えると見切られUターン。
池原はクリアなので、この一連の光景が全部見える訳です。

何度目かにチェイスして来たバスが、水中で大きく口を開けてバクッとルアーを丸のみした。バイトシーン丸見え。心臓バクバクですわ。
丁寧にファイトし、嬉しい一本目をキャッチ。



40ジャストでした。
今年も池原バスに会えました!

チェイサーバスは多いが、なかなか食わすことが出来ない。
何とか食わそうとツゥイッチを入れたり、止めたりすると、その時点でお帰りあそばす。逆にスピードアップしてみても付いて来るだけ。で、ボートが見えたらUターンしちゃう。
山岡さーん、どうすりゃ良いの…?

食わすには、より自然なリトリーブです、と。
まずフックのセットがズレてるとルアーは不自然な動きしちゃう。これダメみたい。
山岡さんにセットしてもらうと綺麗に泳ぐが、自分で刺すと泳ぎが乱れる。フックセットの重要性が良ーく分かる。

あと、ロッドティップ一切揺らさず、静かーにテールだけ細かく振り、真っ直ぐ直線で引きます。これ前回教わりましたね。
リーリングの反動が竿先に出さないような、神経戦が繰り広げられるわけです。竿先を1mmも動かさないというのは無理だけど、少なくとも目で見て竿先が動くのが分かるようなリーリングはNG。

淡水の釣りの世界は実に繊細です。

二匹目キャッチ。



日が高くなり気温が昇るにつれ、雲が取れ晴れて来た。なんか夏っぽい。

気持ちイイー!



しかし、空が明るくなるにつれ、だんだんチェイスが無くなって来る。
バスが水面の明るさを嫌ってるのか。

小まめにポイント移動をし、岩盤、立木、流入、シャローなど条件を変えてバスの様子を探ってゆく。こうして食い気のあるバスの居所を絞り込んでゆく。
出した答えは、これは場所間違えてる。大きく移動しますって。
こういったプロのポイントチェンジやエリアの見切り方、判断理由が、僕的には魚釣るより興味深いのです。



魚が表層に出にくくなったようなので、午後、僕はダウンショットで岩盤沿いを落としてみる。
風が出て来て釣りが難しくなったが、ガイド船なので操船は不要。釣りに専念できるのが有難い。風でラインスラッグを出し糸ふけでアタリを取る釣法に切り替えた。
この釣り方も僕は大好き。東京湾のボートクロダイと同じだね。

岩盤を段々に落とし込んで行くと、3mぐらいでアタリが良く出るし、垂直壁よりもほんのチョットでも崩れ落ちた岩や切り株がある所、立木よりも倒木が、今日のバスのお好みのようなイメージが固まって来た。
こういう絞り込み作業が、THEバス釣りって感じですね。



結果6匹キャッチ。
大型は出なかったが、今日の答えは見つかった気がします。まあ逆に、大型は違うパターンだったとも言えますね。

今回も丸一日山岡プロの話を聞きながら、バス釣りの勉強をさせて頂きました。
毎度、クオリティーの高いガイドサービスはいろいろな意味で参考になります。有難うございました。


4月26日(火)

釣り二日目はボート2台借りて、それぞれ一人でゲームを組み立ててみる。これも例年通り。
昨日、山岡プロからかなりのアドバイスを貰ってるので、それに基づいて自分なりにやってみるという流れ。

3時半起床。5時ドリームから出船。
今日は昨日とは打って変わって雨予報です。空が暗いのは、バス釣りにはむしろ好都合と考えます。

日の出前のダムサイト。



このボートを借りました。整備はばっちりで安心感有ります。



まだ雨は降ってない。
静かだ~

昨日と同じi字系でスタート。



近場の立木群から始めると、直ぐにバスが付いて来る。
ヨシヨシ、昨日と同じパターンで攻略出来そうだ。

早々に2本キャッチ。いずれも30cm台の小バス。

今日は立木が調子いいようだ。昨日とチョット違うね。
有名なクリスマスツリー。



雨が降り出した。
土砂降りじゃないが、降ったりやんだり。

そのあたりから、表層を引くルアーにバスが付いて来なくなってきた。
半面、結構ベイトが水面で炸裂してるので、明らかにバスは食い気ある。

ならばと、ボイルが出る度にそこへスーパーシャッドテイルを投げ込むがヒットしない。
たまにボートから遠くでショートバイトが出るも、フックアップしない。

うーん、、、雨降りだしたら、逆にヒット貰えなくなった。。。

確か豊英湖だったかで、それまで好調に釣れてたのに、雨降りだしたら僕はまったく釣ることが出来なくなったことあった。
雨はバスのパターンを変えるのはどうやら明らかなようです。
雨、苦手かも…

そこから長かった。
まったく釣れないのよ。。。

ワークマンで新調した耐水圧20000のカッパは取り敢えず問題無し!(笑)



昨日、DSで快調に釣れたポイントに移動し、昨日とまったく同じ釣り方をやってみる。
検証の釣りだ。僕の悪い癖かな。。。

まったく反応なし。
違うのは空の明るさだけ。昨日は明るくて今日は暗い。この辺にヒントがありそうだ。

昼にmm17さんと桟橋付近で落ち合う約束。なんせ携帯繋がらないからね。
mm17さん、午前中結構釣れてるようです。
上りを15時として、再び釣り続行。

僕は朝のボイル多発地帯にボートを戻し、残り2時間余りでもう一度釣りを組み立ててみることにする。

ボイルしてんだからダウンショットは捨てて、表層系に賭ける。

でも昨日や朝のように付いて来ない。
バスは表層を意識してない。表層じゃないんだ。。。

考えます。
魚は雨で活性が上がり、水中のベイトを追いまくってる。だから追われたベイトが水面で炸裂してるのだ。
つまりバスは水面を意識してるのではなく、”水中のベイト“ を意識してるのだろうと。

だとすると、表層を静かに引くi字系ではなく、水面下30cmぐらいを引くべく、スーパーシャッドの上にガン玉を付けて少し沈めて引いてみた。
ダメだ、なんか全然しっくりこない。

ルアーをガサゴソ探して、これか!? と目に着いたのが ゲーリーのスーパーグラブ。
ボリューミーで重さがあって、水面下30cmを引けます。遠投も効くからボートから離れた所で勝負できる。



岬先端の一角で、投げる度にバスがルアーを追って来るではないか。明らかにi字系とはバスの反応が違う。
時には3,4匹がワラワラと追って来る。
なんか周辺でボイルもバンバン出て、ルアー投げる度にこの辺のバスの活性が上がってくみたい。

至福の時間が始まった。
ヒットの嵐。
この状況の中で、短時間で連続ヒット5連発!!!!!
もう、僕は興奮マックス!!!

型はいずれも30台だったけど、4ポンドのライトタックルだからそれなりに面白い。



一人だから物持ち写真なし。てか爆釣戦闘モードで写真撮ってる場合じゃなかったです(笑)

テール千切れたのでルアー交換してる間に、なんかチャンスタイム過ぎちゃったみたい。
リズムって大切だね…

いやはや、大興奮の爆釣劇でした。
野性味のあるバスの食いっぷりって凄いね。
こんな短時間でバス連釣したのも初めての経験。良いときのボートシーバスみたいだった。

何の釣りでもそうだけど、レンジの絞り込みってホントに大切ですね。
表層でダメで、30cm沈めるだけでバクバクですもの。
お蔭様で、雨に対する苦手意識も吹っ飛びました。(笑)

ここで時間切れ、15時桟橋に戻り終了。
10時間があっという間でした。



池原、面白い!


釣りを終えて、神奈川まで一気に帰ります。
土砂降りで、霧も凄くって中々のロングドライブだったけど、24時過ぎに自宅に帰着。
長い1日でしたなぁ。。。


こうして、今回の池原遠征も無事終わりました。
池原はデカいのが釣れるというドリームもあるけど、僕的には空いてるポイントと健康なバスが沢山居ること。美しい景色と激しい気象変化、そして何よりバスが野生的なところが魅力かな。

綺麗な風景の中で、クオリティーの高い釣りって、やっぱりイイですね!


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バスの聖地池原遠征

2021年07月22日 14時59分25秒 | バス
2年振りに ”ビッグバスの聖地” 池原ダム遠征に行ってきました。
2泊3日の定番ツアー。
前回、夢の60にあと1センチと迫ったmm17さんの結果や如何に!? 正にドリームツアーです。

7月18日(日)
この日は移動日。
第2東名、伊勢湾岸自動車道、東名阪、伊勢自動車道と乗り継ぎ、尾鷲北ICまで一気に走ります。
紀伊半島に差し掛かると雲が厚みを増し、やがて前が見えなくなるような豪雨。梅雨末期の土砂降りだ。川は大丈夫だろうか…

ドライブアシストが充実しているA4は、高速のロングツーリングはお手の物。途中の豪雨も何事もなく走り抜け、夕方には余裕で到着しました。
時間が余ったので、池原ダムの本流筋の一つ白川筋が車で見れるので、バックウォーターまで見に行ってみた。
事前情報の通り、現在の池原ダムは非常に珍しい満水状態。池原ダムの特徴である荒涼とした岩肌は水没し、湖岸は緑あふれる豊かな湖の様相。この状況が凶と出るか吉と出るか?
とにかく数10m単位で激しく水位変動する池原ダムは、毎回別の顔を見せてくる。とても難しい釣り場だ。。。

きなりの湯で温泉&夕食。
宿もいつものカーブの店。さて、明日から本番です!


7月19日(月)
実釣初日は毎回山岡プロにガイドをお願いしています。国内トップ5に君臨する現役バリバリのトッププロにして、ここ池原・七色がホームレイク。これ以上のガイドは居ないでしょう。
朝7時にトボトスロープで久々のご対面。



朝一は白川筋を攻めましょうとのこと。
プロの操るバスボートで、鏡のような湖面をカットビます。



今回はボトムの釣りをするとのこと。
持ち込んだタックルを見て、12ポンドのベイトロッドを指定されました。エッー、いつも4ポンドのスピニングメインなのに、やはり状況が変わるとタックルセレクトも全然変わりますね。
10インチぐらいのゴン太ネコリグ。(写真撮り忘れました…)これをボトムまでフリーフォールさせて、着底直後のアタリを取るとのこと。急深の池原はカーブフォールさせちゃうと直ぐに水深が10m超えちゃう。ラインスラッグの出し方が肝だ。



2時間経過。
山岡さんが、この時間でノーヒットはここ最近のガイディングではあり得ないですよ。今日は厳しいかも、、、との衝撃のご託宣。
朝からドピーカン。
まさにこの日、この地方は梅雨明けを迎えた。昨日までの曇天から一転、急に水中が明るくなったので魚が沈んでるとのこと。
ゆえに、景色的には最高なんです。

みてこの絶景。。。



食い渋り対策として、ライトタックルにやや細めのネコリグをセットしてくれた。
これによりヒットを拾えるようになった。

36cm



この後、判を押したように同一サイズがポロポロ釣れる。
ダブルヒットもあったり。



とにかくまあ、秘境感満載の池原で釣りができる幸せ。



今日はバスの居る場所と居ない場所がはっきり分かれてる。
プロがどうやってポイントを見切るのか、あるいは粘るのか、僕はその辺の話を聞きまくりました。やはり魚の居所を突き止めるのが一番重要で、ルアーセレクトは最後の段階ですよってのが、すごく腑に落ちた。僕もまったく同意見です。

最後にバックウォーターの釣りも展開。サイトフィッシングの極致。フィッシングってよりハンティングだね。
これは天才バスに負けました。。。



18時ぐらいまでやったかな。
37cmを頭に6、7匹釣れました。今回はビッグワンは出ず。
しかし、今回もまたトッププロの釣りのエッセンスを充分勉強させてもらいました。これが何よりの成果です。

山岡プロ、ありがとうございました。
じかいもまたよろしくお願いいたします。

この日も夜はきなりの湯で温泉&夕食。
この流れが実に心地よいで。




7月20日(火)

今日はレンタルボート2台借りて、mm17さんと僕、それぞれ単独で釣りを展開してみます。
池原で一人でやるの、僕は初めての経験。超ワクワクします。

3時半起床。5時ドリーム桟橋から出船。
まだ暗いし。。。



先ずは2艇で坂本筋へ。
誰も居ない早朝のダム湖を疾走。秘境感と緊張感、高揚感が堪らんわ。

先を走るmm艇



備後筋の埋没林地帯で30~35級が入れ食い。
昨日山岡さんから貰ったワームは、早々にロストしてしまい、僕はDSやジグヘッドワッキーで攻めました。



沖でボイルしてたので、トップを投げたらドバっと出てヒット!
デカかったけど、あろうことかリーダーブレイク。
昨日のリーダー(8Lb)そのまま使ってたのが悪かったな。心から反省。

mmさんも頑張ってます。



本日の最大は44~5cmでした。



昨日はガイドの言う通りの釣りをやってみて、今日は前日教わったことを元に自分なりにポイント選定やリグにアレンジを加え、何とかバスに到達したいと思って臨んでる。
こういう工夫や実験が面白くて仕方ないのです。
この45はちょっと嬉しい一匹でした。





しかし、池原はボートの数が限られてるし、ポイントは広いしで、他のボートが殆どいません。
昼近くなっても、まだ誰も叩いてないフレッシュなポイントだらけだ。
濃密な自然の中でノンストレスで釣りができる幸せ。関東のバスレイクではあり得ないですよね。

ダムの殆どは電波が全然繋がらないので、mmさんとはあらかじめ昼に一旦桟橋で落ち合うことにしてました。
そこで二人ともかなり満足しており、昼で終了することにしました。(朝5時からすでに7時間やってますしね)
なにしろ、今日はこれから長距離を走って帰るので余力も必要ですし。

今回はビッグバスは出なかったけど、ボトムを探る釣りが楽しめた。
山岡さん曰く、最悪の日を引き当ててしまったと言ってたが、確かにドピーカンが効いたかな。
逆にボート屋さんは、今の時期40cmの壁があると。たしかに判を押したように35,6cmばかりだったが、45cmが取れたのはむしろ良かった方なのかな。(僕はサイズにあまり拘りないので、、、)

初日はプロのガイドでクオリティーの高い釣りを経験し、2日目は復習も兼ねて自力で釣りを展開する。
なんとも贅沢な構成です。
そして、そこは日本一の巨大バスが生息する聖地池原。
6時間ぐらいのドライブで行けちゃいます。

バスフィッシングの良いところが全て詰まってるような、そんな遠征でした。
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房総リザーバー 戸面原ダム

2021年06月07日 20時45分35秒 | バス
6月6日(日)

房総リザーバーで、産卵を終えたグッドコンディションのバス達と知恵比べをやってきました。
今回は戸面原ダムです。
ここは3年ぐらい前にバス釣りにボートが解放されたばかりで、それまではヘラブナ釣りしか許されてなかったダム湖です。
ゆえに数ある房総リザーバーの中でも、バスは比較的スレてないかと。
本日の同行は、バス釣りの師匠のYSさんとITさん。

4時半にボート屋に集合。僕にとって戸面原は初めて来ますが、桟橋と駐車場が近くてとても使いやすいボート屋さんですね。
12f一人乗りのボートに、エレキをセットし、定刻5:40スタート。
天気は曇りのち大雨の予報。



初めての場所なのでポイントの様子は全く分からないが、ボート屋に貼ってあった地図で何となく湖の形状は理解。全部見て回るのも手だが、今回は西半分をじっくり攻める作戦で行きます。



山容はさほど険しくないが、湖岸は房総特有の急斜面で構成され、小沢地形が多数切れ込んでいるのが見て取れます。
水色はマッディーだけど、ドチャ濁りってわけでもない感じ。
新緑が綺麗ですね。



最初はIシャッドやミノーで、表層から1mレンジぐらいまでをキャスティングで広く探って、朝のフィーディングモードの魚を狙う。
ベイトがたまに追われているので魚はそれなりに沖側に出ているようだが、ボイルは見られない。
ならばとレンジをやや下げ、上下左右に広く探るべく、ダウンショットの中層引きを試す。こんな釣り方やる人あまりいないでしょうが。。。

で、この釣り方でヒット!
戸面原の初物は27cmでした。
スマートだけど痩せてない、なんかとってもかっこいいバスですね。



時間の経過とともに沖側がだんだん静かになって来たので、カバーや岩盤、岬など岸の変化点を一つ一つ近距離戦で丁寧に探ってゆく。
忘れた頃にポツポツヒットしてくれ、DSで3匹ゲット出来ました!
このペースなら集中力切れなくて良いね。合間合間にギルが相手してくれますし(笑)



アタリがひと段落したところで雨が降り出した。
雨降るとバスの活性が上がるという話を良く聞くが、一昨年だったかな、雨降る前は絶好調でツ抜けしたのに、雨が降り出したらパターンが変わってまったく釣れなくなった経験がある。つまり雨によってパターンが変わるのは確かなようだが、パターンを外すとホゲル。
バス釣りはその時々のパターン探しの釣りなんです。

雨の湖上で名竿霧雨。いいねぇ。



本降りの雨の中、パターン探ししましょう!
基本的にバスの活性は高いと見ました。虫はまだ少ない。ベイトフィッシュは少なめだでハヤかな。
水通しは悪くない。濃淡のあるマッディー。
こんな所から、静の釣りじゃなくて、動の釣り主体でパターン探し開始です。

で、色々やってたら、チャートカラーのグリフォン(クランク)でヒット連発!
何と何と、この一個のルアーで7ヒット5キャッチ!(2ポロリ)



サイズは概ね30前後かな。
完全にパターンにハマった感ありです。

その後雨が上がり一気に晴れてきた。
パターン終了。
マジか・・・

その後17時までノーヒット。
午前中ポツポツ拾えたDSもダメ。
正解は雨雲と共に何処かへ去ってゆきました。



以上が今日の釣りの顛末。
これだからバス釣りは面白いんです。

ででで、ここからが問題なんですが、今日クランクが大ハマりしたのは嬉しい限りだが、その理由は???
この謎が解ければ、再現性のあるパターン攻略が出来るんでしょうが、今の僕の実力はここまで。
引き出しが一個増えたかな程度です。

同じ淡水魚でも、先日のアマゴのような繊細さと獰猛さを併せ持った渓流魚とはまた違って、バス釣りには謎解きゲームのような面白さがありますね。



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三島湖でバス釣り

2019年06月24日 00時17分42秒 | バス
6月23日(日)

6月はバス釣りで最も面白い頃とのこと。
僕のバス釣りの先生であるYSさんとItさんのお二人と、千葉の三島湖へ行ってきました。

ボート屋の房総ロッジに朝4時集合、5時10分スタートフィッシング
曇天無風。これは絶好の予感!

三島湖に来るのは二回目。ただ、前回の記憶が曖昧でポイントはおろか、湖の地形や流れ込み等ぜんぜん覚えてない・・・
取り敢えずボート屋の前の沢筋から始めてみる。



表層:スーパーシャッドテール、浅レンジ:シザーコーム、中層:X80、ボトム:GテールサターンDS
こんな感じでスタート。

早々にGテールで30弱キャッチ。これでボーズ逃れ出来た。(ホッ)



シザーコームにデカ目がチェイスしてくるも、寸止めUターン。

ごみが広範囲に広がってるエリアでスーパーシャッドテール投げ倒してたら、突然バコッと出るも乗らず。
それを契機に、その後そこらじゅうでボイルするし、ルアーにもドバッって来るのよ。都合3回出たけど乗らず・・・
しかし不思議ですね。それまで無反応のエリアが急に活性上がった。理由は不明。

下流に移動。
岩盤エリアで表層引きに何度もデカバスがチェイスというか、ルアーの後ろに付いては来るが残り20~30cmの距離が詰まらない。
この表層引きは全部見えちゃうからドキドキしますね。

この時点でシザーコームとX80は合ってないと判断し戦線離脱。
僕はスーパーシャッドテールの表層引きと、Gテールサターンの岩盤攻めだけで今日のゲームを組み立てることに集中。

昼頃、雨が降り出す。

その直後。Gテールサターンにグッと重さが乗ってヒット。
40cmジャスト!



スマホで物持ち撮るとみんなこんな写真になっちゃいます(笑)



その後、上流側へ大移動してみるも、こちらは魚っ気無し。

午後は朝のエリアに戻ってみる。
こちらも朝のようなチェイスは無くなった。

最後にGテールサターンで30追加。ここはベイトとバスが見えました。鉄板ポイントですな。

15:30
トイレ休憩のため桟橋に付けて一旦上陸したんだけど、寝不足と集中力の途切れを感じ本日はこれで終了としました。
僕が釣りを早めに切り上げるって滅多にない事なんだけど、これも体力の衰えかなぁ・・・
もっとも、バス釣りって寝不足状態で、早朝5時から17時まで12時間もやるってこと自体、かなりハードだ。



今日は全体に渋い感じです。
てか、他の人が釣ってるシーン一回も見なかったよ。

僕の釣果は、結果的にすべてGテールサターンとなりました。
表層引きであれだけ魚を引っ張り出せてるので、あとは食わせる方法を見つけたら面白いだろうね。

今日も五感を研ぎ澄まし、考え、工夫し、試行錯誤のしながら詰めてゆく。
バス釣り的には非常に面白い一日でした。

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七色・池原ダム遠征(後編)

2019年04月30日 11時25分19秒 | バス
4月27日(土)

今日は池原ダムでレンタルボートを借りて、ガイドなしで我々自力でバスを追います。
池原は-28mの大減水でスロープが使えないため、外部からのマイボートは降ろせません。(ゆえに前日の山岡ガイドのボートも降ろせず七色に変更になった訳です)

昨年も利用した”ドリーム”でレンボお世話になりました。レンタルボートは桟橋に繋げてあるので使えるのです。

早朝5時集合。まだ薄暗い。
霧雨&強風が吹いてます。そして寒い。たぶん10℃ぐらいかと。。。
この時点で、今日は天候との勝負だなぁと覚悟を決めました。

ボートは12f、15馬力2スト船外機。昨日の爆走バスボートとは全く趣が違いますが、じっくり釣るには十分なボートと思います。
ちなみに池原ダムは馬力制限があって、高出力のバスボートは乗り入れられないそうです。



昨年池原は経験してるとはいえ、大減水してるし、今のバスの状況は分からない。
取り敢えず風裏になりそうな北ワンドで開始。ここは昨年もメインとなったポイントだ。



今どういう釣りが嵌るか分からないので、やはり昨年良かったスーパーシャッドテールのノーシンカーで表層をテロテロ引いてみる。

水色は昨年の超クリアとは違い、透明度1mぐらいかな。ステインってな感じ。
昨年あれほど魚がチェイスして来たが、今年は忘れた頃にたまーに付いてくる程度。
活性が悪いのか、魚が少ないのか・・・?早くも謎にぶち当たる。

それでも、この釣り方で25と40をキャッチ。
取り敢えず攻め方としてはひどく間違ってはないようだ。



雨は上がったが風が俄然強くなってきた。
それにしても、池原の景色は別格ですね。こんな所で釣りができるだけでも幸せです。



我々は風を避けるべく備後筋に移動。
バスの姿はパラパラ見えるが、ノーシンカー系は昨日同様見切られる感じが多い。



そして、さらに風が強まり、ボートはあっちへフラフラ、こっちへフラフラでかなり厳しい。
備後筋は厳しそうなので、前鬼筋に大移動。この辺の地形はmm17さんが詳しいので助かります。

が、そちらへ行ってみると水色は白濁し、さらに暴風が吹き下ろしてくる。
何投かしただけで、再び北ワンドに逃げ戻った。

昼前にはさらにさらに風が増し、常に10m/s以上の風があらゆる方向から吹き込んで来て、繊細な釣りはほぼ困難。
それに、水面に魚があまり出てこない。
この状況を打破するにはどうしたらよいか・・・???

これを自分で考え、試行錯誤するのがバス釣りの一番面白いところだと僕は思ってる。

タックルボックスをガサゴソして、、、いつか買って殆ど使ってなかったシャットテールの付いたストレートワームをチョイス。
こいつに7gのテキサスを組んだ。
これならボトム付近を泳がすことができるだろう。
これを強めのベイトタックルにセットし、岩盤際に投げ込み、ボトムというか水中の段差を落とし込んでゆく。ボートが流されちゃうので細かな操作は不可能ゆえ、むしろ派手目なリフト&フォール。

ドン!と来て40ちょいキャッチ!



自分で考えた釣り方で釣れると、かなり楽しいですわ。

さらに風が強まり、もう風が巻いちゃってどっちから吹いてくるかわからないクレイジーな状況になって来た。
こうなるとボトム取ることも不可能なので、次はジグヘッドにグラスミノー付けて風の風向に合わせて立ち木や岩盤に投げる。
5秒ぐらいカウントダウンしてからテロテロ引いて来る戦法に切り替える。
やや沈んでいるバスにスイッチを入れさせようという考えだ。
これならボートが流れてもラインを張り続けることは可能。

で、、、これでも40がらみが釣れた!



これも狙い通りの釣り方で撮れた、嬉しい一本です。

これがテキサス+ストレートワームと、ジグヘッド+グラスミノー



しかし、さらに風は強まり、水面から激しい水煙が上がるようになってきた。
風速は15m/sはコンスタントに吹き、瞬間的には20m/s近いと思う。
もう釣りどころではない。エレキ全開にしても太刀打ちできない。ロッドも飛んで行きそうだ。

激しい突風が来ると、デッキ上に身を伏せないと立ってられない状況となった。
これ以上は危険と判断し桟橋へ戻ることにする。走る際にボートの下に風が入ると転覆する可能性があるので、mm17さんにはデッキ前方に伏せるように寝てもらい、バウが水面から離れないような措置を取りながら桟橋へゆっくりと戻りました。

13:30 無事桟橋に帰着。
12fアルミではギリギリの状況でした。中止の判断は正しかったと思います。

こうして二日間の釣りは終了。


みどり豊、魚も豊富でテクニカルな七色。
景色も魚もワイルドな池原。
この性格の異なる二つのフィールドに共通するのは、ゴーマル、ロクマルがマジで狙えるスゲー所ということ。
こんな場所で、いろいろ考え、悩み、試行錯誤しつつ、巨大バスを狙うなんて最高じゃないですか。

今回は憧れの50upキャッチという記念すべき最高の遠征釣行となりました。

また行きたいですね!


[タックル忘備録]
メガバスX7sF2.5 セルテート2500 PE0.8. リーダー10lb(6〜8lbが良いかも)ノーシンカー
メガバスOrochi X4 F2 カルディア2000 フロロ4lb ネコ
メガバスX7F2 アルデバランmg. フロロ8lb テキサス


コメント (2)
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七色・池原ダム遠征(前半)

2019年04月28日 22時37分14秒 | バス
国内最強バスフィールドの一角をなす、七色ダム・池原ダム遠征に行ってきました。
同行は池原マスターのmm17さん。

初日は七色ダムで昨年もお世話になった山岡計文プロのガイドサービス。
2日目は池原ダムでレンタルボート借りて我々自力でバスに挑む計画です。

そして夢のような結果を叩き出しました!


4月25日(木)

今日は移動日です。
9:30に横浜のmm17さんの自宅で合流し、横浜青葉インターから550km先の池原目指してGO!
高速道路の長距離移動は、A4が最も得意とするシチュエーションかも。
高精度な自動運転機能のお陰でまったく疲れません。基本的にハンドルに手を添えているだけで目的地に着いちゃいます。(笑)

途中、岡崎SAで昼食休憩を取っただけで、新東名、伊勢湾岸自動車道、東名阪自動車道、伊勢自動車道、紀勢道と乗り継ぎ、終点の尾鷲北ICまで一気に走り抜ける。
さらに尾鷲から一般道を使って、紀伊半島の山の中へ約50km入り込む。
そこは大台ケ原へと続く日本でも有数の山深い地域だ。その深い谷間にひっそりと七色ダムと池原ダムが隣り合うようにある。

今年も来ましたなぁ!



カーブの店の2階に宿泊。ローカル感満載で良いんだよなぁ~
「きなりの湯」で温泉と夕食。



明日からのビッグバスを夢見て、早めの就寝。


4月26日(金)

昨年もお世話になった山岡計文プロにガイドをお願いしました。山岡プロはトップ中のトッププロトーナメンターです。しかも七色・池原を本拠地としており、これ以上最強のガイドは居ないでしょう。

当初は池原ダムでのガイディングを予定してたが、-28mの超減水でボートを降ろすスロープが使えないため、隣の七色ダムに変更となった。僕的には七色も初めてなので変更も大歓迎。

初めて来ましたが、池原は岩盤しかないけど、七色は湖岸が緑で覆われてますね。千葉のリザーバーと雰囲気似てます。



7:00に”スロープ60”というボート屋で待ち合わせ。
山岡プロがトーナメントで使用してるバリバリのバスボートでやって来た。220馬力。スゲー!



直前まで降ってた雨も上がり、なんか最高のスタートです。
静寂の湖面を切り裂くように疾走するバスボート。これだけでも来た甲斐あるってもんです!



山岡さんから提供されたリグは、マイラーミノーにマス針をサイドに縫い刺ししたノーシンカーリグです。
これをキャストしたらそのまま動かさないで浮かせとくだけというもの。たまにチョンと動かすけど、基本放置です。
トーナメンターの秘技ですね。これは4月のトーナメント初戦で準優勝したテクだそうです。



しかしこの日は魚が出ては来るが食い切らない。
そこでサブタックルに、3Dワームのネコリグを付けて底を狙ってくださいとのこと。

こちらの方が反応が良くて、小バスから始まって35、43と徐々にサイズアップ!



七色、魚影は濃いですね!



昼食の後、午後は支流のバックウォーターを攻めてみましょうとの事。
長大な七色ダムだけど、本気バスボートの機動力は半端ないですね。
途中にあった廃墟遺産。



昼食後は支流の大又川、西ノ川のバックウォーターを狙いに行く。
渓流でのサイトのバス釣りだ。



釣ビジョンとかで見た事あるけど、本当に信じがたい釣りです。
清流を泳いでるバスを見つけて、その魚に対してマイラーミノーを水面に漂わす。まんまフライフィッシングだ。

こんな感じで静かな戦いが続く。
サイトフィッシングの究極の形でしょう。



これ以上エレキでも進めないぐらい浅い上流まで攻め上がり、ボートの影に驚いて下流に逃げたバスを今度は下りながら狙う。
いやー、こんな釣りが有るんですねぇ。

何回かバスに反応させたんだけど、やはり口を使わすことが出来なかった。
しかし超面白い釣りを経験することが出来ました。

さて、今日のここまでの傾向から、山岡さんはガラッと展開を変えました。
この見切りと転換。プロの世界を感じた。

このポイント、デカイバスがたくさん見える。
しかし、ルアーに寄っては来るが、ルアーを見切るように口を使わない。アフター(産卵後)の特徴だそうだ。



カバーの奥の壁際のピンポイントに、滅茶苦茶やる気のあるバスが居るのを山岡さんが指し示す。デカイ!
そこへマイラーミノーを投げ込めと。。。

上下左右50cmぐらいの範囲にルアーを水平に投げ込まないと、奥のポイントには入らない。
先ずはmm17さんが挑戦。
投げること数十投、ポイントにルアーが入らぬままポイント上の枝にルアーが引っ掛かってしまった。
ボートを寄せて取りに行くとポイント潰してしまうので、そのまま回収せずに僕が交代で投げることに。

一投目、何故かポイントに入った。
惜しい、もう30cm奥までねじ込めと。ホントにピンポイントだ。

二投目、何故かどうしてか、奇跡的にベストポイントにルアーをねじ込むことに成功。
山岡さんの入った! という声と共に、魚の反転する姿とドスンという感触が手元に来た!
アワセ一発、強烈なファイトが始まる。

デカイ!

今まで経験したバスとはけた違い。
PE0.8なので強度的に不安はない。何度かの突っ込みもドラグを出しつつ上手くコントロールできた。タックルバランスがバッチリ決まってる感あり。

mm17さんがネットでランディングしてくれた。

キャッチ!!

マジデカイ!!!



52cm!!!!

ワオー!!!!!

初の50UP キャッーチ!!!!!!!!

バス釣り師の憧れのゴーマル、ついにやりましたー!!!!!!!!



バス釣り初めて5、6年かなぁ。
こんなに早くゴーマルを手に出来るとは、何たる幸運でしょう!

これで山岡プロに火が付いた。
同じポイントにまだデカバスは居る。今度はmm17さんの番です。さあ投げろと。
キャスティング指導しながら、ピンポイントに入るまで延々と投げ続ける。



数十投に一回ぐらい良いところに入るが食わせ切らない。
20分位同じ場所でタコ粘りしながら、mm17さんに投げ続けさせる。
そしてついにmm17さんにもヒット!

ギリギリのファイトが続く。



激闘の末、ついにランディング成功!!!

いや、これマジでデカイ!!!

ジャーン、59cm!!!!!!



夢のロクマルにあと1cmに迫る、超怒級のビッグワンです!
mm17さん、おめでとうございまーす

mmさん、同じポイントに100投ぐらい投げ続けた末のこの結果。
いやはや、お見事としか言いようがありません。

我々だけだったら、たぶんここまでやり切らなかったと思います。
これがトーナメンタートッププロの釣りなんですね。
凄い世界を直に見ることが出来て、とても良い経験が出来ました。

mm17さんにとっても初のゴーマルだそうです。
あと1cm、夢のロクマルへの道がを残してくれました。神様も粋な事やるなぁ(笑)

全体的には渋い日だった。
たしかにバスはその辺をフラフラ泳ぐばかりで、警戒してるでもなく、単にフィーディングモードになっていない感じです。
スポーニングが絡むこの季節は、こうい事があるそうだ。

トップトーナメンターは結果が全ての世界。
何を切っ掛けに場面展開するか、どのタイミングで仕掛けるか、何を判断基準にするか、粘るのか見切るのか、などなどもの凄く興味深い世界を見ることが出来た。
客相手のガイドなら、それらしい言い訳も用意できるだろうが、トーナメントは結果が全て。
山岡さんは僕ら二人に52と59という凄い結果を出してくれた。
ガイドを超えたガイディングでした。

感謝感謝。

(続く)

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バス遠征

2019年04月24日 22時14分52秒 | バス
ちょっとGWフライングだけど、国内バス遠征に行ってきま~す!

行き先は昨年も行った池原ダム。(熊野の山奥)
夢のロクマル狙える国内最強の釣り場です。

今、大減水してるらしい。
バス釣りって、毎回違うパターンに遭遇するんだよね。
ゆえに毎回新鮮だし、現場での対応力を試される事が実に多い。

つまりオモシロイということ!

ガンバンベ!!!
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豊英ダム

2018年10月27日 00時57分02秒 | バス
10月26日(金)

千葉のリザーバー豊英ダムに行ってきました。
同行はYSさん、Itさん、そして今回初めてお会いしたMO夫妻。いずれもバス釣り歴戦の勇者です。
本日のテーマは、「秋の巻物祭り!」

元々今日はタイラバ出船の予定だったけど、同行予定のKKTさんの都合で出船中止。たまたま同じ日にお誘い受けてたバス釣行に急きょ混ぜてもらいました。

10月も終わりとなると、早朝の湖上はフリース着て丁度良い感じ。水温も良い感じに落ち着いてるんじゃないかな。
水位は満水!
前回とだいぶ風景が違います。
リザーバーって状況の変化が激しい分、毎度釣りパターンが変わります。さて、今日もパターン探して湖上をうろつきましょう!

7時釣り開始。
毎度ながら素晴らしい風景。



「秋の巻物祭り」ゆえ、シャッド、ミノー、ディープダイバー、スピナベなど投げまくってレンジを探る。。。 ウムム、手応えなし。

水中がダメならトップ。。。 異常なし!

ヒットどころか、ベイトも見えバスもまったく無し。魚っ気無いよ。 ドウイウコトダ?

この前行った池原がそうだった。
クリアレイクゆえ魚まったく居ないのが丸見えでどうなる事かと思ったら、見えないところに居る魚を引っ張り出す釣り方をガイドから教わった。
んで、マイラーミノーのノーシンカー水面直下引きをやってみた。

魚付いてきました!

潜行深度やアクション、スピードをいろいろ試してみると、潜行深度5cm以下をデットスローのノーアクションで曳くとかなりの確率で魚が下から浮いて来てルアーの後ろを付いてきます。

サイズは様々、余裕の40越えも出てくる。
何度かルアーが口に入るのを見届け合わせるが、全部すっぽ抜けてしまう。

フックを替えたり、針先出したりしてもどうしても掛からないんだよね。
魚の活性が低いのか、見るだけ、または甘噛みバイトばかりでフックまで咥えない感じだ。
今日は徹底的に、サーフェイスの釣りを追及してみたが、ついに攻略することは出来なかった。
バス釣りって、ボート上が基本一人のため、自分で解決策を見つけ出さなきゃならない。集中力が切れたらそれで終わり。時間の過ぎるのが早いですね。



気が付きゃ14時。
チェイスやバイトは20を超えてるだろうが、いまだノーフィッシュ。。。(汗)
これが全部獲れるようになったら凄いだろうな。

ラスト2時間、パターンを変えてGテールサターンのDS、ジグヘッドを投げまくって、辛うじて一本釣れました。



30cm位ですね。
ワカサギカラーのDS横引きで釣れました。良かった良かった。

滝に西日が当たって水面近くに虹が見えてます。
癒されるなぁ。



16時桟橋に帰着。
今日は難しい釣りでした。他のバサーもみな魚が見えないと言ってます。

毎度のことだが、バス釣りっていろいろ悩み考えさせられる部分が面白いのよ。
それに綺麗な景色がセットとなれば、もうそれだけで幸せになれちゃいます。

海の釣りはダイナミックで素直に面白く、淡水の釣りは接近戦の妙味がありますね。

今更ですが、いずれの釣りも実に捨てがたい!

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三島湖

2018年08月29日 00時31分25秒 | バス
8月27日(月)

千葉の三島ダムへバス釣りへ行って来た。
この三島ダムは、昨年からバス釣りが解禁になったリザーバーです。長い間バスは手付かずだったため、数サイズ共に温存されてる。(ハズ)
バス釣りの先生YSさんとItさんからお誘い頂き、即バイトしちゃいました。


前夜23時に家を出て、海ほたるで仮眠。というのも、前の日も釣りで4時間しか寝てなかったので、家で寝ちゃったら起きれる自信なかった。。。

で3時間ほど仮眠して、4時過ぎに現地着。
今回は「房総ロッジ」というボート屋でお世話になりました。



平日ゆえ空いてます。
風もなくシーンとした山の中の湖は、本当に美しい。

大きく減水してるのは分る。
真夏のバス釣りってあまりやったことない。
地形もポイントも何も分からない。
こういう未知の世界を徐々に解きほぐしてゆく釣りって、本当にワクワクします。

それにしても美しい。。。
これだけでも来る価値あります。



最初、上流側へ進むが、減水のためむき出しの岩盤が続き、所々に立ち木が水中から立ち上がってる。

小バスの姿は見えるものの、いまいち元気ない。
直感的に今日のバスは渋いのかなって思った。

直ぐに日が高くなり、気温もどんどん上昇する。
それと共に、バスの姿も見えなくなってきた。

別の筋に入ってみるも、大減水で殆ど上がれない。
これじゃ釣りにならんな。。。

ダムサイト側は水深はあるも、目ぼしいポイントは立ち木ぐらいか。
シャローはみんな干上がって陸地になっちゃってるし。。。



湖上で会ったYSさんは一本キャッチしたと。お見事!
Itさんに水温聞くと、31.7℃だって。いくら何でも高すぎでしょう。

一応、ノーシンカー、ネコ、DS、テキサスと繰り出すも、釣れる気がしない。
攻略の糸口がまったく見えない。
そんな状況で午前の部終了~

睡眠不足の身に灼熱の太陽は実に厳しい。
このまま続けても集中力が持つ気がしないので、今回僕は初めてボートでの昼寝を決行することにした。
僅かな湖上の木陰にボートを固定し、仰向けになって寝る。

こんな空を眺めながらの、ボート上での昼寝って、、、なんか超幸せなんですけど。。。



シーンとした湖上で寝てると、鳥や森の音が実に心地よい。
一時間寝ちゃいました。

午後の部開始!
木陰を出ると、頭上からの日差しは容赦ない。とにかく暑い。

バスだって大減水で水量激減した温水プールでは、暑さで参っているに違いない。
つまりバスだって少しでも涼しいところに居るに違いない! と思ったよ。

午後は日影の水深のある所をDSで攻めてみることにした。

するってーと、直ぐにヒット!

37cmのレギュラーサイズ君が来てくれました。



これは嬉しい一匹でした。
勇気湧いてきたよ!

同じような場所を同じ釣り方で探ってゆくと、連続して2バラシ。
いずれもアタリはツンっていうギルバイトみたいだったんで、しっかり合わせなかったのが敗因かも。

でもこれはパターンじゃないの!?

で、パターンを貫き、ラストもう一本キャッチ!

自撮りしてみたよ。



サイズも同じぐらいかな。

でかいサイズを釣ってる人は、岩盤とか立ち木をしっかり狙って釣ったようです。
やはり僕のパターンではサイズは出にくいのかもしれません。
これもまた経験だな。

17時終了。
灼熱のなか、12時間のバスバトル。
集中力を維持させるための昼寝も、戦略の一つと思ったよ。

初めての場所、限られた時間でその日のパターンを探り出し、結果に結びつける。
トーナメンターって、いつもこんな感じで釣りしてるんだろうね。

バス釣り、面白い!!

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