【That's it! やったね!】
4月24日(土)
久々の出船。 実に3ヶ月ぶりです。
今回は面白い釣りがしたくって、ちょいとマニアックな「一つテンヤ」で乗っ込みマダイを狙うこととした。 今回は、大学生チームが乗船です。
この「一つテンヤのマダイ釣り」は、スピニングリールと1号以下の極細ラインを使い、リーダーの先に小さなタイテンヤを一個だけ付け、フワフワと沈めてダイレクトにマダイに食わせると言う、至極シンプルかつ繊細な釣法です。
ライトタックルの極致みたいな釣りですね。
【「一つテンヤ」のタックル。 ボートシーバス用です。ラインはPE1号】
天気予報に反して北東がチトきつい。
さらにです、今日は晴れ予報の筈なのに、小雨がパラツキ、めちゃくちゃ寒い。
今日は遠出はせず、伊東~初島あたりを探ってみるつもり。
生エビの1匹付けで狙うのだが、テンヤが着底すると直ぐにエサ取りのアタリが出てエサがボロボロになってしまう。
色々場所を変えてみたが何処も同じ。エサが瞬殺されてしまい釣りにならない。
どうも伊東周辺はタイテンヤには向かない感じです。
雨は降るし寒いしで、テンション続かず早めに終了しました。
4月25日(日)
朝から晴れー!!! こうでなくっちゃね!
乗っ込み大鯛を求めて大島まで一気に走る。
ポイント到着。 水温18.5℃。マダイの最適水温だ。
早速6号のタイテンヤを沈めると、あれれ、真っ直ぐに沈んでいって、トンと着底・・・・ まずい、潮が全然流れていない。
うーん、天気は良いのに潮がない。 上手く行かないものだなぁ。
潮がとろいので、5号テンヤに取り替えてフワフワ感を演出することに。
この釣りは軽いテンヤ一個でマダイと渡り合うのだが、両軸リールだと回転抵抗でテンヤが沈まないので、ノーテンションでラインを繰り出せるスピニングリールを使う。
さらに、ラインの抵抗を最小限にするため、PE0.8号とかを使う。(今回は1号使用)
ロッドも極細ラインに合うバスロッド程度だ。
テンヤをしゃくり上げてはフリーフォールを繰り返し、竿先や糸ふけでアタリを取るという繊細な釣り。
ってことで、僕は先週、ボートシーバスで使ったタックルをそのまんま使用しました。
【ハラハラドキドキのやり取り。ライトタックルで挑むと楽しさ100倍! タックルバランスが肝。】
やや深い80mダチで好反応ポイント発見。
二流し目、僕がしゃくり上げたラインの糸ふけがツンと走り、その後竿先に明確なアタリが!
ガシっと合わせると、根掛かりの様な手応え。直後ガクンガクンを首を振った後、重量感のあるトルクタップリの突っ込み! マダイと直感。
セルテート2500番のドラグが悲鳴をあげ、ソルティスト6fが満月に。
無理は出来ないが、かといって好き勝手に走らせれば根ズレする。タックルバランスは完璧なので、かなりきわどいやり取りの後、水面に姿を現したのは中々のマダイ。
若いお二人はデカイデカイと叫んでいる。
無事ネットインは、70cmジャスト、4.2kgのご立派サイズのマダイでした。
ヤッタネ、一つテンヤマダイ、ゲット!
サクッと目標達成でやんす。
【ガハハハ。マダイGet! 絵に描いたような写真ですね。70cm、4.2kgの良型。】
その後も潮が動かず、赤イサキやカサゴ、沖メバルなど外道のみ。
根の荒い場所で、再び僕にヒット。 重量感はさほど無いが激しく暴れる。根ズレしやすい場所なので、ここも厳しいファイトで応戦。 上がってきたのは2kgぐらいの綺麗なカンパチ。
残り時間は大学生チームに楽しんでもらうため、ここでカンパチ狙いを続行。
インチクに付け替えて、ポンポンと同サイズのカンパチ2本追加したところで、本日終了。
クーラー満タンとなりました。
【大学生チームもロッドを目一杯曲げて楽しそう。カンパチ、その他諸々ゲットしてました。】
天秤やコマセかごなど余計なものが一切無い「一つテンヤ」は釣趣満点。
スピニングリールを使って、いなして獲るというのは、ドライブ感があってかなり楽しいです。
ルアー派、マイボート派にはお勧めです!
そうそう、大島からの帰り道、盛大な鳥山があって、寄せてみたら小型の青物がパチャパチャ跳ねている。1~2kgのカツオみたいでした。 昨日も出てました。
ベイトはシラスっぽかったです。上りカツオって事ですかね。