シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

サイレントヒルズ(静岡)ツーリング(2)

2024年02月15日 21時12分25秒 | 車・自転車・バイク
2月12日

三連休最終日、今日も寒くなく良い天気。
朝7時、ライハ出発。
同宿の千葉の二名、愛知の方もそれぞれの方向へ。またどこかで!

僕は天竜川を渡って浜松市街へ。
浜松城。



コメダで名古屋系モーニングセットの朝食。



浜松には生まれたての孫4号が里帰り出産の流れでまだ居るけど、こんないで立ちで訪問したら、向こうの親御さんも驚くだけなので止めとく。(笑)

ライハのお母さんに勧められた、袋井の可睡斎という家康ゆかりのお寺に行ってみる。



多くの修行僧が行きかう大きなお寺で、何よりも庭や伽藍がとても良く手入れされている。
そして今は「ひな祭り」ということで、供養を終えた雛人形が大広間に壮大な雛段飾りで飾られている。なんでも32段だそうだ。
各地に類したものはあるが、これはけた外れです。



これ以外にも、いろいろな部屋に雛人形が飾られてました。
これは見る価値あると思います。

さて、次の予定地はないので、あとは雪もっさりの富士山を眺めようかなと、R1を富士宮方向へ走る。
来るときはR150、帰りはR1はアリですね。
とにかく快走路です。バイパスといってもほぼ高速道路ですな。あっという間に清水着。

なんとなく興津川沿いに見延の方へ進みつつ、昼食場所を探す。但沼町の信号で止まった時に小さな食堂が目に留まったので、ソロっと入ってみる。
メニューを見るとトンカツ屋さんみたいです。



お母さんと娘さんの二人でやってるようで、娘さんにお勧めは?って聞くと、メニューにはないけど嫌いじゃなければ今はカキフライがお勧めですって。
だだ大好物です!それ下さい!!



ビックリしました。
ここ数年、もしくは過去記憶にないぐらい美味い!
大粒で、ぷりっぷりで、とろっとろで、じゅわじゅわで、、、揚げ加減も絶妙。
こんな裏メニューに出くわすとは、なんという幸運。聞いてみるものですねぇ。

聞くと、知る人ぞ知る今時期限定の裏メニューで、はるか遠くからもこのカキフライを食べに来るお客さんが居るとのこと。
産地を聞くと広島の、とある魚屋さんから取り寄せてる牡蠣だそうです。
これは来年、いや来月も来ようぞ。

大満足のまま外でバイクの支度してると、娘さんがわざわざ出てきてくれて、時間あったら近所で後輩がコーヒーショップやってるから寄ってみてって。
これは行くしかないと行ってみると、GSを改装してコーヒーショプに。 これまた美味い!





カキフライ「一休茶屋」、コーヒーショップ「望月竹次郎商店」です。

失礼ながら、こんな田舎町で絶品カキフライと美味しいコーヒーにありつけるとは。
人づての情報の暖かさ、これだからぶらり旅は止められんのよ。

峠を一つ越え、富士川を渡ったところに、稲子川温泉という小さな日帰り温泉施設があったので、ひとっ風呂浴びます。



あー、シアワセ
このまま昼寝したーい、、、のをぐっとこらえ、あとは寄り道せず一気に富士山へ向います。

殆ど車の走ってないのんびりした田舎道を、まさにのんびり走る。セローやカブにはもってこいの道。

16時、毎度おなじみ朝霧高原の「ふもとっぱらキャンプ場」へ到着。
ここは年一のペースで来てるけど、とにかく富士山を日がな眺めて過ごすのに、これ以上の場所はない。

キャンプブームで一時は激混みだったけど、だいぶ落ち着いたみたいです。
ガラガラのふもとっぱらを、今日の泊地とする!



いいねぇ。

暮れ行く富士山を眺めながら、チロチロと焚火を嗜む喜び。



キャンプでの暑さは御免だけど、寒さは楽しみになるのがキャンプという遊び。
僕は不要なモノをなるべくそぎ落とし、椅子すら無しの山屋スタイル。昨今のキャンプブームの流れとは明らかに違うかも。



最近はストーブ付きのテントやキャンピングカーも増えました。
趣味だから人それぞれでOK。エンジン掛けるとかして他人に迷惑かけなきゃ、みんな好き好きで良い。

夜は氷点下だけど、暖かい寝袋に包まって安眠をむさぼる。
草原を走るわずかな風の音が心地よい。

今日も良いツーリングだった。


2月13日

夜明けの気配で目が覚める。
意を決して寝袋を出て、凍り付いたテントのジッパーを開ける。狭いテント内から外界に出るこの瞬間、毎度どこのテント泊でもちょっとドキドキする。

ピキーンと凍り付いた空気に顔を出すと、、、
僕の語彙を遥かに超える、超絶シルエットがそこにあった。神々しいとしか言えない。



秒単位で光のグラデーションが変化してゆく。
こんな光景が、ほぼ毎日のように繰り広げられてるのに、、、みんな見ないの?



やがて富士山の六合目あたり、完璧な位置から御来光。



そこから出るんかい!

パーフェクト!

昼近くまで富士山をずーと眺めてた。





これだけ富士山を眺めると、本当に胸が一杯になりますね。
さあ、そろそろ帰ろう。



また来よっと!

いつもは富士五湖周りで戻るけど、今日は南回り。
スカイラインはちと凍結が怖いので、R469で御殿場へ。ここも快走路だ。

乙女峠の入り口にある富士八景の湯で今日も温泉に浸かります。
露天風呂が工事中とかで、今は500円でOKとのこと。
昨夜の焚火の煙臭さを綺麗さっぱり洗い流し、無料のリクライニングチェアーでまどろむ。ここでも窓越しに富士山や~



十分温まり、ゆっくりしてから、あとは箱根を越えて、小田原経由でサッサカ帰宅。

3日間で536kmでした。
1日の距離を短めにして、その分寄り道やらのんびりするやら、何時もの如く行き当たりばったりのツーリングを楽しんできました。

早春のサイレントヒルズ(静岡)ツーリング、これにて完了!






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サイレントヒルズ(静岡)ツーリング(1)

2024年02月14日 11時44分39秒 | 車・自転車・バイク
三日間ポカンと時間ができた。天気も良さそうなのでショートツーリングに行くことにした。
この時期、北や内陸方面は雪や路面凍結でバイクは無理。
神奈川からだと、おのずと海岸沿いを西へ走る感じになる。伊豆はいつも行ってるからパス。

基本下道で三日間で行って帰ってくるとなると、浜松辺りかなぁといった目星で出発。
特にコースや泊地は決めてないので、なんとでもなるようテントも積んで出発した。


2月11日

天気はまずまず。さほど寒くない。
三連休の中日なので渋滞にはまらないよう注意したものの、箱根峠で少し嵌ってしまった。ここは伊豆へ行く車も通るから仕方ないよね。
てか、この辺りから小雨→小雪→ミゾレとなる。カッパ着るほどじゃないところが悩ましい。
峠を越えて沼津を過ぎても小雨が続く。。。

新富士のあたりでやっと雲のエリアから外れたので、コンビニで一服。
さて出発とエンジン掛けると... ナニ!? エンジン警告灯が点灯してる!



スマホでマニュアル見ると、「お近くの販売店へお持ち込みください」とだけ。エラーコードも何もないので、何が不具合なのか全然わからんが、取り合ずエンジンは普通にかかってる。
一番近くのヤマハがYSP静岡東。約30㎞。電話して状況説明すると、受け入れOKとのこと。心強い!



到着と同時に作業開始。
15分で終了。
ECU接続で診断機で調べたら、O2センサーが何らかの異常を検知したとのこと。これはコネクターの瞬断などでも出る症状で、警告灯は消したのでこのままツーリング続けても大丈夫。ただ帰るまでにまた点くかもしれないので、その場合はO2センサー自体の不具合と考えられるので交換して下さいとのこと。

うーん、なんだかスッキリしないけど大事では無さそう。
店を出て10m走るとまた警告灯点灯! → Uターンして店に戻ると、、、、これは消してもすぐ点く状況ですね。帰るまで点きっパで走るしかないですねと。
配線の瞬断ではなく、O2センサー自体の故障のようです。
後で調べたら、セロー250FEではままある症例らしく、排ガス規制に対応させるための後付け対策の結果なのかもって。。。

先に進みます。
R1はバイパス化されており、実に快調に走れます。
正直、沼津から焼津あたりは景色も微妙なので、東名とあんまり変わらない感じで飛ばせるのはありがたい。

焼津からR150に移り、大井川を渡って吉田、相良とローカルな感じを楽しんで走る。
で、先日来たばかりの御前崎に到着!





ここは、かつてウィンドサーフィンに狂ってた頃さんざん通ってました。ウェイブの聖地です。
今日は西風10m/s、波は頭ぐらい。厳し過ぎないコンディションでウェイブ日和ですな。
しばし眺めてました。



御前崎、好きだなぁ。。。



日も傾いてきたので、今日の宿を確保しなければならない。
エンジントラブルで時間を取られたため、今からキャンプ場探しはしんどい。今日は手軽にライダーハウスにしけ込むことにし、ネットで探すと磐田のライハが近そうだ。
電話すると来ていいよ~と。ありがてぇ。
僕の旅は基本行き当たりばったり。出会いやハプニングが面白いのです。

強烈な西風と西日に突き進むが如く150号線を西進する。
暗くなる前にライハ「KEN」に到着。



ライダーハウスとは、旅するライダーに民家の一部屋を貸すような簡易宿泊施設?
相部屋が基本。



今宵は併設の居酒屋で、同宿のライダー三人と宿主のお母さんとでバイク談義、旅談義、人生談義(笑)
一期一会のバイク乗りが一夜を共にし、浅く深く語り合う文化は、バイクという孤独で自由な乗り物を愛する自立したライダー同志故に成立するのでしょうね。
世界の旅人ご用達のゲストハウスも同じ。
安心のお友達文化とは対極かもね。



サイレントヒルズツーリング、初日完了!
今宵、男四人の相部屋で爆睡。。。

(続く)



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早春の伊豆

2024年02月01日 19時30分36秒 | 車・自転車・バイク
1月31日(水)

XはちょいちょいUPしてるけど、こっちもたまには、ね。

今週はアジトの白物家電入れ替えのため、伊豆に来てます。
今日は天気も良いし暖かいので、カブツーリングの日としました。

普通に起きて、朝食済ませて出発すれば、そこはもうツーリングスポット。毎度ながら二拠点生活はもの凄く気に入っています。

先ずは今日の目的1、本場の河津桜の様子を見に行きます。
R135をタッタカ走って河津着。河津駅から川沿いに掛けて、花見用の屋台村の設置作業がわんさかやってます。
川沿いの桜並木はまだチラホラ程度。一分咲き未満かな。





観光客も疎らな川沿いをゆっくり進むと、何故か一本だけ八分咲きのサクラがありました!



やっぱりサクラはいいやねぇ。パッと明るくなります。

同じ所にある菜の花。こちらは今が盛り。



近くに河津桜の原木があるので行ってみました。
さすがに貫禄有りますね。こちらは三分咲きぐらいかな。





車では何度もこの前を走ってるけど、この原木の存在は知らなかったです。カブでゆっくり廻るとこういうモノも見えてきますね。
あと一二週間もすれば、河津サクラは見頃になるでしょう。


さて、今日の目的の2番目は松崎で海鮮丼系を食すこと。
県道下田松崎線で婆娑羅峠を越えて松崎へ。このルートは空いていて、山間を気持ちよく走れる快走路です。
途中の農家の庭先などにも、白っぽいサクラが結構咲いてました。山あいのサクラは映えるね。

松崎手前の長大なソメイヨシノ並木はまだまだです。春爛漫の季節にまた来ましょう。
程なく松崎港到着。
対岸にマリーナらしきものを発見!ここに船置いたら、かなり面白そうだ。。。 調べてみよう。



目的2の海鮮丼なんだけど、それらしい店がことごとく休み。小さな町の中を三往復ぐらいしちゃいました。
仕方ないので目に入ったラーメン屋へ。伊豆では珍しい喜多方ラーメンの旗が立ってる。
店内は地元の高校生でごった返してたが、この辺の子は礼儀正しくてほのぼの。
味噌ラーメンを食べたけど、これに入ってたチャーシューが信じられないくらい美味かった!



こんな店に出会えるのも、ゆっくり走れるカブならではだなぁ。
海鮮丼は逃したが、思いがけ無い場所で激ウマチャーシューに出会えるんだからカブツー冥利に尽きます。


目的3は大沢温泉の露天風呂。温泉宿は何軒か有るんだけど、一番山奥の「野天風呂山の家」に行ってみたかったのです。

なんか凄い所です。ハンターカブが来てたので隣に停めさせてもらう。



橋を渡ったその先は、昭和というか、もはや明治大正の風情です。。



ここは露天風呂しか無く、湯船の底からボコボコと豪快に源泉が湧き出てました。
それがまた適温で、いくらでも入っていられる。
泉質もサッパリ気味の気持ちよいお湯です。

先客が上がった後、誰も居なくなったので写真撮ってみた。



洗い場とか殆ど無く、基本お湯に浸かるだけ。
渓流沿いの露天(野天)風呂。ポッカポカになれます。
秘湯であることは間違いないですね。この方面に来たときは毎回寄っても良いな。
目的3なかなかの結果でした。



伊豆は温泉が無数にあるので、渓流釣りと合わせ技で秘湯開拓もかなり面白そうだ。


帰りルートだが、この山の家の辺りでも車だとチト厳しめだが、この先は?
温泉の方に聞いてみたら、この先は車は無理。バイクでも止めた方が良いとのこと。現在繋がっているかは不明とのこと。。。

GoogleMapでは天城山の南側の山奥を越えて河津辺りに繋がってる。行けるところまで行ってみたいよね。僕の悪い癖発動です。

すぐに道は細くなり、舗装はガタガタ。でもクロスカブなら大丈夫。



標高が上がるとなかなかの山深さ。
霧も出てきたし。



だいぶ走って大鍋越峠を越えると、、、辛うじて残っていた舗装が切れ、完全なダート。



山仕事の車も来て無いようで、それなりに荒れてます。落石や崩壊の跡もある。ジムニーでなんとかぐらいな感じ。
クロスカブは、、、行けます。行けると信じて進みます。万が一パンクでもしたら歩きます。ガードレール無いから絶対落ちないように。。。
こんな事を考えながら走るのは、、、なんて楽しいんでしょう!(笑)



分からない、知らない、未知、、、なんて魅力的なワードだろう。

かなり下ったあたりでワサビ田が出てきて、やがて人家が現れ、舗装路に変わる。
素直にホッ。 
無事峠越え出来ました! 冒険は身近なところに幾らでもありますね。

図らずも、なかなかのロングダートを発見した次第。
オフ車以外の人、或いは普通の神経の人は、大沢温泉の帰りは先に進まず、引き返した方が良いですよ。

アジトに帰るまで、体の芯はポカポカのままでした。

三寒四温の季節、一足早い春気配のカブツーリングでした。
プチ田舎暮らし、面白いっす!

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