暇だったんで

　　　　　　【雨の日のいたずら書き】

今週末は雨模様なので出船は無し。
昼間仕事で横須賀まで行って、夕方帰宅してから暇だったんで、昨日の水温図をプリントアウトして渦を書き込んでみた。

始めるとこれがなかなか面白くって、止まらなくなっちう。
ボールペンで書き始めちゃったので、修正できなくってつじつまが合わなくなったところもあるけど、そこはご愛嬌。
今度は鉛筆と消しゴムを用意してからにしよう。

絵を書き上げて眺めてみると、伊豆一帯は複雑な動きをしているみたいだ。
大きくみると、新島あたりを西に進む流れと、御蔵島あたりを反対に東に進む強い流れがあるみたい。
もしかしたら、黒潮本流も３３度あたりで東に枝分かれしているかもしれない。

どのみち、黒潮の流速が遅そうなので、反転流も勢いが無いんだろう。
伊豆に流れ込んでいる２１、２度の潮も、ボワって広がっていて表面だけの流れのような気がします。
水深４００ｍの水温分布図を見ても、この辺一帯はまだまだ冷たいので、上べだけなんでしょうね。

落書きの結果、僕が気になったのは三宅と御蔵の間と銭洲あたり。（どちらも行けましぇーん・・・）
手の届く範囲では、やっぱり新島のずっと東の方かな。
ヒョウタンは潮向きが違うからペケ。
下田沖はアリかも。

でも、底からの緑色の潮が広がっているので、水色が厳しいみたいですね。
なーんて、自分勝手にいろいろ想像してました。
真実はどうなんでしょうね？

ということで、本日のエアカジキ釣りは終了。
雨の日は、家でこんなことしてるのも結構楽しいものですね！

潮流について考えてみた

先週末は釣りに行けなかったので、ネット上にある様々な黒潮についての情報を眺めて、あれやこれやと考えていた。

面白かったのは、過去何年にも及ぶ日本南岸域の黒潮の日変化を細かなベクトルで表示した研究論文。
反転流の出来方や、反転流の左渦が別の渦を作り出し、それらが次々と連鎖してゆく様子などがよーく分かる。
黒潮の周りはすべて渦で満たされていて、渦の発生メカニズムが分かると、複雑な潮の流れも面白いようにつじつまが合ってくる。

渦が分かったって魚が釣れなけりゃしょうがないので、黒潮本流と渦流と魚場の因果関係もアレコレ考えた。
海の中の動きを３次元的に考え、それに魚類の基本的な習性を照らし合わせて魚の着き場を推定しちゃおうということ。こんな事ができたら凄いですよね。
一応仮説は立てたので、これからのカジキ情報や釣果を照らし合わせて検証してみよう。

僕的には、妙なデータフィッシングを展開するつもりは無いし、釣果情報だけを頼りに渋滞したポイントで右往左往するのもあまり趣味じゃない。

自分で考えたポイントが、その日爆発したら実に愉快。
自分が行けなくっても、誰かがそこで釣ってくれれば結構満足できちゃいそうだ。

カジキ釣りって現場での直感や判断がとても重要だけど、事前の準備も重要なファクター。
道具やルアー、船や気象、クルーやテクニック、お金や時間、そしてポイント・・・クリアしなきゃならない事がいっぱい有る。
だからこそ面白いんだろうね。

今シーズンも楽しめそうだぞ！

今年は台風が多いのかな

この間台風が行ったと思ったら、もう次の台風が沖縄の南に居る。
その後ろでじっと止まっていた次の熱低も、こっちに向って動き出した。
来週は２個来るってことかぁ？（２個目が要注意だな）
まだ５月なのに、どういうコッチャ。

黒潮の流芯が野島に迫っている。
外房のヒラマサがまた良くなりそう。
でっかいヒラマサが相模湾でも釣れている。
ヒラマサって奴は、カツオみたいに黒潮に乗って回遊している訳でもなかろうに、何故か黒潮の接近に敏感ですね。

さて、今週末は土曜は用事で出船無し。
日曜の用事は無くなったけど、さてどうしよう。
水色がどう見てもクロカワの潮じゃないので、イマイチ出る気になれない。
こう燃料代も高いと、気軽に出ようって気にもなれない。
陸上保管なので、チョイと出るだけでも上下架料も掛かっちゃうし・・・

日曜は、たまには犬の散歩がてら江ノ島にでも行ってくるかな。(笑）

走り梅雨かな、寒いです

今週末は予報も悪かったし、連休中に食料も十分確保できたので出ていません。
一生懸命、仕事してます・・・

南岸にはバッチリ梅雨前線が停滞しているし、その先には台風がこっちに向ってる。
北寄りのコースを取ったら、暴風圏内に入る可能性もありそう。
おいおい、まだ５月だよ。

昨年決壊したマリーナの堤防は、先月末にやっとこさ本復旧したので、とりあえずこの台風に間に合ってよかったな。

それにしても寒いです。
台風が前線を連れ去ってくれるまで、ずっと北東が吹いて寒いんだろう。
寒いと気が滅入ります。
何処か南の島に行ってこようかな。

例の黒ダイヤは、ほぼ食べつくしました。
カミサンがこんなに食べきれないって言って、方々に配りましたが、何所でも評判よかったそうです。

我が家では、刺身、ヅケ、やまかけ、和風ソテー、黒胡椒ステーキ、生春巻き、フレーク（血合い）。
まだあったかな？
どれもこれも、旨かった！
特筆は、ステーキと４日寝かせたヅケ。　赤身部分の刺身もかなりレベル高かったですよ。
料理の写真撮るって発想が無かったので、毎回食べてる途中に、アッ、写真って気が付いたんだけど、食べかけ写真じゃあねぇ。
次からは、釣った魚の料理写真も撮ってみようかな。

連休後半戦はグルメ系に

　　　　　【出船前夜の夜釣り。　マリーナの中でもマルイカが釣れました。】

５月４日（日）、５日(月）

３日からカジキ＆カツオ狙い３連荘の出船を予定してたけど、初日は雨風が強いので出船中止。
マリーナにあらかじめ下架しておいて貰って、３日の夜に伊東入り。
今回は息子とのダブルハンド出船。

夜到着してもまだ北東が吹いており、明日の海況が心配。
寝る前に係留しているボートからエギを投げたら、ちっこいマルイカがポンポンと釣れた。幸先いいのかな？

４日朝。
マリーナを出ると、北東が７～８ｍ吹いておりチョッピーな海面。
カジキ狙いで新島の東まで行きたいが、この海ではとても無理。
大島の島影に入ればカツオぐらいは出来そうだが、大島まで渡るのもバッタンバッタンなので止め。本日は近場で遊ぶ事にする。
どうせ釣るなら「グルメ系」をと決め、本日はヒラメとマルイカ狙いに切り替え。

風波が強く、後進で船を立てるのがシンドイのでパラシュートを投入。
このパラシュート、今まで使っていたのが少し小さかったので、４ｍサイズを先週新調した物だ。
５０ｍから２０ｍへの駆け上がりラインを流す。
この程度の風だと、殆ど風下に流されず潮に引かれていく。バッチリだ。

エサは小鯵の泳がせ。
程なく３０ｃｍオーバーの立派なカサゴをゲット。旨そう～。
さらに、４０ｃｍオーバーのオニカサゴを追加。さらに旨そう～。
その後潮が弛んでしまい、アタリが出なくなってしまったのでヒラメは諦め、一旦マリーナに戻り夕方の地合いまでお昼寝。近場は良いねぇ。

夕方、グルメ系第２弾。マルイカ狙いでチョイ出。
何箇所かポイントを探り、５０ｃｍ級ヤリイカ、ムギ、マルをポツポツ取って終了。爆乗りは無かったな。
サバの鳥山が凄かったが、これは止めました。何しろグルメ狙いですから。

この日の晩は、息子のリクエストで川奈へ１ポンドステーキを食べに行く。
僕はメタボ対策で０．５ポンドにしときました。
早々に船中泊。
（そうそう、この晩もヒゲのあるマル秘超高級グルメを狙ってたら掛かったんですよ。でも根に潜られて出てこず。足だけ付いて来ました・・・超、オシィ～）

５日朝。
チョッと寝坊し７時過ぎて出船。
風も収まり海況はバッチリ。
でも、潮がさらに遠くなってしまった。前日に新島東でカジキを掛けたとの情報も有ったが、シーブレインの射程としては今の時期はチョッと怖い。
本日もカジキは諦め、グルメ系狙い。

カツオの気配を探しながら沖だしするが、先日のような鳥山が出ない。
そのまんま本命ポイントに着いたので、再び泳がせ開始。

今日は黒ダイヤが朝から跳ねている。やる気が有るみたいだ。
開始３０分でいきなり船下で食わせるが、直ぐにすっぽ抜け。・・・残念。

泳がせの横で息子がイタズラにジグを落とし、２ｋｇぐらいのカンパチキャッチ。
これまた旨そう。グルメ追加ナリ～

僚船が黒ダイヤをキャッチする。イイなぁ。
と思ったら、流していたサブタックルの方にヒッート。
５０ｍぐらい突っ走られ、ファーストランが止まった所で寄せに掛かったらまたまたスッポ抜け。
どうもダメだ。この釣りは初めてなので釣り方が良く分からない。針とかが合っていないのかなぁ・・・

僚船はさらにビッグワンをキャッチ。ウォー、テンション上がるねー
昼過ぎに、またまたサブタックルにヒット！
やはり５０ｍぐらい走って止まった。ここのファーストランは５０ｍがお約束なのかな？
がっちりフックアップさせ、ドラグを少し上げて寄せにかかる。走っては寄せ、走っては寄せ。
クー、最高に楽しーい！！
何しろサブタックルはスピニングにＰＥ２．５号、ロッドはカーペンターのＢＣ６３ＭＬ。バランスタックルで大物と渡り合う醍醐味だ。
ちなみにメインタックルはソルティガ５５Ｓにステラ＋ＰＥ５号。こちらはパワーファイト可能なタックル。

１０分ぐらいのファイトで船下まで寄せ、ゆっくり時間を掛けてリフティング。
ようやく右回りに大きく回転しながら魚体が見えてくる。巨大ではないが十分なサイズだ。
魚の回転方向にロッドを誘導すると、面白いように魚はリフトする。これコツね。

息子にハンドギャフを用意させ、船底に擦らないように魚を誘導し、水面に出た瞬間にギャフを入れ一気に船内に跳ね上げる。
ヤッタネ！
始めて本気で黒ダイヤを狙い、初日にして初キャッチは上出来です。

　　
　【１５ｋｇのハカリを振り切たから、２０ｋｇぐらいかな。　叉長１ｍジャスト。　ＰＥ２．５号でもバランスタックルで獲れました。】

ここで問題が。
こいつが入るサイズのクーラーが無い！
早く冷やさないとお味が台無し。丸ごと持ち帰って家人に自慢したって、不味くなっちゃしょうがない。船上で血抜きしクーラーサイズに解体することにする。

解体前に計測すると、叉長１ｍジャスト。重さは１５ｋｇのはかりを振り切っちゃったので、多分２０ｋｇぐらいだと思います。
写真撮った後、お腹を出して、頭と尻尾を落としてクーラーへ。
下処理完璧。これで味は保障されたぞ。　ジュルル・・・
これ以上釣っても、入れるところ無いので早上がりし帰港の途に。

マリーナ着いて上架し、氷を追加してクーラーと発砲ケースに二日間の釣果を収めた。

　　
　　　【グルメにこだわった釣果です。どれも旨そう～】

釣果をまとめると、
　カサゴ　３０ｃｍ
　オニカサゴ　４０ｃｍ
　ヤリイカ　５０ｃｍ
　マルイカ・ムギイカ　小型（１５～２０ｃｍ）　７，８匹
　カンパチ　２ｋｇ　　
　黒ダイヤ　２０ｋｇ
改めて釣果を見ると、グルメ釣行としては上出来です。

さて、お味の方は・・・一晩寝かせて今夜から戴きま～す。

連休後半戦

明日から連休後半戦。
３日は雨＆北東が強くってどうにもならない予報。
なので明日はゆっくり休み、出船は４日、５日の予定です。

今日現在、黒潮の流れが整っている。
ほんの少しの”乱れ”を待ちたいので、明日の荒天休日はちょうど良いかもしれない。
低気圧による黒潮流軸の振れに注目しよう。
どこかに気になるポイントが形成されるかもしれない。

僕の船が行き着けない海域に気になるポイントが出現したとしても、そこで他の船が釣果を出せば、なんか読みが当たったみたいで嬉しいんだよね。

さて、連休でたくさん船も出るだろう。何所かでカジキも上がるかもしれない。
それぞれのチームの予想が交錯し、一喜一憂するシーズンが到来した。

カジキに行けなけりゃ、別の釣り物だってあるさ。
楽しくなるぞ！