シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

残念、バラシです

2008年07月28日 10時00分35秒 | カジキ
7月26日(土)
リリースとランディングの実戦練習を目指して出船。
シングルハンドでやろうと思っていたら、急遽息子が乗る事になった。
手足として使うには気兼ね無いし、体力と釣り感もまああるので、デッキハンドとしては最適かもしれない。


【デッキハンド兼アングラー。 気兼ね無用なのが何よりかな。】

潮の射し具合からみて、今週もウドネ出し周辺がベストと考えた。
現地に入ると水温、水色とも依然最高の潮が待っていた。
南西が結構吹いており、海面が荒れて流し辛い。
いつカジキがヒットしてもおかしくない状況なんだけど、掛かるのはシイラ。
シイラのフック外しがカジキリリースの練習になるかは微妙だが、バラムツでやるようなハンドギャフ一丁でクリンと外す方法が、暴れるシイラではなかなか上手くできない。
結局、この日は16時まで曳いたがカジキのヒットなし。
ヒョウタンでは2,3本上がったようだ。


【シイラ君。 釣れてもいいからフック外す時ぐらいオトナシクして欲しい。】

角屋メカ一行が波浮に入っているので、波浮泊まりも考えたが、伊東に戻っても20分ぐらいしか違わないので、コンビニや飯屋の充実している伊東に戻ることにした。
この日は船中泊。 蚊の侵入に備えて窓を閉めて寝たら、いやいや、蒸し暑くて参った。 

7月27日(日)
5時半出船。 海上ベタ凪ぎ。
6時半、昨日と同じウドネ出しに到着。
3、4艇がほぼ同時に始める。 潮は昨日よりもヤヤ速いし鳥もいる。良い感じだね。
1級場所にはすでに数艇が入っているので、僕は西へ潮を遡っていく。鳥が居て雰囲気がある。


【シーブレインにとってベタ凪ぎが何よりだ。潮目や魚も見つけ易いしね。】

併走していた一艇が、僕らのやや後ろへスッと入った所でいきなりヒット。朝から間近でテールウォークを拝見させてもらった。ウーン、僕らが今通ってきた所だったのに・・・ 何かが違うんだろうな。

時間と共に後続艇が続々とウドマ入りして、ポイントがドンドン混んでくる。
船の数が増えるに従い、ヒョウタンからの無線と併せてヒットコールが頻繁に入り、常に誰かがファイとしている状況となった。
カジキは結構入っているようだ。

僕らはまたしてもシイラと遊ぶばかり。
混んでるポイントを離れ、潮目を選んで流す。


【ポイントラッシュ。半径2マイルの中に15、6艇がウロウロと。】

アウトリガーロングのフェニックスの後ろに、シャープに水面を切るような飛沫が数回見えた。刹那、左のアウトリガーが大きくしなりドラグが悲鳴を上げる!
後方でカジキが派手にジャンプを繰り返す。
大きくも無いが小さくも無い。多分100kgチョットぐらいかな。

短いGOを掛け、取り合えずヒットコールだけ入れて、キャビンを飛び出す。
二人でタックルを片付け、息子がギンバルとハーネスを装着し終わるまで、ドラグは出っ放し。よく走るカジキだ。
息子にとってファーストマーリンなので、本人の希望でランディング前提ではあるが、リリースの練習も兼ねているので早めのキャッチを目指した。

二人なのでファイトも楽。ガンガン後進を掛けて出されたラインを回収する。
始めて15分ぐらいで、もうラインは船の真下。
そこからリフティングになってしまい、なかなか上がってこない。
魚の進む方向へ先行する形で船を進め、斜め上へ引き上げる位置に船を置くと、魚は面白いように上昇してくる。

息子はパワーファイトのし過ぎで腰が痛いと喚いている。ウエストギンバルの使い方が分かっていない証拠。
ダブルラインが見えた。もう少しでリーダータッチ。
しかしここから魚を寄せきらず、再びラインを出されてしまう。


【腰が引けているぞ。これでは長時間ファイトは無理。姿勢を研究するべし!】

再び船をチョイ進めて斜めに上に引き上げる体制を整える。
リフティング開始。
その直後、フッとラインにテンションが無くなってしまった。バレタ。
カリカリカリっとリールが軽く巻け、程なくルアーもフックもちゃんと帰ってきた。
ラインブレイクではなく、単なるフックオフ。ファイト時間、約30分。
フックオフの原因は分からない。掛かり所なんだろうけど、ガンガン後進を掛けたのでテンションを掛け切らなかったのかもしれない。
最初の寄せでもう2、3m巻き込めたらリーダー掴めたので、そこが勝負どころだった感じだ。
リリースを考えた早目のファイトは出来たが、寄せてからもまだまだカジキは元気なので、詰め切れなかった訳だ。
残念だが仕方が無い。
もう少し時間を掛けるべきなのか、もっと厳しいファイトをするべきだったのか?
次々と課題が出てくるなぁ。


【フェニックス。毎回必ず一度は流すルアーだ。 今年はシイラもカジキもロングにしか来ない。】

その後、各艇でヒットは続いたが、我々に再びカジキのヒットは無かった。
14時ストップフィッシング。
帰りはベタ凪ぎの海を快適にクルージング。

残念ながら2週連続のキャッチはならずでした。
息子はというと、そりゃーもう、次のリベンジに燃えています。


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シングルハンドということ

2008年07月24日 10時17分27秒 | カジキ
先日、目出度くもシングルハンドでカジキをキャッチする事が出来た。嬉しいですね。
コメントくれた方、メールくれた方、電話くれた方、皆さんありがとうございました。
僕の長い釣り人生の中でも、大変意味のある一匹だと思います。
とっても貴重な経験を積む事ができたし、また新たな課題も見えてきました。

カジキ釣りは、一般的にキャプテン、アングラー、リーダーマン、ギャフマンの4人が必要と言われる。熟練チームだとリーダーとギャフを一人でこなせるので3人でも可能だそうだ。
フライブリッジ艇の場合キャプテンは2階に居るので、デッキ上にアングラー一人じゃどうにもならないということで頷ける人員配置だ。

その代わり、人数が集まらないとカジキ釣りに行けないと言う事になってしまい、それもまたこの釣りを大げさにしている要因。
僕としては、行きたい時に行きたい場所へ行き、自分のやりたいように自由に誰に気兼ねすることなくカジキを追いたいと思っている。

幸いシーブレインはセンターキャビンだし、アフトデッキでも操船できるので、さらに少ない人員で出来そうに思えた。
そもそもカジキを釣った事なかったので、こうでなければイカンという先入観を持ち合わせておらず、少人数で始める事に大した違和感は無かった。
恐れを知らぬという事ですね・・・
そしてそして、恐れ多くも昨年の夏、ダブルハンドで挑戦して、バタバタしながらもファーストマーリンをキャッチすることができた。

ではシングルハンドでも出来ないものかという感じでシュミレーションしたら、何とかゴールまで辿り着けるイメージが描けた。(あくまでイメージだから都合よく出来ちゃうんですよね。)
こうなるともう興味は尽きない。 そして挑戦というよりも、試してみたかったのだ。
小学5年生の夏休みに読んだ「老人と海」への遠い憧れもあった。サンチャゴ老人がクールでめちゃくちゃカッコ良かったんだ。38年かかったな・・・(笑)

幸か不幸か、シングルハンドでもあっさりヒットしてしまった。それも、充分手に余るサイズの奴が。
結果的には無事キャッチできてメデタシメデタシなんだけど、そりゃあ終始バタバタしてたし、出来ればリリースをと思っていたのにそれも叶わなかった。

今回の経験を通して、克服しなければならない点がいくつも見えてきた。
特に以下の2点に付いては、カジキ釣りを続ける者の矜持として絶対条件と位置づけた。

 1.キャッチしたカジキをきちんとリリースできること。
 2.ランディングするなら、ちゃんと船に積み込めること。

この2点が解決できる目処が立たないままでは、カジキ釣りを続ける気になれないというのが、今の気持ちです。

それぞれの点に付いては、また日を改めて書いてみましょう。
さっそく修正点の克服に向けて、今週末も出撃予定です!

コメント (12)
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クロカワ 148kg キャッチ!!

2008年07月21日 10時14分18秒 | カジキ
7月19日(土)
明日からJIBT本戦開始。今日は前夜祭で、各地のマリーナから参加艇が続々と下田へ集結する日だ。
数日前から大会エリアを通って大島の南端を目指す強い分流がある。透明度も高く良い感じだ。
カジキの期待120%。今回はシングルハンドでの挑戦だ。

千波の中間部から今年一番の水色&27℃の潮に出くわす。千波の南西角に出ると、同じ潮が東に走っている。分流は大島と利島の間を東に抜けているようだ。
強い流れを伴うゾクゾクするほど良い感じの潮だ。
早くも無線では、ヒョウタンでヒットコールが連発している。
ただ事では無い感じだ。
ウドマアワセに到着すると、湧昇流が沸き立ち方々に潮波が立っている。鳥も居るしベイトもいっぱい。これでカジキが居ない訳無いと確信。
僕はヒョウタンまで行かず、ウドマで勝負することにする。 今すぐにでもヒットしそうな感じだ。


【潮色最高。水温27.2℃。 最高のコンディションの潮目を曳く】

アウトリガーを使わず3本流し。シングルハンドの時はシンプルさが必要だからだ。
ルアーは派手な動きのトップガンと、ナチュラル系ヘッドのウォーターストリーム2個を選択。どちらもスモークが綺麗に出てる。

2連発でシイラ。 こっちのテンションが上がっているので、クリック音が鳴ると、たとえシイラと分かっても物凄いスピードで対処している自分が居た。(笑)

付近で流していた一艇からカジキのヒットコールが出る。やはりここにもカジキは居る!
無線を聞きつけたか、大会参加艇が続々と増えてきてポイントが混んで来た。やがて各艇からヒットコールが連発しだす。
オイオイ、オイラの方が先に来てんのになんでヒットしないの?
ウーン、魚が他艇に持って行かれている感じだ。
多分、曳いているルアーの数が違うのだろうし、それ以上に実力の差が出ているのだろう。
カジキ目撃の情報もたくさん無線で交わされているけど、僕には一匹も見えていない。視線の高さの違いを痛感。
ウォーターストリームの1個をトップガン14に交換してアピール度を増す。


【周りではヒット連発。ファイティングフラッグが方々で上がる。 ムムム・・・】

14時を過ぎた頃から、大会参加艇がポツポツと下田へ引き上げて行き、ポイントが空いてきた。
15時過ぎて、自分もそろそろ引き上げようかなって思い始めたとき、ひときわ長いクリック音が鳴り響き、後方で物凄い水柱が立つ。
カジキヒット!!

短めのGOを掛け、スローに戻して他のタックルを回収。シイラで慣れているからこの辺は早いものだ。
その間、カジキが見事なテールウォークを繰り広げる。チョットでかそうだ。
急に一人であることの心細さを感じたが、やるっきゃない!

ハーネスをセットして戦闘開始。
ラインと全然違う方向でカジキが跳ねている。一瞬ダブルヒット!?って思ったが、すでに他のタックルは回収されているんだよね。
ラインスラッグが相当出ている証拠。まともに巻きだすとウォータープレッシャーでやられる恐れがあると考え、魚の位置を無視してライン方向に後進を掛けながら高速で巻く。フックオフしたのかと思うほど楽に巻けるが、やがてラインと魚の方向が一致しだすうちにテンションが掛かる。
50mぐらいの近距離まで、一気に回収できてしまった。

カジキはまだ全然元気で、チョット戦いのペースが早過ぎるなっと感じた。
案の定、セカンドランで2~300m一気に走られる。
リールが壊れるかと思った。

ランが止まり再スタート。ここからは落ち着いていこうと決心。
手元に用意しておいたカメラを片手に、テールウォークを収めようとシャッターチャンスを待つ余裕もありました。(笑)
コバルトさんに電話してファイト中であることを告げる。


【カジキのジャンプシーン。 シャッター押すが間に合わない。】


【上の写真を拡大。 パワーとスピードに魅了される瞬間だ。心の中にはスローモーションで記憶される。】

再び船を後進させながら、ラインを回収していく。
カジキも写真を撮り終えたからか、ジャンプしなくなり持久戦に移ったようだ。
右手でリールを巻きながら、左手でハンドルとスロットルの操作を行う訳だが、時々頭が混乱しそうになる。いや、マジで難しいです。

リール巻く手が疎かになると、スクリューにラインを巻き込んでしまう事になる。
やがてダブルラインが見えてきたが、魚が船の真下に位置しており、無理にリフトアップすると急に横に走るので、船底に擦れそうになったりドライブに引っ掛けそうになる。ロッドでいなせる訳も無いので、その度にボートを前進急旋回させて船尾を振って難を逃れる。
カジキはまだまだ元気いっぱいだ。

ダブルラインを巻き込んだ所で、昨年同様にドラグを上げてボートで引きずり回そうとしたが、カジキはまだぜんぜん元気で簡単にドラグを引き出して行く。再びチリチリとリールを巻いてダブルラインに辿り着くとまた走る。これの繰り返し。

突然、船尾10mの至近距離でジャンプする。
カジキの目がギロッとこっちを睨み目が合った気がした。 マジでビビッた。

ハーネスを外しロッドをロッドポストに挿す。
リーダーを取り強引に寄せに掛かるが、船底で暴れられてどうにもならない。
やはりもっと弱らせるしか手は無い。


【カジキとのバトル。 ぜんぜん弱らないタフな奴だ。】

ダブルラインを巻き込んでフルドラグにし、カジキを右舷後方に泳がせ、カジキの後を追うように操船する。
カジキを引き回すのではなく、カジキに船を曳かせるイメージでテンションを掛けつつゆっくり後進を続ける。ダッシュしたら後進スピードをチョット上げて追い、休みだしたらこっちもスピードダウン。

左回りに大きく3,4回まわった頃にカジキの動きが徐々に弱まり、ダッシュしなくなってきた。
停船しリーダーを取ると、ゆっくりと泳いでいるだけで殆ど抵抗しない。魚体が船の真下に見えている。
突然こっちに突進される恐怖で、腕だけを船の外に出してへっぴり腰でリーダーを手繰る。

リーダーを持ったままチョイ船を前進させカジキを船から離すと、カジキはすんなり水面に浮上した。斜めになってヒラを打っている。
フライングギャフを打ち戦いは終わった。
水面に横たわりながらもゆっくり尾を振って水面を叩いているカジキを、僕は畏敬の念で見つめた。
1時間半の戦いだった。


【フライングギャフを打つ。 終了の瞬間だ。】

リアゲートの付いていない僕の船では、到底カジキを船内に引き入れることは出来ない。
ビルにロープを絡め、このまま曳航していくしかない。昨年と同じだ。
せめて魚体を痛めないよう、ゆっくりと曳航することにした。
伊東までの距離、約20マイル。 5ノット、4時間の航行だ。
夜間航行となるのは必至。無事帰着できた時がこの戦いの終わりと心を引き締める。


【午後の曳航。 現代のサンチャゴか・・・】


【レーダーを頼りに夜間航行が続く。遠くに伊東の町が見えてきた。終わりは近い。】

夕闇が迫り、やがて完全な夜間航行になったが、レーダが心強かった。
マリーナに帰着したのは21時。

翌朝、検量のため吊り上げられたカジキは148kgの立派な奴だった。
シングルハンドで獲るというのは、僕の一つのテーマだったが、何とかやり遂げることが出来た。
今の僕が持っている、釣りと操船の技術のすべてを注ぎ込んだ実感がある。
嬉しい一匹です!


【左2つが食わせ用のウォーターストリーム。左端がヒットルアーだ。 右2つがティーザー役も務めてくれるトップガン。】



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キャッチです!

2008年07月19日 20時50分42秒 | カジキ
カジキ、キャッチしました。
サイズはそこそこ。
シングルハンドだったので、苦労しました。
詳しくは帰宅後に書きます。
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裏JIBT

2008年07月18日 21時39分29秒 | カジキ
さてさて、明日からJIBTが始まる。
そう、ジャパン・インターナショナル・ビルフィッシュ・トーナメント。
今年は30回の記念大会だそうだ。

伊東からはオーナーボートが3チーム出場。
目下、下田のトーナメント海域にカジキはウジャウジャ居る。
1匹2匹獲ったぐらいじゃ優勝は無理じゃない?
凄い事になりそうですね。

去年の大会時、我がシーブレインは大会の無線を聞きつつ、裏JIBTと称してエリア外の大室出し界隈を流していた。
今年も一人裏JIBTと洒落込もうと思う。

土日と流すつもりです。
大室出しは潮が無いので何所行こうかな。

出場の皆さん、3本以上目指して頑張って下さい。


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カジキは居れど・・・

2008年07月14日 22時02分18秒 | カジキ
12日、13日と2連荘でカジキ狙いで出撃。
2日間で6匹のカジキと遭遇しましたが、かろうじてチェイスして来たのは1匹だけ。結果ノーキャッチでした。

7月12日(土)
やっとエンジンが直り、関東のカジキ開幕から1週間遅れで参戦。
海上はもやっていて視界2マイルぐらい。
レーダーがとっても心強い。


【期待をこめて出港! 視界2マイル。今年はレーダーがあるから安心だ。】

しかーし、今度は無線が壊れた・・・ 
2日前に、たまたま予備用の無線機注文したんだけど、あまりにタイミング良すぎない?
という事で、今回は”つんぼ桟敷”で海上をさまよう事になった。

大島目指す途中、千波の北端で流木が浮いていた。危ないなぁと思いつつ見やると、流木の直ぐ脇にヒレのような物がチラと動いた。 サメ??
スローダウンして良ーく見ると、なんとなんと小型のカジキが3匹ステイしている。
水温23度で濁り潮。何でこんな所にいきなり? って感じ。
トローリングタックルにはルアーはまだ付いていないし、距離約30m。
キャスティングタックルがあったので、トビペン付けて鼻面通したけど知らん顔。
たぶんマカだけど、まったくやる気無さそう。
お前はマツダイか!って感じでした。

千波の南側から流しだし大室の北を目指す。
野島からの反転流の先っぽが大室に届いてやしないかと期待しての探索だ。
シングルハンドなので3本流し。

無線が無いので、一応マリーナに携帯で現在位置を知らせようと、波浮沖あたりで電話している最中、いきなりドラグがすんごい勢いで出る。止まらない。

アレー!!ヒットしちゃったよって叫んで電話中断。 速攻タックル回収。
その間もドラグ出っ放し。カジキだ!って思った瞬間、巨大シイラがジャンプ。半端無いでかさ。
シングルハンドの良い練習とばかりに、ギンバル&ハーネスのフルスタンディングファイト!
操船しながらだと、キャビンとかの壁に背中を預けて体を安定させないと無理ってのが分かりました。
リーダー取ってから素手で引っ張りっこしたけど、腰落とさないとヤバイくらい強い。
船べりで目測すると、1.5mは軽くオーバー。1.7~8mのオス。こんなサイズ見たこと無いよ。
下手なカジキより強力だったかも。
写真撮る余裕なんて皆無でした。(カメラもデッキに置いておかないと、いざという時ダメですね)

期待した野島からの潮は無く、大室は水温水色ともまったくダメ。深入りせずに引き返し利島に向ける。
チャンガジロあたりで25度の潮に入るが、流れが緩い。
水色も微妙に濁っている。
たまにシイラが掛かるだけ。

音山出しから千波まで引いてこの日は終了。
この日、同マリーナのR艇がウドマアワセでクロをキャッチしてました。
野島好調も帰港後に知ったし、無線が無いと効率は悪いのは否めないね。


7月13日(日)
6時出船。
好調野島に惹かれたが、何となく「地元」伊豆で釣りたいので、昨日の続きで音山出しからスタート。
今日も視界は悪く3マイルぐらい。
無風、ベタ凪ぎ。超フラット海面だ。

音山出し25度。ここから瀬伝いに南下コースを取る。
ウドマアワセ(北)で26度に上がる。南西からのゆるい潮が射している。昨日と潮の様子が違う感じだ。水温は高いが昨日の25度の潮よりグリーン系。
南下するとドンドン水温が上昇し、ウドマアワセ(南)あたりで27度に。瀬の近辺では湧昇流の潮目が出来ている。
トビウオは多いが昨日いっぱい居たシイラが今日は全然居ない。
しかし、ウドマアワセってなんで2箇所あるんでしょう。まったくややこしい!

高瀬に入り、左回りで瀬の縁を曳く。
高瀬の西端の潮目のゴミの中にカジキが漂っているのを発見。全然ルアーに反応しない。この辺では28度台に突入。どうなってんだい?
さらにもう一匹カジキ発見。こいつもステイしている。ルアーを近付けるが無反応でやる気無し。
どうにも、昨日から現われるカジキ達はみんなボーっとしていて、ルアーをまったく追わない。
この辺を何往復かしたが、スポット的に水温29.1度まで記録。
何なのこの潮。温泉でも湧いているのかね?


【高瀬で29.1℃をマーク。 カジキも茹だるわ。】

高瀬を一周して、このまま来たコースを北上。
音山出しの真上で、再びカジキ発見。
船を回してロングのルアーを直ぐそばに通すと、スーとルアーに寄るが、後ろを付いて来るだけで食わない。
直接ラインを手で取り、アクションを付けるが反応なし。いずこへか消えました。


【右旋回してカジキにルアーを寄せる。写真では見えないがカジキがルアーに反応している!】

朝25度だった音山出し辺りも午後には28度。ひたすらトローリングスピードで
潮を辿ると、稲取の真沖辺りまでグリーンの高水温帯が北上していた。その北は黒っぽい24、5度の昨日の潮。

高水温帯にカジキは居たけど全然食ってこないし、なんだか良く分かりません。
今週のJIBTで多くの船が入れば、また何か見えてくるでしょう。
とにかくカジキはいっぱい居ます。
ただ、なんか食い気が無いんですよ・・・


【今回登場したルアー。 ラインブレイクでトップガン1個失った・・・】

※レーダーって思ってた以上に良いですね。周囲の船の位置関係が早い内から分かり安全この上なし。もうレーダー無しでは沖に出る気になれないかも。

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カジキモードへ!

2008年07月11日 00時12分30秒 | カジキ
エンジンのクレーム修理が今日(10日)から始まった。
順調に行けば明日(金曜日)には終わるかも。

そしたら、そしたら、そしたら!
土日は出撃です!

カジキ君、今年もヨロシクお願いいたします!!

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サイパン遠征

2008年07月09日 00時11分22秒 | 海外遠征
     【快晴、無風のテニアン島】

木曜の晩に成田を出発し、金土日と3日間、サイパンの周りで釣りまくり、月曜の早朝に成田に帰ってきました。

参加は、酒井さん、遊佐さん、紅一点の平山さん、そして引率兼カメラマン役の市ノ川さん。
今回は、元ブルーウォーターの徳永洋一さんが、このほどサイパンで始めたガイド船にお世話になりました。我々はそのお客さん第1号ということ。
徳永さんのガイドは、「マリアナリゾート&スパ」という高級リゾートホテルとのコラボで実現したそうです。
目下、精力的にポイント開拓しています。
使用ボートはUF30。maxは38ノット。スパンカー付きなので、特にジギングには最高のボートだと思います。
シーブレインと同系統のボートなので、親しみがあります。

サイパン島はのんびりした南国の島そのもので、特に危険な感じも無く、かといってアメリカ統治領のためか小奇麗。バタ臭い生活感がありません。
町ではかなり日本語も通じて、楽く~に過ごせます。


   【サイパンの地元通り。 のんびりしてます。】

釣り場はサイパン島だけにとどまらず、テニアン島やヤギ島も攻めました。
浅場を攻めるキャスティングは、テニアン島が魚のストック量が多かったように感じます。
ジギングは、沖の方にも曽根がいくつかあり、かなり有望なポイント目白押しです。

釣果の方は、無風、快晴、激暑、とろい潮と、条件的には厳しかったですが、それでもキャスティングでGT2匹キャッチ。(20kg、15kg) バイトは10発ぐらいかな。その他、外道で、アカマス、バラクーダ、シイラ、ダツ等が飽きない程度に飛び出して楽しませてくれました。

   【幸先よく本命のGTキャッチ! 20kg】


   【バラフエダイ。 外道とはいえ出れば楽しいのです。】 

ジギングは2時間ぐらいしかやりませんでしたが、それでもイソマグロの15kgクラスを2本キャッチ。大型を含めバラシ多数・・・
シャークアタックも多数です。
他には、多彩なグルーパーやカッポレなどがホントにいっぱい釣れました。
何匹かキープして、ホテルの厨房へ。特にイソンボが信じられないくらい美味しくなって夕食に出てきました。
とにかく、ジギングは入れ食い状態の感じで、ジギングファンにはたまりませんね。
攻める水深も100m前後なので、軽めのジグで事足りるのも嬉しいです。


   【サイパンの大本命はこのイソマグロでしょう。 15kgぐらいかな。】


  【インチクを落とせば美味しい魚が入れ食い。】

アフターフィッシングはというと、町に出てそぞろ歩きするもよし、リゾート内でゆったり過ごすもよし。
美味しいレストランやバー、マッサージにエステなど、よりどりみどりお好きなようにです。


  【南の島の夕暮れ。言葉にならない。 まさに至福のとき 】

詳しい釣行記は、市ノ川さんのフィールドゲートHPに早速アップされているので、そちらをご参照あれ。
 http://www.fieldgate.co.jp/fpo/

徳永さんの新設HPはこちら。【マリアナリゾートHP フィッシングコーナー】
 http://www.marianaresort.com/

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サイパン速報

2008年07月04日 18時18分06秒 | 海外遠征
初日、20kg位のGTキャッチ!
その他、グルーパー多数で出足好調。
無風、快晴、超暑い~!
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南の島へチョイと脱出!

2008年07月02日 00時29分52秒 | 海外遠征
週末絡みでサイパンへミニ遠征行ってきます。
木曜の晩に発って、金土日と釣りして、月曜の早朝には成田に戻れるので、仕事への影響も少ない。(かな?)
超~お手軽ですね。

関東の黒潮が復活しそうなんだけど、シーブレインが動かせなくてつまんないからちょうど良いや。(ホントは気が気じゃない・・・)

ブルーウォーターの徳永さんが、この7月からサイパンでフィッシングガイドを始めるとのことで、そのこけら落としというか、トライアルと言うか、まあそんな感じです。

今回のメインターゲットはGT。
サイパンのGTってあまり聞かないけど、どうなんでしょうね?

ジギングではイソマグロの実績が高い場所です。
自分、ジギングはイマイチ性に合わないので、お付き合い程度かな。(始めちゃうと熱くなるんだけどね)
一応、ジグも5~6個持って行きましょう。
誰に聞いてもサメがメチャ多いって事なので、こいつがチョット厄介だなぁ。

今回、筋トレを一切していないので、20kg以上のお魚はカンベンして欲しいです。

ジメジメした日本を脱出して、チョイと南の島でスカッとした釣してきマース!

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