シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

New Sea Brain  Debut!

2011年02月28日 00時55分26秒 | ボート
    
    【新生シーブレイン 本日デビューしました!】

2月26日(土)

New Sea Brain デビューしましたー!

12月30日に試乗し、ドドドッと進んだ乗り換え計画。
僅か2ヶ月の短い期間でしたが、本日伊東に回航し、計画は無事完了しました。


午前9時、平塚のリバーポートマリーナへ行く。
早速、角屋メカから、艤装品の取り扱い方や、各部スイッチ類の操作についてレクチャーを受ける。
コンバーチブル艇になると、やたらと装備が増えるんだなぁと実感。
発電機(12V系)と陸電(120V系)の使い分け、エアコンの切り替え、バッテリーチャージャーの仕組み等々、とてもじゃないが覚え切らない。こりゃ、使いながら覚えるしかないな。

さて、いよいよ下架。
エンジン始動。ボルボD4から、再びAD41に戻りました。懐かしいエンジン音です。

    
    【先ずは川の中を静かに進む。操船は角屋メカ。FBの視線は高くて気持ち良いですね。】

角屋メカと二人で、伊東へ回航します。
相模川の中は角屋メカに操船をお願いし、海に出たところから僕が操船しました。
今日は北東の風が強いが、平塚辺りは沖出しの風なのでベタ凪。

グッとスロットルを開けると、一定の加速でスピードを増す。
船体が重くなった分、UFのようにいきなりトップスピードという爆発的な加速は無い。その代わり、ソフトな乗り心地のまま巡航スピードに達する。これならキャビンに居ても快適だろう。
いきなり鳥山とナブラに遭遇。幸先良いです!

3600回転で24ノット。このあたりが巡航スピードかな。速からず遅からず、ストレスの無い僕の好きな艇速です。
全開で4100回転まで回る。トップスピードは28ノットぐらい。もう少し出るとここ一番の安心感が増すが、こればかりはどうにもならんでしょう。

    
    【スロットルを開けシートライアルの開始。UFとはまた違う世界が広がった。】

オートパイロットを使ってみる。
おおー 凄い凄い。
どんなときに使うと良いか、今後の研究課題です。居眠り運転には注意しないとね。

沖に出るに従い、追い波が徐々に大きくなる。チラチラと白波も立ち始めチョッピーな海面になってきた。
こうでなくっちゃ、船の性能は分かりません。(本来なら購入決める前にやる事か・・・)

全長が4フィート短くなった分、波を拾いやすくなったのが分かる。
逆に重くなってVが深くなった分、波当たりはソフトだ。

進路を変えて、波に向けて見た。
波を蹴散らして進むが、さすがに巡航のままではFB上はしんどいです。向かい波は20ノット以下にしましょう。

横波はあまり気にせずに走れそうだ。
きつめのフレアが効いているのか、全然スプレーを上げません。これは快適です。

フラップ操作で随分姿勢が変わります。これも研究課題ですね。

色々と試しながら走っていたが、その間、周囲はずーっと鳥が騒ぎ、青物が跳ね、イルカが躍動していた。
この船は魚っ気のある船のようです!

1時間の航海で、久々のサンライズマリーナに到着。

さて、これからが難題。
僕は2軸の操船はしたことありません。
どいうやって着岸すれば良いのよ? って角屋メカに聞くと、
舵は使わずスロットル操作だけ。これは慣れてもらうしかありません。 だって。。。

手は2本。レバーは4本。
手が2本足りません。全然思うように動かん!

    
    【無事上架しました。マリーナスタッフが船台を調整してくれます。】

クレーンで吊り上げたら、思いっきり舵が右に切れてた。これじゃスロットルワークでまともに動く訳無いよって皆に言われました。
マリーナに入る時点で舵は中央に戻しとかないとダメってことね。

スラスターが付いてるけど、着岸の際、そいつを繰り出す余裕すらありませんでした。
暫くは魚釣るどころじゃないですね。離着岸練習からです・・・(苦笑)

何とか無事に上架も出来、新生シーブレインは元の置き場に収まりました。
でも、船が変わると、あらゆる手順や段取りが変わります。

    
    【元の位置に落ち着いた新生シーブレイン。これからじっくりと馴染んでゆきましょう。】

新シーブレインはどんな船なのか、その全貌を僕はまだ知りません。
すべてがスムーズに流れ、自分の手足となるまではまだまだ時間が掛かります。
船とはそういう物でしょう。一つ一つを楽しんでゆきましょう。

Hamさんに船名のロゴをデザインしてもらいました。カッティングシートが出来上がったら、またグッと感じが変わると思います。
楽しみです!

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SeaBrain

2011年02月20日 00時58分17秒 | ボート
来週を目処に新生シーブレインが誕生する見込みです。
現在、角屋メカニックのところで最終仕上げ中。

僕にとって5台目のボートとなります。
今までは、船を乗り替えるたびに船名も変えていた。
単純に、船が変われば名前も替えるものだと思っていたし・・・

今回は「シーブレイン」の船名を引き継ぐことにしました。
後ろに「Ⅱ」とかも付けません。(頭に「第二」なんてのも無しですよ)

以下が、僕の船と船名の歴史です。
 ヤマハF12 「K2」 5馬力でシロギス・カサゴなど。行動範囲は1マイル以内でした。
 ヤマハSTR18CR 「ホワイトイーグル」 サロンクルーザーのハシクレ。会社の仲間達と海遊びばっか。
 ヤンマーマリンハンターFZ25 「たから丸」 徹底的な東京湾開拓釣行の日々。東京湾完全燃焼。
 ヤマハUF33 「シーブレイン」 ベースを伊東に変えて未知なるカジキへ。
 フェニックス29 「シーブレイン」 引き続き伊東からカジキへ。

「シーブレイン」という船名はUFと共にさよならかなーって思ったけど、次の船もカジキをメインに考えてるので名前は引き継ぐ事にしました。
僕の中にはカジキに対するエナジーがまだたっぷりあります。だから「シーブレイン」で行きましょう!


 【新旧シーブレイン揃い踏み。史上最強のUF33とPHENIX29。】


先代「シーブレイン」は実に面白かった。
ボルボD4コモンレールエンジンに乗せ換えたとたん、まったく別物に変身を遂げました。
その他、船体以外は殆ど全部(燃料タンク、電気系統、ドライブ、航海計器一式、その他諸々)を総取っ替えしたんだもん。
たぶん「UF史上最強」の船でしょう。湾内用の船でカジキに立ち向かうための情念の結晶ですね。
ここまでが、「シーブレイン 第一章」。

さて、主人公はUF33からフェニックス29に交代し「シーブレイン 第二章」が始まります。
どんなドラマが展開されるのでしょうね。

楽しみであります。

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服部名人

2011年02月14日 00時01分38秒 | 釣りに関するエトセトラ
    

服部名人を知らない釣り人は少ないでしょう。
服部善郎。間違いなく、日本の釣りを大きく動かしてきた人物です。
昨年、IGFA殿堂入りをされました。日本人では二人目の快挙。

僕が初めて釣りをしたのは幼稚園時代。山中湖でスピニングタックルを手にしたのが最初だと思う。もう、40年以上前のことです。
小学校に上がる頃には、すでに「釣り」の虜になっており、趣味はと聞かれれば「釣り」と答え、学級新聞に釣りコーナーを作り、ガリ版で執筆活動してたっけ。(笑)

当然の如く、金曜の晩は服部名人の出演するTV番組「イレブンフィッシング」を食い入るように見てた。
子供の僕には全く手の届かない、日本中の釣り、世界の釣りを次々と魅せてくれた。
サイパンの磯の夜釣りで、鮫やカッポレが剛竿を引き込む画とか、とにかく、出来合いの釣りじゃあなかった。
開拓、挑戦、未知のロマンがそこには溢れていた。
僕の釣り人生の序章に、強烈な影響を与えた番組でした。

服部名人が殿堂入りを果たしたと聞いたときは、厚かましくも、なんか僕もチョットばかり誇らしく思ったものだ。

先般、服部名人の釣りの歴史、道具の数々を記した「服部博物館」(日東書院)という本が出版されたと聞いた。
いずれ入手したいと思っていた矢先、僕の元にその本が送られてきた。
それも、服部名人の直筆サイン入り!

もう感動ものです!!!

なんかもう、ウワーーーー って感じで。。。

    

早速手にとって、中を拝見。
次々と出てくる写真に、アッ、これ持ってた! これ欲しかったんだ! こんなのあるんだ! ってもう、どのページも目が釘付けで。
(これ以上うまく表現できない、自分の文章力が歯痒いです・・・)

知らなかったのは、服部名人の原点が金沢八景であったこと。今では大きく様変わりしてしまった八景周辺だけど、昔の八景の空撮写真が載っていた。服部邸、野島橋、村本海事・・・
中学生になった頃の僕は、自転車で行ける範囲じゃあ飽き足らず、大人に混じって金沢八景通いしてた。村本海事の渡し船で野島防波堤に渡り、徹底的に黒鯛のヘチ釣りにのめり込んだ。乗船前に、この写真の野島橋のたもとでエサのカニを採ったりしたっけ。
僕は、知らぬうちに服部名人の庭先で遊んでいたわけですね。

服部名人の釣りは、10年先の釣りの世界を示してくれていた様に思う。
その後を、僕らは試行錯誤しつつも、結果的には辿っている感じかな。

イレブンフィッシングの系譜を引き継いだ番組が「ザ・フィッシング」。
日本の釣りの歴史を刻みながら、いつまでも続けて欲しいものです。

実は、本の写真はすべて見ましたが、まえがき以外の本文は、まだ一切読んでいません。
新しい船が来たら、そのキャビンの中でじっくりと読みたいと思ったんです。
船を替えると、自分の釣りの世界も大なり小なり変わります。
この本には、新しい道標が書かれているような気がしてます。

送って頂き、大変有難うございました。

月末には、新生「シーブレイン」が誕生するはずです。
楽しみです!
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リスト強化

2011年02月06日 23時12分46秒 | 釣りに関するエトセトラ
2月6日(日)

本日も暖かかったですねぇ・・・

昼から少し仕事で外出し、夕方から近所のスポーツジムへ。

日曜の夕方は意外と空いているんです。昼間だとランニングマシンなんかは順番待ちだもんな。
今日は、ランニングマシンのスピードを7.5Km/hと11Km/hを交互に繰り返すインターバルトレーニングをやってみた。結構効きます。

最後は、上り勾配3%であえいでみた。心臓バクバクです。
ランニングマシンでこんな事やっている人、あまり見ませんが・・・

釣りで使う筋肉っていうと、背筋とか大胸筋など色々思い浮かぶけど、僕は前腕も結構意識してます。つまりリストです。
いくら握力があっても、リストが弱いと直ぐにノサレてしまい、魚に主導権が移ってしまう。どんなに高性能なロッドを使っていても、ノサレてしまえばただの棒。ロッドは曲げてナンボです。逆に言えば、曲がったときに良い仕事をするのが、良いロッド。

リーリングも、リストが弱いと見ていて悲惨です・・・

地味だけど、リストカール、パームダウンリストカールが効きます。
小さな筋肉の集合体なので、2、3kgの軽いダンベルから始めるのがお勧め。
いきなり5kgとかでやって、手首の関節痛めないよう要注意っす。

釣りに行けない時は、こんな事やって遊んでます。



「岬 応援隊!!」ブログはこちら
http://ameblo.jp/m-flower-misaki-m/

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な~んも無い週末

2011年02月05日 21時27分39秒 | 釣りに関するエトセトラ
2月5日(土)

ラストランから1週間。
すでにシーブレインは某所へ回航され、その姿はもうマリーナに無いそうです。

今週末の僕には、何の予定もありません。
ツマラナイデス・・・

昨年の今頃は、モルディブ遠征に行ってたな。
ショアからのGTに感動してました。

さらには、来るべきカジキのシーズンに向けて「今シーズンはスピニング&PEを自主解禁します」って、ブログで決意表明したっけ。
上手いこと行って、昨年の目標は120%達成できました。


さて、今年のカジキ釣りのテーマを考えたくっても、船が無けりゃ目標設定も何もありません。
現在、次の船としてフェニックスを準備中ですが、何しろどんな船なのか、どんな釣り方が可能なのか分かりません。
オーソドックスなトローリングは充分可能でしょうが、それにしたって、船の耐航性、操作性、フィッシャビリティーは未知数です。

少なくとも、耐航性の確認と、機関や装置類の信頼性が整わない限り、カジキの居るフィールドには出て行けません。
カジキとの係わり方を考えるのは、その後の話かな。

ボートを乗り換えると釣れなくなるって話、よく耳にします。
プロの船頭さんも、船を変えた後は暫くやりにくいって言ってました。
たぶん、船の方にも神経を使わねばならず、魚に集中できないのでしょう。
分かる気がします。

さーて、今夜、明日と何して過ごそうかな・・・?



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シーブレイン ラストラン

2011年02月01日 01時58分46秒 | ボート
1月29日(土)

7年間乗ったシーブレインとも、今週末でお別れです。
残っている船内の荷物を出して終了のつもりだったが、土曜日は凪だったので一人でラストランをすることにした。
なにしろバタバタと決まった売却話。 これでおしまい! という区切りの無いままお別れとなるのに少々心残りもあった。

単なるさよならクルージングでは寂しい。やはりシーブレインとは、最後まで”釣り”の形を取りたいものだ。
タックルはすべて降ろしてしまっていたので、改めてロッドとルアーを数個だけ持ち込み、近場のブリのナブラでも追っかけてみようかと。

    
    【最後の出港風景。スタッフが撮ってくれました。】

下架する。これで最後だというのに、いつもの通りまったく愚図る事なくエンジンは始動し、すべての機器が正常に作動する。
まったくもって、いい船だなぁ。

僕は、今までに味わった事のない、少しばかり固い気持ちで船のクラッチを繋いだ。
マリーナのスタッフが最後の出港風景を写真に撮ってくれた。心遣いに感謝です。有難うございます。


川奈方面、初島周りと走り回るが、鳥は飛ばず、ナブラは浮かず、魚探は青く写るのみ。数艘のルアー船が途方に暮れて方々に漂っている。
ブリもマグロも、今日はただの一度も姿を現しません。

    
    【見慣れた運転席。】

そんな状況すら、今日は苦にならない。むしろ有り難いぐらいだ。
僕は魚を探すよそおいで、あっちへフラフラ、こっちへフラフラ。
スローで走ったり、漂ったり。全開で飛ばしたり、2800回転24ノットの一番快適なスピードで一直線に走ってみたり。
シーブレインとの呼応を楽しんだ。

    
    【今日も元気。シーブレインと共に自由自在に描ける航跡の気持ちよさ。】

14時30分。
充分に走った。出港の時の固い気持ちは消え去っていた。もしかして僕は少し微笑んでいたかもしれない。

ラストランは成就した。
円は閉じた。

(↑ 開高さん、名文句使わせてもらいました。)


まだ日の高いうちにマリーナに帰港し、桟橋に船体を舫う。
シーブレインよ、お疲れ様でした!

この夜、僕は一人でいつもの如くキャビンに籠もり、「やはり最後の夜はこれだな」と持ち込んだ開高健の本を読み耽る。
夜半から西の風が強まってきて、ヨットのハリヤードがカンカンと鳴り、舫い綱がギシギシと軋む。
明日は時化だ。夜更かしするにはもってこいの夜になった。



1月30日(日)

    
    【最後の日の朝を迎えました。相変わらずシャキッとしてます。】

翌朝、早々に上架した。
港内にはガスティーな横風が強く吹きつけ、クレーンの下に上手く滑り込ませる操船が難しそうだ。
マリーナスタッフが見守る中、最高の出来でピタリと収まった。

最後まで、まったくもっていい奴だな。

    
    【クレーンに船体を収め僕は下船した。スタッフの手に預ける。お疲れ様でした。】

船内に残るすべての荷物を掻き出し、本当のがらんどうになった。
デッキやキャビン内を丁寧に拭き掃除する。何処もかしこも思い出が深い。
最後に、すべてのマニュアル類を、次のオーナーさんのために一まとめに揃えてシートの上に置いた。

    
    
    【上:カジキが書いた落書き。 下:僕が書いた落書き。(正しくは8本でした)】

    
    【がらんどうになりました。作業はすべて終了。】

これですべての作業は終わりました。

寂しくないと言えば嘘になるけど、この船で僕がやりたい事は存分にやり尽くしました。
よく応えてくれた船です。

    
    【長い間アリガト! 本当に楽しかったよ!!!】

素晴らしい思い出をいっぱい戴きました。ありがとう!
これからも元気でね!

どこかで、また会えるといいね!!!

   
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